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【米国】マリフアナ解禁から半年 コロラド州では現在、スターバックスの数よりはるかに多い530以上の販売店に若者らが殺到

娯楽用マリフアナ解禁から半年 波紋広がる米コロラド州 吸引違法運転や州外への流出相次ぐ

2014.7.27 18:00
 
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米西部コロラド州で今年1月、娯楽用マリフアナ(大麻)の使用が解禁されてから半年がたった。若者らが群がるマリフアナ販売店は活況に沸き、州政府の“金庫”には多額の税収が転がり込んでいる。一方でマリフアナを吸引しながらの違法運転が頻発。マリフアナの使用を禁止する近隣州への流出も相次ぎ、波紋が広がっている。(デンバー 黒沢潤、写真も)

「あなたも、マリフアナ入りのチョコレートを買ったらどう?」

若者に人気のカフェやレストランが集まるデンバー中心部のワジー通り。店内に熱帯植物などを置き、“癒やしの空間”を演出するマリフアナ販売店の店長、ブライアン・ザッカーさん(30)は記者(黒沢)に購入を強く勧めた。

販売店の商品棚には、マリフアナ入りのキャンディや炭酸ジュースのほか、「アフガニ」と呼ばれる品種の乾燥大麻6種類が所狭しと並ぶ。

「アフガニ」の販売価格は1グラム20ドル(約2千円)と高価だ。「アフガニスタンが起源の商品で、質がいい」。ザッカーさんはこう強調したが、アフガンで国際治安支援部隊(ISAF)が大麻栽培の摘発に苦労してきたことが思い出され、複雑な心境になった。

コロラド州では現在、「スターバックスの数よりはるかに多い」(デンバー市民)530以上の販売店に若者らが殺到している。もともと医療用大麻販売店だったザッカーさんの店では、昨年比で約12倍の1日約500人が押し寄せている。これに伴い、店員を4倍の16人に増やした。

解禁に伴い、業界から州政府に転がり込んでくる税収は毎月200万ドル(約2億円)〜350万ドルに上り、なお増加傾向にある。

観光業にも変化が起きている。コロラド州はスキー客や自然愛好家に人気だが、デンバー国際空港のインフォメーション係、ジョン・トミルソンさんは、マリフアナ吸引も同時に楽しむ“マリフアナ・ツーリスト”が「確実に増えている」と苦虫をかみ潰したような表情で教えてくれた。

コロラド州でマリフアナは今や、「紛れもなく、カネになる作物」(販売店関係者)なのだ。

一方、解禁に伴う問題も相次いで表面化している。マリフアナを吸引中またはマリフアナの成分が体内に残った状態で車を運転するのは違法だが、こうした違法運転の検挙者数が5月末までに289人に上った。

このため、解禁による税収の大半を教育関係費に投じようと考えていた州政府は、「一部を取り締まりの経費に割かなければならない」(州政府職員)事態となっている。

州外への流出も問題化している。コロラド州と隣接するネブラスカ州デュエル郡内では、警官に停止させられたコロラド州発の車7台のうち1台から、マリフアナが押収されている。

コロラド州からの車を検問するため、同州につながる12の道路のうち8道路に保安官を1人ずつ配置しているワイオミング州シャイアンでも、残り4道路への要員配置が急務という。個人が持ち出すだけでなく、密売など組織的な犯罪が本格化することへの懸念は強い。

米国で「麻薬との闘い(DRUG WAR)」とは、メキシコ国境からの麻薬流入阻止を指すことが多い。だがコロラド州と隣接する各州にとって、危機は州境まで近づいた。

解禁を認めることになった2012年秋の住民投票では、「合法化でマリフアナ売買が地下に潜るのを阻止する」との理由から大学教授100人以上が賛成票を投じたといわれる。しかし、「コロラド州で“闇市場”ができるのを阻止することを狙って解禁したのに、今後は近隣州に闇市場を作りかねない」(デンバー市民)という皮肉な状況となっている。

参照元 : 産経新聞





【マリファナ合衆国】アメリカ大麻合法化が日本に与える影響とは?米国大麻業界の最新事情

アメリカの大麻合法化の動きは日本にどのような影響を与えるのか?

