シシャモ:汚物、殺鼠剤混入か ベトナム産冷凍品を回収

2014年07月24日 01時12分

001

山口県生活衛生課は23日、山口県長門市の輸入業者「伊村産業」がベトナムから輸入した冷凍シシャモに、汚物のようなものや殺鼠(さっそ)剤と疑われるものが混入していたと発表した。

商品名「子持ちからふとししゃも」で、伊村産業は同一ロット品の自主回収を始めた。山口県は伊村産業に対し、同一ロット品の販売中止と消費者へ周知、異物混入の原因究明を指導するとともに、消費者にこの製品を食べないよう呼び掛けている。

山口県生活衛生課によると、今年5月29日などに輸入された。冷凍シシャモはビニール袋に入れられたうえで段ボール箱に詰められていた。伊村産業から山口県に入った連絡によると、山口県外の複数の小売店で箱を開けた際、汚物のようなものがビニール袋の中に入っていたほか、袋入りの殺鼠剤とみられるものもビニール袋の中にあったという。原産国はベトナム。輸入量や出荷先は調査中という。

山口県によると、混入が疑われる殺鼠剤の成分として考えられる「塩化ダイファシノン」は血液を固まりにくくする作用があり、摂取量によっては、頭痛や吐き気、腹痛などを起こす場合があり、重篤化する場合には生命に影響する危険性があるという。

厚生労働省は全国の検疫所に「子持ちからふとししゃも」を製造したベトナムの「RICH BEAUTY FOOD」社の製品を貨物保留とするよう指示。RICH社の商品輸入者に対し、異物混入がないかどうか全箱確認するよう求めた。【中山裕司、柴山雄太】

参照元 : 毎日新聞


輸入シシャモに殺そ剤か=山口県の業者が自主回収

2014年7月24日(木)1時6分配信

山口県と厚生労働省は24日、同県内の業者がベトナムから輸入した冷凍シシャモに、殺そ剤と人のふん便とみられる異物が混入していたと発表した。保健所が販売中止を指導し、業者が自主回収している。健康被害の報告はないという。

厚労省によると、問題の商品は「子持ちからふとししゃも」で、輸入業者は伊村産業、販売業者はセンショク(いずれも山口県長門市)。

輸入代行業者が22日、冷凍シシャモを購入した小売業者2社から、異物が混入していると連絡があったことを自治体に報告。山口県が23日、伊村産業に立ち入り調査して確認した。異物はそれぞれ、殺そ剤とふん便とみられる。

問題の殺そ剤には血を固まりにくくする成分が含まれ、多く摂取すると、血を吐いたり頭痛や吐き気が表れたりする。重症化すると生命の危険もある。
 
参照元 : 時事通信

【関連記事】
【期限切れ肉問題】ファミマ中山社長「信頼できる中国の会社を探し輸入は続ける」発言が炎上!ネットの声「反省するなら中国辞めろや!あほか!」

ブラジル産の激安肉は自国ブラジル人も絶対食べない代物

【期限切れ鶏肉問題】上海の食品加工会社「上海福喜食品」の幹部や品質管理の責任者ら5人逮捕