「奈良のピラミッド」公開 土製の頭塔、観光客に人気

2015.9.21 17:13
 
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奈良時代に造られ、階段状の構造から「奈良のピラミッド」とも呼ばれる国指定史跡の土製の塔「頭塔」(奈良市高畑町)が、常時公開されるようになり、観光客の人気を集めている。

頭塔は一辺32メートルの基壇上に、表面が石で覆われた土の壇が7段盛られ、高さ10メートル。エジプトや中南米にある古代のピラミッドにも似た姿で、東大寺南大門から南に約1キロの住宅地にそびえ立つ。

県教育委員会によると、古文書から767年に東大寺の僧が築いたとされる。北側の半分は発掘調査などを経て復元された一方、南側は整備などの手が入らず残っている。大寺院の五重塔などと同様に仏塔だったとみられるが、当時権勢を振るった僧玄●(=日へんに方)の首塚との伝説が広まり、名前の由来ともされている。

これまでは春と秋の特別公開以外、見学に事前予約が必要だったが、8月からは隣接するホテルウェルネス飛鳥路の受付で協力金300円を払えば、気軽に立ち寄れるようになった。

横浜市から見学に来た女性会社員(40)は「何度も奈良には来ていたが、予約の都合がつかずに見学できなかった。実物を見ても、日本の建物ではないようで不思議。なぜこんな塔を建てたのだろう」と見入っていた。

見学は午前9時〜午後5時。

参照元 : 産経新聞


積まれた石全ての石同士の間にはアリの通る隙間すらないのがピラミッド。

しかも1個1個の石はどれ1つとっても同じ形の物はないという。



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