2014-06-15 09:36

『マリファナ合衆国』著者Love S. Doveさんに聞くアメリカ大麻業界の最新事情

『マリファナ合衆国』より、著者のLove S. Doveさんが2014年1月1日より合法的な大麻の販売が解禁となったデンバーで購入した大麻と、元旦の日付が入ったレシート

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2014年より合法的な大麻販売が始まったコロラド州でのレポートをはじめ、マスコミの報道からはなかなか伝わってこないアメリカでの大麻合法化の背景を追った『マリファナ合衆国:アメリカの合法化政策を通して学ぶ、大麻との上手なつきあいかた』が電子書籍で刊行された。著者であるデンバー在住のLove S. Doveさんは本書でアメリカの大麻合法化により拡大する、ビジネス面を中心にした社会の変化を紹介。さらに「ビギナーのためのカンナビス・コンシューマー・ガイド」として、合法的な大麻製品の選び方や使い方が掲載されており、コロラド州を訪れ大麻ショップで買い物をしてみたい人にとってのガイドとして読むこともできる。サイト・エンセオーグの主宰で、雑誌「SPECTATOR」などで執筆活動も行なうLove S. Doveさんに、アメリカの大麻をとりまく現状や日本への影響についてスカイプで話を聞いた。

大麻ビジネスが活性化した激動の5年間を追う

── 今回の『マリファナ合衆国』は完全自費出版だそうですね。
校正だけは「SPECTATOR」の編集長の青野利光さんが見てくださいましたが、それ以外の作業はすべて自分で行いました。表紙のデザインも自分でやっています。やってみて、やはり本を作るのは大変だと思いましたね。売るのはさらに大変です。

── この本の構想はいつごろ生まれたのですか?
この本にも書いてあるんですけれど、今年の1月からコロラド州で合法的な大麻の販売が始まって、それを私は1月1日に雪のなか並んで買ったんです。そのときに、まずアメリカの大麻にまつわる観光ガイドを作れないかと思ったんです。その構想を考えているうちに、観光ガイドだけではなくて、日本の大手のメディアが書かない大麻についての情報をリサーチして含めようと思いました。コロラド州で1月から販売が始まったことで新聞などでも報道が増えましたが、とはいってもまだアメリカと日本では差があるので、そうした内容を電子書籍で出すことを決めました。

書籍は原稿を書き上げてから、読者の手元に届くまでに何ヶ月もかかりますから、情報が古くなってしまう。マリファナの情報は早いので電子書籍のほうがいいと思いました。校正が終わってから表紙デザインやレイアウトに2、3週間。Amazonにアップロードすれば翌日には販売されます。新書の1/3くらいのボリュームですが、そのボリュームで早く出せるのが電子書籍のいいところですね。

── 冒頭にショップで大麻を購入する様子が克明に描かれていますが、そこが出発点だったんですね。執筆にはどれくらいかかったのですか?
3ヵ月くらいです。プランを作って、4月の上旬に出したいと思っていたので、3月に執筆を終えて校正をしてもらって、原稿をAmazonにアップロードするにあたってまた手間取って(笑)、時間がかかってしまったんですけれど。予定通りに出すことができました。

特に最近になって、大麻所持の逮捕者数が白人と黒人で大きな差があるということがクローズアップされています。そしてオバマ大統領も大統領選出馬時のインタビューなどで、昔、大麻を吸っていたということを発言しました。もしその当時逮捕されていたら大統領になれませんでしたから、大麻を使用しても逮捕される人とされない人がいることをオバマ自身も問題視しています。

『マリファナ合衆国』より、コロラドの医療用大麻薬局ロッキー・マウンテン・ハイの入口

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── この本は、Love S. Doveさんの体験レポートに加え、グリーンラッシュに代表される経済的な影響、そして大麻を巡る歴史やシステムの面など、様々な角度からアプローチしています。これまでの大麻に関連する書籍はサブカルチャーの角度や違法性についての視点からのものが多かったと思いますが、本書は大麻の利用の拡大については経済的な効果が無視できないという点を強調しているのが大きな違いですね。
 
