局地的に猛烈な雨 北海道などは災害のおそれ

2014年9月11日 4時50分

上空の寒気の影響で、北日本から西日本にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になり、各地で局地的に猛烈な雨が降っています。また、北海道などではこれまでの雨で川の氾濫や土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があり、厳重な警戒が必要です。

気象庁によりますと、日本の上空にこの時期としては強い寒気が流れ込んでいて、北日本から西日本にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達しています。 気象庁のレーダー解析で、北海道千歳市支笏湖付近では午前4時までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。

災害の危険が迫っていることから、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表して、安全を確保するよう呼びかけています。また、午前3時すぎまでの1時間には▽石巻市で91ミリの猛烈な雨が降ったほか、午前2時40分までの1時間には千葉県が南房総市に設置した雨量計で90ミリの猛烈な雨を観測しました。

午前4時までの1時間には国土交通省が札幌市南区真駒内泉町に設置した雨量計で、53ミリの非常に激しい雨を観測しました。また、午前0時までの1時間には国土交通省が大阪・池田市に設置した雨量計で115ミリ、10日午後11時40分までの1時間には池田市に隣接する兵庫県伊丹市に兵庫県が設置した雨量計で105ミリの猛烈な雨をそれぞれ観測しました。

これまでの雨で、北海道と宮城県では土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして、土砂災害警戒情報が出されている地域があります。 また、北海道では川が増水して氾濫する危険性が高くなっている地域があります。

11日も北日本から西日本にかけての広い範囲で大気の不安定な状態が続き、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあり、このあとしばらくは局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。

気象庁は土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに、落雷や、竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。

参照元 : NHKニュース


大阪・兵庫などで局地的に猛烈な雨 警戒を

2014年9月11日 2時58分

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上空の寒気の影響で広い範囲で大気の状態が不安定になり、大阪府と兵庫県では局地的に1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降っています。土砂災害や低い土地の浸水、急な川の増水に厳重な警戒が必要です。

気象庁によりますと、日本の上空には、この時期としては強い寒気が流れ込んでいて、北日本から西日本にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達しています。午前2時半までの1時間には千葉県が南房総市に設置した雨量計で81ミリの猛烈な雨を観測しました。

▽午前2時半までの1時間には宮城県石巻市で55.5ミリの非常に激しい雨が降ったほか、▽午前2時までの1時間には北海道が札幌市南区石山に設置した雨量計で53ミリの非常に激しい雨を観測しました。 また、午前0時までの1時間には▽国土交通省が大阪・池田市に設置した雨量計で115ミリの猛烈な雨を観測しました。

また、池田市に隣接する兵庫県伊丹市に県が設置した雨量計では、10日夜11時40分までの1時間に105ミリの猛烈な雨を観測しました。 気象庁のレーダーによる解析では、午前0時までの1時間に大阪・池田市付近でおよそ120ミリの猛烈な雨が降ったと見られ、災害の危険が迫っていることから、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表して安全を確保するよう呼びかけています。

さらに午前1時半までの1時間には、▽千葉県が富津市に設置した雨量計で72ミリの非常に激しい雨を観測したほか、午前1時40分までの1時間には北海道が札幌市南区石山に設置した雨量計で41ミリの激しい雨を観測しました。 これまでの雨で北海道では土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があるほか、川が増水して氾濫する危険性が高くなっている地域があります。

11日も北日本から西日本にかけての広い範囲で大気の不安定な状態が続き、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあり、近畿地方ではこのあとしばらく、局地的に1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。

気象庁は土砂災害や、低い土地や建物の地下への浸水、急な川の増水に厳重に警戒するとともに、落雷や、竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。

参照元 : NHKニュース


北海道空知地方に大雨の特別警報

2014年9月11日 8時03分

気象庁はさきほど午前7時49分、新たに北海道の空知地方に大雨の特別警報を発表しました。 北海道の石狩地方と空知地方では、これまでに降った大雨で甚大な災害の危険が迫っています。 土砂災害や浸水、川の氾濫に最大級の警戒が必要です。 気象庁は、自治体からの避難の情報や周囲の状況を確認し、安全を確保するよう呼びかけています。

参照元 : NHKニュース


北海道胆振地方に大雨の特別警報

2014年9月11日 8時18分

気象庁は午前8時15分、新たに北海道の胆振地方に大雨の特別警報を発表しました。 北海道の胆振地方では、これまでに降った大雨で甚大な災害の危険が迫っています。また石狩地方と空知地方にもすでに大雨の特別警報が発表されています。

土砂災害や浸水、川の氾濫に最大級の警戒が必要です。 気象庁は、自治体からの避難の情報や周囲の状況を確認し、安全を確保するよう呼びかけています。

参照元 : NHKニュース


札幌市南区 2万1000世帯に避難勧告

2014年9月11日 3時32分

札幌市は土砂災害の危険が高まっているとして、札幌市南区の芸術の森と、石山、藤野、それに簾舞の合わせて4つの地域の2万1000世帯4万5000人を対象に避難勧告を出しました。

