予定外のポンプが稼働、高濃度汚染水203トンを誤送

2014年4月14日11:56
 
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福島第一原発で使う予定のないポンプ4台が稼働し、高濃度の汚染水およそ203トンが、予定とは違う建屋に誤って送られていたことがわかりました。

原子炉建屋から発生する汚染水は、4号機近くの集中廃棄物処理施設のいくつかの建屋に貯蔵されます。今月10日ごろから汚染水が移送されるため、水位が下がるはずの建屋の水位が逆に上がるなどの異常が判明。調べたところ、使う予定がないポンプ4台が稼働し、通常は汚染水を貯蔵しない「焼却工作建屋」と呼ばれる建物に汚染水およそ203トンが移送され、床全面に広がっているのが確認されました。

汚染水には、1リットルあたり3700万ベクレルの高濃度の放射性セシウムが含まれるとみられていますが、東京電力は、焼却工作建屋から外への漏えいはないと見ています。

参照元 : TBSニュース