いくつかのキーワードから肉付けしていきましたが、とりわけ最近出てきたビジネス面について書きたかったという思いがあります。例えば、今までも大麻について日本では昔からおじいちゃんが縄を編むのに使っていたり、大麻の良いところを伝えようとする活動はありましたが、昔から日本の精神的な世界と関連していた、というアプローチだけだと、一部の人にしか伝わらないと思ったんです。でもビジネスという面であれば、より多くの人が関わらざるを得ないので、もっと幅広い人に関心を持ってもらえるんじゃないかと思いました。

── 2009年ぐらいから2014年まで、この5年間のアメリカでの大麻をめぐる動きはどんなものでしたか?現地でも大麻が解禁になることによる税収の面や、関連企業が活気を呈するようになるという状況を如実に感じましたか?
そそうですね、加えて最近では医療面での効果が認められてきているという動きがあります。サンジェイ・グプタという、CNNの記者で医師でもある人なのですが、難病の子供が大麻オイルによって劇的に回復する様子をレポートして反響を呼びました。その後、保守的な南部の州などでも医療用大麻が部分的に合法化されました。2009年に、私はニューヨークにいたのですが、その頃はリーマン・ショックによる不況で失業者が多く大変な時でした。その時に大麻ビジネスが活性化してきて、そこで私もアンテナを張っていました。2008年にブログを始めて、大麻関係のニュースを追いかけるようになっていましたが、そのときには実際に大麻の動きをここまで取材しようという目的があったわけではないんですが、カリフォルニアが面白そうだなと思い行ってみることにしました。自然な流れで、アメリカでの大麻の現状をレポートするのに正しい時に正しい場所にいたという感じです。カリフォルニアでは、大麻の畑に行って収穫のお手伝いをしたりしたんです。実際に大麻業界に関わっている人たちのそばにいて話を聞くことができたので、こういう動きがあることを伝えたいと思いました。

2009年当時は、医療大麻が合法の州がいくつかありましたが、連邦法では違法なので、医療大麻の薬局が摘発されることが何度かあり問題になっていたんですけれど、2009年にオバマ政府が医療大麻関連の施設への強制捜査を行わないということを宣言して、それから急にいろんなところでビジネスがはじまりました。

その後、2010年にカリフォルニアで合法化の選挙があって、これは否決されましたが、それにより、世論がマリファナを合法化するかしないかを考えるのではなくて、どういう形で合法化させるかを考えるようになって、その後コロラドで2012年に合法化されたんです。

大麻や関連製品は広告に制限があるので、町を歩いていてもそれほど活気は感じないかもしれません。去年はカンナビスカップ、今年は420ラリーという大麻のイベントに行ったのですが、そこでは大麻ショップやメーカーが派手なプロモーションをしていてすごかったです。手作りパイプなどを売っている小商いのブースは隅の方へ追いやられていました。これもここ数年における変化です。

世界的な大麻の非犯罪化への動き

── Love S. Doveさんが大麻に興味を持つきっかけについて教えていただけますか。
1990年代なかばの高校生の頃、同級生はSMAPやB'zを聴いていたのですが、私は洋楽が好きで、ある日音楽雑誌を読んでいたらアメリカのヒップホップ・グループ、サイプレス・ヒルがインタビューで「マリファナが好きでいつも吸っている」と語っているのを読んで、当時はマリファナのことを何も知らなかったので「えっこんなこと雑誌に書いちゃっていいの!?」とすごいびっくりしたんです。そこから興味を持つようになり、いろいろな本を読み始めました。高校の図書館にアンドルー・ワイルの『チョコレートからヘロインまで―ドラッグカルチャーのすべて』(1986年刊行)が置いてあって、この本は古い本ですけれど、すごく勉強になりました。実際に大麻に出会ったのはそこから何年か先で、新しくできた友達が大麻好きで、家に遊びに行ったときに吸わせてもらって、いろいろと指導してもらいました。

