TPP閣僚会合きょう最終日、大筋合意は絶望的な情勢

2014年2月25日00:09
 
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シンガポールでのTPP閣僚会合は昨夜の日米両大臣の再会談でも農産品の関税をめぐる対立が解けないなど課題は山積みです。きょうで最終日を迎えますが、目指す大筋合意は絶望的な情勢です。

昨夜、甘利TPP担当大臣とアメリカのフロマン通商代表は全体会合に続いて、急遽、再会談を行いましたが焦点である日本の「重要5項目」の関税をめぐる歩み寄りはみられませんでした。関係者によると再会談の目的の1つは3日前の会談で冷え込んだ関係の修復を狙ったもので、それほど日米の溝が深い状況です。

「隔たりは残っているが、協議は続ける」(アメリカ フロマン通商代表)

「日米間の主張には依然、隔たりが残っている」(甘利明 TPP担当相)

TPP閣僚会合はきょう最終日を迎えますが、日米の隔たり以外にも未決着の分野も多いことから、大筋合意は絶望的な情勢で、交渉自体が宙に浮く可能性も出てきました。

参照元 : TBSニュース

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