参照元 : NHKニュース


札幌市 新たに9万人に避難勧告

2014年9月11日 4時50分

札幌市は土砂災害の危険が高まっているとして、新たに札幌市厚別区と清田区の一部の4万4000世帯、9万人を対象に避難勧告を出しました。

参照元 : NHKニュース


北海道・岩見沢 全域に避難勧告

2014年9月11日 8時50分

北海道岩見沢市は午前8時10分、土砂災害と浸水のおそれがあるとして、市内全域のおよそ4万2000世帯、8万6000人に避難勧告を出しました。

参照元 : NHKニュース




レーザー光線で天気を自在に操る!? 最新科学技術に世界が驚愕

2013/09/12

空にレーザー光を放つことで、降雨を操作する技術を科学者達が論じる会議が、この9月に開かれる。レーザー光を照射することで海上や、原野で雨を降らせ、それによって当日雨を降らせたくないイベント会場などに雨が降ることを防ぐという。

ゲリラ豪雨による被害が列島各地で相次いだこの夏、同じ場所に極端に集中する降雨を他の場所にも回せたら、と歯噛みした人も多いことだろう。

YouTubeチャンネルSourceFedでのニュース紹介


自然の降雨が集中すれば水害になるし、あまりにも降らなければ干ばつになる。相手が天気だけに人間の手でどうこうできるものではないが、少しでも降雨の不公平さを人間の手で緩和できないかという研究は、古くからなされてきた。

アメリカでは1940年代から研究が始まった。雲に含まれる水分が雨となって地上に降るのは、塩や塵などの微小な粒子が水分を引き寄せて水滴にするからだ。そこで、ヨウ化銀やドライアイスを雲に放つことで水滴を発生させ、雨を降らせようというのだ。

この技術はcloud seedingと呼ばれ、以来各国で研究が進められてきた。2008年の北京オリンピック開会式では、ヨウ化銀を含んだ小型ロケット多数を市内各所から発射することで会場上空に雨雲が到達する前に人工降雨を発生させ、降雨の回避に成功している。

そして今回の議題となるのは、レーザー光を用いる技術だ。研究によれば、氷でできた典型的な巻雲にレーザー光を放ったところ、驚くほど著しく氷が発達したという。それによって氷の粒子数密度が飛躍的に増大して雲がみるみるぶ厚くなり、雨が降ることが期待できるのだという。

それを利用して海上や、原野などに雨を降らせることで、重要なイベントの開催地が雨に見舞われることを間接的に防ぐことができるというのだ。

このニュースへのコメントには(下には挙げていないが)、降雨を操作すればどこかでひどい悪影響が出るのでは、というものが多かった。気象は長らく人間にはどうすることもできなかったものであるだけに、生殖医療と同じように、いつか天罰が下るのでは、という畏れの気持ちが働くのかもしれない。

雨は農家にとっては歓迎すべきものという意見も多かったが、雨も降りすぎれば災いになるので、降雨量を人為的に調整できれば農家にも恩恵は多いはずだ。

マレーシアやシンガポールからは森林火災による煙霧についてのコメントが目立ったが、これはスマトラ島の森林火災によって周辺に煙霧が広がったことを受けてのこと。昼間でも車のヘッドライトが必要になるほどの現象も報告されているが、それを解消するためにインドネシアがcloud seedingを用いると報じられたためだ。

日本人からは、人工降雨による放射線濃度の上昇への懸念がコメントされており、放射能を気にする人が多いお国柄を感じさせる。

そしてイギリス人のコメントは、例によって皮肉がぴりりと効いており、さすがと感じさせた。

ゲリラ豪雨といえば、この夏には隅田川花火大会や諏訪湖花火大会など、大きなイベントが突然の雨で中止になる例が相次いだ。

いっぽうで梅雨明けが早かったこともあり、水源地からは貯水量の低下が報告されている。cloud seedingの技術で水源地付近に雨を降らせ、ゲリラ豪雨を招く雲の発達を防ぐことができれば便利だとは思うが、今後この技術がどう発達するかを注視したいものだ。
 
「どうして風を使わない? 風や波も利用できると思うんだけど」(不明)

「シカゴやニューヨークには農家がいないからこんなこと言うんだろうね」(不明)
 
「森林火災による煙霧がマレーシアに広がり、インドネシア政府はcloud seedingの準備を進めているようです」(米・ニューヨーク州)
 
「ここシャー・アラムじゃすごい雨が降ってるよ。cloud seedingのせいじゃないことを祈るね」(マレーシア)
「Cloud seedingについてだけど、シンガポールは煙霧ですね」(シンガポール)
 
「人工降雨のせいで放射能の濃度が上がって、子供達に悪影響が及ぶんじゃないかな」(日本)
 
「cloud seedingの記録が見たいんだけど、どこへ行けば見られるんだい、頼むよ、アンクルサム」(米・ミネソタ州)
 
「あの雲が飛行機雲だってまだ信じてるの?」(イギリス)
 
「中国の杭州で、cloud seedingによって熱波を解消しようと、ロケットが空に放たれたみたいだな」(米・ニューヨーク州)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:待兼 音二郎)

参照元 :
キーマンズネット