── どんなときに吸いますか?
最近は、夕方、夜にひとりで吸うことが多いです。椅子に座ってリラックスして、効いてくるのを観察しているというか。頭のなかにいろんなノイズが、雑念があるんです。人とおしゃべりしているときじゃなくても、ひとりでいるときに頭のなかで自分自身としゃべっているというか。常に思考が頭のなかにあって、そういうものが大麻を吸ってぼーっとしていると、静かになっていって、頭の中がすごくクリアになるんです。瞑想的になる感じが好きなんです。そして大麻の効果が少し残っている状態で眠りにつくのが好きです。私の友人はいつも、夜10時頃に仕事から帰ってきて、大麻を吸って、大きなテレビとプレステで臨場感あふれる戦闘ゲームをやるのが好きです。人それぞれで面白いですよね。

──本書にも安全に楽しむための5か条が記載されていますが、Love S. Doveさんの今の使い方は、いろいろ試してみることで明確になったのでしょうか。
最初はよく分からないですし、個人差があるので、どれくらいの量が自分にはちょうどいいのかとか、使っていきながら試しています。風邪薬だったら1錠飲んだら熱が下がるとか、家で飲んでも会社でも同じように効きますけれど、大麻はそうではないです。そこが医薬品として商品化するのが難しいところなんですよね。どんな気分で使うかや、どういう場所で使うかによって効果が違ってきますので、何が自分に合ってるのかは、やはり経験から学んでいくしかないですね。慣れてくると、とくに努力しなくても、自分にとって好ましい状態にもっていくことができるようになります。体が学習して脳の中に回路ができるという感じです。

── 現在アメリカで活動することを決めたのも、大麻に身近にあるからですか?
それもありますけれど、もともとはデザインを勉強するために大学に行っていたんです。それから音楽も好きですし、よくも悪くも最先端の国だからそこにいることは勉強になるんじゃないかと思いました。

── サイプレス・ヒルをはじめとするヒップホップ以外にも、アメリカのポップ・カルチャーのなかにマリファナは出てきますよね。
そうですね、例えば『ウォールフラワー』とか『エターナル・サンシャイン』、『ブリングリング』など、最近観た映画ではほとんど出てきますね。『ウォールフラワー』は高校生たちのホームパーティーのシーンで出てきますが、実際にかなりの数の高校生は吸っていると思います。『シンプソンズ』のお父さんも医療大麻患者ですよ。

── この本のなかで、マリファナをとりまく考え方とともに、ドラッグの濫用が心の問題として捉えるべきで、投獄するよりも治療に重点を置くべきではないか、と書かれています。
結局、本人に止める意思がなければ止めないんです。投獄したとしてもアメリカですと刑務所のなかでもドラッグが手に入ります。ですから、刑務所に入れたからといって解決はしないんです。それに、囚人をひとり刑務所に入れるのにも、食事を出したり、看守を雇ったりなど、お金がたくさんかかります。それよりも、治療して社会復帰したほうがいいんじゃないかと考えています。

『マリファナ合衆国』より、大麻ショップの店内 Sonya Yruel/Drug Policy Alliance

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── アメリカでもそうした考え方が高まっているということですが、その他の国では?
アメリカよりも、ポルトガルをはじめヨーロッパのほうがそうした考えは高まっています。というのは、アメリカは一部の刑務所が民営化されているので、そのシステムから利益を得ている人がたくさんいるからなんです。それでも、各自治体が取り締まり、犯罪者として投獄するのにお金を使うくらいであれば、非犯罪化や合法化することでその地域に収入が生まれるほうが経済的にプラスなのだ、と考える地域がアメリカでも増えているということです。その点を知ってもらうことが、一般市民全体の意識の変化にあたっては、重要なポイントだと思います。

