『DASH村』三瓶さん死去の余波
2014年07月06日 11時00分
日本テレビの『ザ!鉄腕!DASH!!』の村づくり企画「DASH村」で、長年TOKIOに農業指導を行い“農業の達人”として親しまれていた三瓶明雄さんが6月6日、福島県伊達市の病院で死去した。享年84。死因は急性骨髄性白血病だったが、これがさまざまな憶測を呼んでいる。
三瓶さんは、最近体調が思わしくなく、入退院を繰り返していたという。
「三瓶さんは、いうなればDASH村の生みの親。それまでのTOKIOはただのアイドルグループでしたが、その指導で“何でもこなすアイドル”へ脱皮するきっかけができ、同時にファン層も広がった。TOKIOにとっても特別な存在でした。ところが、東日本大震災、そしてあの忌まわしい原発事故が起こってしまった」(番組関係者)
福島県の浪江町に住んでいた三瓶さんは、水素爆発を起こした福島第一原発から吐き出された放射能を浴びた。白血病は原発事故とは関係がないとする向きもあるが、因果関係を指摘する専門家もいるのだ。
山梨医科大名誉教授の田村康二氏が言う。
「後天的な白血病は、放射能や化学物質などによって遺伝子情報が狂わされることで起こることが少なくないが、詳しいことは判明していない。三瓶さんの場合、3年前に浴びた放射能との関連性は確かに考えられる。しかし、低線量被曝が引き起こす疾患についても、はっきりしたことはわかっていないのです。福島で大いなる人体実験が行われているといわれる所以です」
田村氏が心配するのは子供たちの健康被害だ。
「低線量被曝した子供たちがどのような疾患を発症するか。それは隠すことなく発表してほしいですね」
三瓶さんが亡くなったのは、折しも小学館の『週刊ビッグコミックスピリッツ』に掲載された漫画『美味しんぼ』での“鼻血描写”が問題となった直後。いずれにしても、真実を明らかにするための調査、発表が求められる。
参照元 : 週刊実話
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