「日本人多く訪れる」バンコク中心部で爆弾2つ爆発

2015/02/02 18:34

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バンコク中心部で手製の爆弾が相次いで爆発です。

現地の警察によりますと、1日午後8時ごろ、バンコク中心部にある複合商業施設と高架鉄道の駅を結ぶ通路で、手製の爆弾2つが爆発しました。通路脇の変圧器に仕掛けられていたとみられ、タイ人男性1人が軽いけがをしました。現場は観光客やタイ在住の日本人が多く訪れる場所で、タイの日本大使館は2日、注意喚起情報を出しました。

参照元 : テレ朝ニュース




【タイ】バンコクの高架鉄道サイアム駅で爆発=爆弾テロと判明

2015年2月2日 3時22分

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2015年2月1日午後8時過ぎ、バンコクのBTS(高架鉄道=スカイトレイン)サイアム駅で起きた爆発は当初、変圧器が爆発したと報じられた。しかし、その後の警察の調べで、爆発は何者かが仕かけた手製爆弾による疑いが出てきたとタイメディアが報じた。

サイアム駅での爆発音は2度に渡って周囲に響き渡った。同時に煙が立ちこめ、サイアム駅や隣接するショッピング・センターのサイアム・パラゴンなども出入り口を閉鎖した。

爆発による負傷者などはなく、延焼もなかったことなどから、駅もすぐに通常に戻された。その頃の報道では変圧器が爆発したとのことだった。

しかし、その後、警察の調べが進み、手製爆弾と思われる破片が見つかったことから、事故ではなく、何者かによる事件という可能性が高まった。

おりしも先日、インラック前首相の弾劾裁判で有罪判決が出されており、支持者グループには強硬的な意見もあったものの、プラユット首相は抑え込みに自信を見せていた。こうしたタイミングでの今回の事件、関連性が危惧されるところである。

【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

参照元 : グローバルニュースアジア

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人質事件が直撃…円安に泣く旅行業界で今度はキャンセル続出

2015年2月3日

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後藤健二氏の死で、日本人は改めてテロの恐怖を味わっている。頭を抱えているのが旅行業界だ。海外旅行の変更とキャンセルが続出し始めているのだ。

中堅旅行会社の経営者はこう話してくれた。

「1月にパリでテロが起きてから変更が目立ちます。フランス旅行を予定していた人がカナダに変えたり、パキスタンを考えていた人がシンガポールに変更したりしている。日本人はフランスが狙われると、ヨーロッパ全体が危険だと思い込んでしまうので、ヨーロッパ旅行は1日からキャンセルが相次いでいます」

影響は滞在先の行動にも出ている。都市のホテルに宿泊している人が郊外の名所で誘拐されるのを心配し、オプションのツアーを申し込まないのだ。夜は外出せず、ホテル内のレストランでディナーを済ませる人が増えている。

「これまでイランのペルセポリスやエジプトのルクソールの観光は移動区間の一部を警察などに護衛されて実施していましたが、ここにきて観光自体がなくなりました。テロリストは数十人を観光バスごと誘拐し、1人ずつ殺害することがあるため、観光客が怖がって申し込まないのです」(旅行ライター)

■比較的安全なのは近場のアジア

実際、どの地域がテロの危険が高いのか。

軍事評論家の神浦元彰氏が言う。

「中東諸国に次いで危険なのは、イラスム教徒の移民が就職などで差別を受けている国です。代表格が米国や英国、フランス、ドイツ、イタリア。中国はウイグル族のテロが起きているし、ロシアは一番残忍なチェチェン人がいる。彼らの一部はイスラム国に入隊した後、帰国してテロの準備に取り掛かっています」

比較的安全なのは韓国やフィリピン、タイ、ベトナム、ハワイなどの近場。インドネシアとマレーシアはイスラム教徒は多いが、差別がないので過激な行動に出ないという。

今年は東南アジアと国内旅行が主流になりそうだ。円安に泣く旅行業界にとって泣きっ面にハチである。

参照元 : 日刊ゲンダイ