合法化となったデンバーのその後

── Love S. Doveさんがいま住んでいるデンバーの市民の、大麻への関心の変化については、実感するところはありますか?
コロラド州会議事堂の前に公園があるのですが、その周辺に大麻を違法で売っている人や吸っている人がよくいるんです。今までは吸っていて逮捕されることはなかったんですが、今年から合法化されることにより、そこに警察とパトカーがいるようになり、売ってる人や吸っている人がいなくなったんです。公共の場所では吸ってはいけないということになっていて、最初は建前的なルールなのかなと思っていたところもあるのですが、しっかり徹底されています。警察も新しいルールを定着させるために頑張っているようです。実際に通りを歩いていても、マリファナに匂いが漂ってくることはほとんどありません。みんな、マナーを守って楽しんでいます。ですが、町中でマリファナの話が聞こえてくることなら、増えました。コソコソ話す話題ではなくなったということでしょうね。

── 合法化になることによってゾーニングが確立されて、マナーも守られているということですね。
私はそう感じます。たまに若い男の子とかが道で吸っていることをみかけることもありますが、それが警察に見つかると罰金をとられることになります。デンバーはわりと裕福な人が多く住んでいて、同じくらいの人口の他の町と比べて治安が良いそうです。それも合法化がうまくいっている一因だと思います。

── 読んだ方からの現在までの感想にはどんなものがありますか?
「コロラド行きたいです」って(笑)。やはり、良い環境で体験することが一番だと思います。大麻観光旅行のコーディネイトの依頼をいただくこともあります。今まで、大麻好きの人としてイメージされてきた音楽好き、旅好きの若い方たちとは違う、一般の方、年配の方からの問い合わせもありますね。ビジネス面に関心のある方もいて、日本でも早い人はすでに動き始めているという印象です。

── ビジネス的な可能性はまだまだあると感じますか?
資本力があればチャンスはあると思います。大麻そのものを栽培して売るとうことだけではなくて、ツアー会社もありますし、大麻を使った料理教室などほんとうにいろいろなアイディアがあります。自動販売機を作っている企業もあります。そのようなスタートアップ企業に投資をするグループもあります。アイデア次第で、大麻の周辺にいろいろなチャンスがあると思います。ただ、まだ先行きのわからない部分もあるのでリスクも高いといえます。せっかく初期投資をして事業をはじめたけれど、急に法律が変わって計画が大きく狂うこともありえます。

『マリファナ合衆国』より、アメリカのビジネス誌『フォーチュン』2013年4月号表紙

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日本に必要なのはイメージの改善と法改正のための即戦力

── 綿密な取材と資料によってアメリカの現状が分かる本になっていますが、このアメリカの動きが、日本にどんな影響を与えると思いますか?
麻は服やロープを作るもので日本でも昔から身近にあった。私の亡くなったおばあちゃんは千葉の房総に住んでいたのですが、昔は家の庭に麻の木が生えていたそうです。アメリカの合法化の影響で、大麻は昔から日本人の身近にあったものなんだ、ということがさらに思い出されていくのではないでしょうか。それから、医療方面で役に立つということがもっと知られていったら、大麻ベースの医薬品が日本でも使えるようになる可能性があると思います。

嗜好品としての合法化はすぐにはできないでしょう。ただ、合法化になれば、それはそれで受け入れるのではないでしょうか。日本人はあまり物事に論理的な理由を求めないところがあると思うので、もし、上から総理大臣が「合法化します」といったら、最初は戸惑いながらも、そういうものなのか、時代が変わったんだな、と意外とあっさりと受け入れるような気がします。実際、大麻のことはよく知らないが、大麻のもつイメージが嫌いなのでなんとなく反対しているという人が多いのではないでしょうか。イメージが改善されれば、合法化への下地ができていくのではないかと思います。

── そうすると、一般の人々の合法化への運動によって変わることはあまりない、と感じますか?
たぶんないと思います。アメリカは草の根的な運動があって、ずっと歴史が長く、それによって合法化に至りました。ウルグアイも合法化になりましたが、国民はそれほど乗り気ではなく、ムヒカ大統領の決断によるものでした。ですから日本もそうした上から整備するトップダウン式でないと変わらないのではないでしょうか。

── 日本でも前田耕一さんの大麻平和党など、法律から変えていこうという動きも確かにありますが、やはり少ないのでしょうか。
少ないですし、法改正やファンドレイジングのバックグラウンドのある人が大麻合法化に関わっているのがすごく少ないです。やはり大麻が違法なので、合法化に賛成していても表に出るのは難しいところがあります。アメリカの合法化団体のトップの人は政治や法律をきちんと勉強していて、麻薬取締局を訴えた経験のある人が担当していたり、スポンサーもついていて資金力もある。企業のように計画を立てて、プランを実行していく力があります。日本では、やる気のある人はいるのですが、即戦力になるような経験がどうしても乏しいので、やる気だけではどうしていいか分からないのだと思います。

── 現在日本ではASKAが覚醒剤取締法違反で逮捕された事件が連日報道されています。マリファナと覚醒剤はまったく別のものですが、Love S. Doveさんから見て感じることはありますか?
どの程度の騒ぎになっているかはネットのニュースだけでは分からないのですが、いじめだと思いました。芸能人の私生活をほじくり返して悪趣味だと思います。今回の事件で去っていくファンもいると思いますが、逆にこういうときこそ応援してほしいと思います。というのも、いちばん苦しんでいるのは本人だからです。本人は止めたくても止められない辛さがありますし、心も体も蝕まれていますしお金もかかりますし、家族や友人の信頼も失います。それだけで十分本人は苦しんでいるのに、そこにさらに刑罰を与えて、刑務所に入れたりする必要があるのか、そこまで重い罪なのか、と考えると、せめて罰金と入院くらいでいいんじゃないかという気がします。2009年に水泳選手のマイケル・フェルプスが大麻を吸っている写真が新聞に載ったことがあって、彼の場合は大麻なので状況は違いますが、問題になって、彼を広告に使っていたスポンサーのケロッグが契約を破棄したんです。そうしたらケロッグ社の不買運動が起こった、ということがあったんです。そうしたところも日本とは違うなと思いました。

── 今後の活動については?
『マリファナ合衆国』にもう少し最近の動きなども加えて、さらに大麻だけではなく、他のドラッグ、例えばクラックがアメリカで広まったことに関しても、アメリカ政府が関わっていた、という噂があるんです。意図的に広めたという証拠もあるんですけれど、そういうところも含めて、アメリカとドラッグの関係について、もう少しボリュームのある本を作れたらと思っています。クラックは黒人の住んでいる地域で広まったものなんです。その黒人の地域に広げた売人が仕入れていたのが、アメリカ政府が南米から持ってきたものだった、ということが言われているんです。黒人の地域に広げることで黒人をダメにしたかったんじゃないかと。そうしたかたちでまた別の角度で書いてみたいと思っています。

この本は、ほんとうにいろんな人に読んでもらいたいです。特に今回の合法化のニュースを聞いて、始めて大麻のことを知った人や、学校の先生や、中高生のお子さんがいるお父さんお母さんにも読んでもらえたら嬉しいです。この本を通じていちばん言いたかったことは、大麻は怖いものではない、ということです。むしろ明るいものですので、今の日本には必要なものかもしれませんね。

── Love S. Doveさんも明るくなりたいときに使いますか?
優しくなりたいときですね。例えば腹の立つことがあって、後で大麻を吸って振り返ってみると、自分にも悪いところがあったな、ということが見えてきたり。人に優しくなれる気がします。

(インタビュー・文:駒井憲嗣)

ラブ・S・ダブ Love S. Dove プロフィール
東京都生まれ。高校卒業後、定職につかずアジアや南米を長期旅行。30歳にしてニューヨーク州立大学に入学。精神に作用する植物や薬物に関心を持ち、2008年からブログ「エンセオーグ」をはじめる。雑誌「SPECTATOR」に寄稿。コロラド州デンバー在住。
ラブ・S・ダブ Love S. DoveのHP

参照元 : 
webDICE


【大麻を合法化しても国力、生産性は落ちない】

大麻を解禁すると「生産性が落ちる」「国力が衰退する」と思っている人に、下記の資料を見ていただきたい。 オランダは40年以上、大麻非犯罪化の「大麻大国」 。アメリカは20年以上、医療大麻解禁の歴史があり、半世紀以上、多くの国民が大麻を嗜んできた。

『労働生産性の国際比較 - 日本生産性本部』

【OECD加盟国の労働生産性】

(2011年/34カ国比較・単位US$)

3位.米国 106,170
11位.オランダ 85,437
19位.日本 73,374

【OECD加盟国の時間当たり労働生産性】

(2011年/34カ国比較・単位US$)
4位.米国 60.2
5位.オランダ 59.8
19位.日本 41.6

大麻が非犯罪化されて40年以上になる「大麻大国オランダ」は、 人口1600万人、面積は九州より少し大きい程度の小国ながら統計調査でも非常に優秀だ。

【世界の一人当たりの名目GDP(USドル)ランキング】2013年

13位 オランダ 47,633.62
24位 日本 38,491.35

【2010-2012の間の国別幸福度ランキング 】

4位.オランダ
43位.日本

【農産物・食料品 輸出額 国別ランキング】1995-2012年

世界2位.オランダ
53位.日本

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以上のデータで明らかだろう。オランダは日本より狭い国土で農業輸出世界2位、 幸福度が高く、一人当たりの名目GDPも高い。しかも、労働時間は日本の1/2。日本政府、農水省はTPPを踏まえて「オランダに学べ」を合言葉に、オランダを盛んに研究している。ご存知のようにオランダは大麻先進国だ。日本と比べて、どちらが良いかは一目瞭然だ。



医療大麻に関しては、アメリカ人の75%が合法化に賛成している

アメリカ全土で医療大麻が合法化されるのは確実、時間の問題と言われている。 現在、22州+ワシントンDCで医療大麻が合法。その内、コロラド州、ワシントン州では嗜好大麻も合法。

嗜好大麻としてもワシントンDCの様に2500円程度の罰金、犯罪歴には記載せずと言った非犯罪化の州も多数。 参考までにアメリカ医療大麻合法州の各法規を貼っときます。

【22 Legal Medical Marijuana States and DC】(22の医療大麻合法州+ワシントンDC・法規集)

【USA・医療大麻合法州の地図】

医療大麻が解禁されているハワイ州のアンケート調査では、有権者の66%が「嗜好大麻合法化」に賛成。 住民投票をすれば合法化確実と言われている。 ハワイ州では、まずはワシントンDCのような「大麻非犯罪化」 「少量の大麻所持なら少額の罰金、犯罪歴に記載されず」と言う形で進めて行くようだ。

ハワイ州が「嗜好大麻解禁」される前に合法化されるだろう州が幾つかある。 今年の予備選挙で合法化が確実視されているのが「アラスカ州」 この他、アリゾナ州、 カリフォルニア州、 デラウェア州 、メイン州、 メリーランド州、 マサチューセッツ州などなど、近年中の合法化の可能性が高いと言われている。

ハワイ州も含めてターニングポイントとなるのは「国連特別総会」大麻の非犯罪化が推奨される2016年。 この年を前後して多くの州で合法化が進むと思われる。


米国・コロラド州で全ての成人に対してマリファナの販売を認める法律が施行された!発売初日から100人以上の行列

【速報】アメリカのコロラド州で大麻(マリファナ)の販売を開始! 発売初日から大行列(笑)

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新年を迎え、アメリカのコロラド州にある町では寒い雪の中100人以上の行列ができている。しかしこれは初売りや福袋のためではなく、ビックリするものが1月1日に解禁になってできた列なのだ。

・嗜好用大麻
それは「大麻」。2014年1月1日よりアメリカ合衆国のコロラド州では、すべての成人に対して大麻の販売を認める法律が施行された。医療用以外で普通に販売されるというのはアメリカ合衆国では初めてだ。

・細かい制限はある
購入制限は同州に住むものだと1人28グラムまでと決まっており、推定200ドル(約2万円)する。州外の人間は7グラムまでという制限がある。また、私有地でしか吸引できなかったり、公共施設に持ちこんだ場合は罰金等の細かい法律はある。

・記念すべき1人目
最初の記念すべき購入者は退役軍人のショーン・アッツァリーティ氏。購入理由はイラク戦争で患ったPTSDを少しでも和らげるためと語ったが、歴史的な購入になったので買った大麻は額に入れて飾るかもしれないともの述べている。

数ヶ月後にはワシントン州でも販売が開始される。アメリカは今大麻合法化の傾向にあるようで、その経済効果も注目されている。もちろん日本では違法薬物です。

Report: ユーニーマン(鮒蒸B).
ロケットニュース24
http://rocketnews24.com/2014/01/02/401455/

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米コロラド州で嗜好用マリフアナの販売開始

2014.01.02 Thu posted at 12:15 JST
 
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デンバー(CNN) 米コロラド州で1日、同国初となる嗜好(しこう)用マリフアナ(乾燥大麻)の販売が開始された。
コロラド州では2012年に、ワシントン州と同様に、住民投票で嗜好用マリフアナの合法化案が可決された。コロラド州では医療用マリフアナはすでに合法だが、この住民投票の結果を受けて州憲法が修正され、嗜好用マリフアナの小売販売が可能になった。

そして1日から、州と各地方自治体が最近制定した規制の下で、米国で初めて店舗での嗜好用マリフアナの販売が開始された。ただ1日からマリフアナを販売するのはごく一部の調剤薬局で、今後数カ月間に州内の多くの薬局が販売を開始する。そのため、ある薬局では午前8時の開店前から、降雪の中100人以上が列を作った。

またデンバー市内の別の薬局では、開店後3時間経過しても店外に約100人が並んでいた。マリフアナを購入して店から出てきた客がマリフアナの入った袋を頭上に掲げると、歩道で順番待ちをしている人々から大きな歓声が上がった。

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新州法の下では、州の住民はマリフアナを最大1オンス(約28グラム)まで購入可能だが、ある薬局では購入希望者が殺到したため、販売量を8分の1オンスに制限した。購入者の中にはバーモント州やアリゾナ州など他州から来た人もおり、さらにアラスカやハワイから来た人や、カナダ、オーストラリア、イタリアなど海外からの客もいた。ちなみにコロラド州外からの客は4分の1オンスしか購入できない。

このマリフアナ合法化の動きについては、米国内でも賛否が分かれている。アメリカ自由人権協会のエドワーズ会長は、「コロラド州に続きワシントン州でもマリフアナが合法化され、さらに他の州でも合法化が真剣に検討されている。我々はこの動きを数十年に及ぶマリフアナをめぐる戦争と、それに伴う人的、財政的犠牲の終わりの始まりととらえている」と述べた。

一方、医師、政治家、教師らで構成される、マリフアナの健康的な利用を推進する組織「マリフアナの賢い利用法(SAM)」は「マリフアナの合法化により、今後アメリカ式の宣伝や販促活動が行われるだろう。しかしそれは(中毒から)回復途上の人、親、コミュニティにとって最も好ましくないことだ」と語った。

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しかし、コロラド州のすべてのコミュニティが新州法に参加しているわけではない。店舗でのマリフアナ販売を許可するか否かの決定権は各コミュニティにあり、実際グリーリーやコロラド・スプリングズなど、大半のコミュニティはまだ店舗での販売を認めていない。

またデンバー国際空港当局は今週、空港内へのマリフアナの持ち込みを全面的に禁止した。以前は医療用マリフアナに限り持ち込み可能だったが、嗜好用マリフアナ販売の合法化を受け、混乱を避けるために全面禁止に踏み切ったという。空港当局は、今後多くの人々が空港にマリフアナを持ち込み、州外に持ち出そうとするのではないかと懸念している。

http://www.cnn.co.jp/usa/35042080-2.html
http://www.cnn.co.jp/usa/35042080-3.html

ニュース映像・嗜好用マリフアナの販売開始▼

【関連記事】
南米ウルグアイで”マリファナ合法化法案”が成立する見通し、法律で”大麻”の生産や販売、消費を認める国は世界初
http://blog.livedoor.jp/charosuke0127/archives/51936376.html
日本は身体に悪い物を販売許可してる矛盾
お酒を継続的に摂取すると脳組織に悪影響を与えるが、大麻の使用は脳組織に悪影響を与えないという研究結果
http://50064686.at.webry.info/201212/article_85.html

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