「創作者」の端くれとして、全力で立ち向かわなければならないのは「表現規制」であるべきなのだとは思います。しかし、「この法律が誰のためのものであるべきか」を考えた時に、私にはどうしても譲れないものがあるのです。「子ども達を育む」という「人として当たり前の事」さえ困難な時代を、これ以上続けてはいけない。私はそう思います。
規制強化へ大きく前進……? 参院選・自民党圧勝で新段階に入った児ポ法改定問題
2013.07.30
今回の陳情は、報告されていることがすべてである。関係者も「報告されていること以上に語るべきことはない」という。では、参院選で自民圧勝が予測された投票直前に、陳情が行われた目的とは何か? それは、ひとえに参院選後の状況を見据えた動きだと理解することができる。
市民団体やNPOなどとの対話をあまり重視しない自民党に対して、門戸を開けることはかなり至難の業。しかし、漫画家の赤松健氏の行動をはじめ、成果は確実に出てきている。実のところ、今回のコミックマーケット準備会らの陳情や赤松氏の活動は、さまざまな働きかけの中の、ほんの一握りの部分に過ぎない。水面下では、さまざまな活動が続いているのである。
参照元 : 日刊サイゾー
【論点整理】2013年児童ポルノ法改定案は、何が問題なのか
今回の改定案は、2009年に自民・公明両党が提出したものと大差はない。そこで挙げられる問題点は、大きく3つに分かれる。
第六条二項を新設
単純所持を禁止する国では、冤罪の発生が相次いでいる。アメリカのコネチカット州では、離婚裁判中の妻が夫のノートPCに児童ポルノを仕込むという事件が発生(アクセス時間に夫が旅行中だったため、すぐに冤罪が発覚)。また、家族の写真を現像に出した際に、自分の娘の裸が写っていたため通報されるという、冗談のような事件は無数に発生している。
イギリスでは、反戦運動のシンボル的存在だったロックバンド「Massive Attack」のメンバー・3Dが、イラク戦争の直前に児童ポルノ閲覧の容疑で逮捕され、後に証拠不十分で釈放という事件もあり、新たな予防拘禁の手段としても使われている可能性が高い。日本でも児童ポルノ法第二条のあいまいな定義が覆されない以上は、同様の事例が起こることが懸念される。
この過程では、スウェーデン警察の児童ポルノ担当者が同地の新聞に「実際に性的虐待などの被害を受けている児童がいる中で、漫画を取り締まっている場合でない」と発言するなど、スウェーデン国内では大きな議論を呼び起こした。また、裁判の過程でルンドストローム氏は出版社から仕事を切られるなど、実害も受けている。
ISPでは、誰が児童ポルノを掲載しているサイトにアクセスしたかも把握することができる。捜査機関からの「児童ポルノの取り締まりのために必要」という要求に対して、ログを開示するISPが現れる可能性もある。3つの問題点の中では直近の効果は少ないが、将来的にネットで誰がどこにアクセスしているかを国家が監視するための土台になり得る可能性がある。
筆者は今回の児童ポルノ法改定案の浮上に際して、中心人物である自民党の高市早苗政調会長にさまざまな媒体を通じて取材を申し込んでいるが、多忙を理由に拒否されている。ただ、秘書を通じて「前回とスタンスに変化はない」との発言は得られている。
この時も、冤罪の可能性については聞いたが「電子メールで送りつけられるような本人の意図しない所持については罪にならないように、条文の文言に十分な配慮を行っています」という。確かに、新設がもくろまれている第六条二項には「みだりに」の4文字が入っているが、これが十分な配慮とは考えがたい。
こうした措置や立法の先にあるのが、自民党の改憲草案である。改憲をめぐっても、意見は大きく分かれるところだろう。99年の青少年有害社会環境対策基本法案以来、自民党には立法や改憲などによって、社会を引き締めることが国家の利益につながると信じてやまない議員が常に一定数存在する。
だが、亡国の危惧が高まるTPPを推進しながら、一方では亡国の危機を防ぐために社会を引き締める措置を行おうと考えているわけで、やっていることはとてつもなくちぐはぐだと言わざるを得ない。(文=昼間たかし)
★児童ポルノ法改定問題 過去の取材データから探る、高市早苗衆議院議員の本音
★「絶対に負けちゃダメだ」児童ポルノ法改定問題 スウェーデンからのメッセージ
★みんなの党・山田太郎参議院議員「表現の自由を大幅に規制する『児童ポルノ法』案に反対します」
★「人権侵害だから、本のタイトルも教えない」閲覧禁止の児童ポルノ開示請求に対し、国会図書館から返答
ツイッターでも児童ポルノ法改定に反対する声が多い。
1999年、児童ポルノ法施行に過剰反応した紀伊国屋書店が店内から以下のマンガを撤去させた事件を「紀伊国屋事件」と呼んでいる。 『バガボンド』(井上雄彦著)、 『ベルセルク』(三浦健太郎著)、 『あずみ』(小山ゆう著)。 これらは「芸術」として認められている作品である。
— 東雲 乱麻 (@zetman2015) August 4, 2013
1999年、児童ポルノ法施行に過剰反応した紀伊国屋事件のときは、 『バガボンド』作中の男性(「武蔵だ」と名乗っている又八)が17歳という設定なので、規制対象だと見なされた。 『ベルセルク』主人公「ガッツ」が幼少時に性的虐待を受けるシーンが規制対象だと見なされた。
— 東雲 乱麻 (@zetman2015) August 4, 2013
前RT 表現規制を知る方なら解ると思いますが、児童ポルノ法等では既に「ナチスの様な手口」で議論(とは到底言えない偏向性)が行われていますね。山田太郎議員がいなかったら正にそうなっていた。憲法改正だけの問題ではない。彼等のそういった本質を危険視すべき。
— maruru (@maruru2178) August 3, 2013
日本の創作活動、文化を大事にしたいと思っている皆様 下記ストーリーを是非ご覧頂き、国政に国民の声を挙げましょう! #STGラノベ ■ 反児童ポルノ法を斑鳩風に語る http://t.co/1App1XQ5FD
— SeriousTom (@SeriousTom1) July 30, 2013
児童ポルノ法もそうだけどTPPの本当の危険性や秘密保全法、危険な法案はニュースでは報道されません。 <弁護士に聞いた!「児童ポルノ禁止法」で「アニメの入浴シーン」はどうなる?> http://t.co/SK8032gWFw #niconews
— ラテアル (@latearu) July 28, 2013
児童ポルノ法は、性犯罪を倍増させました。規制を強化すると、子供が危険です。もし、子供さんの安全を思うのならば、この犯罪統計情報のRTをお願います。 犯罪白書2006.pdf http://t.co/cLaLdkyPX8 pic.twitter.com/235BENfo6o
— gero(反TPPタイムツィートデモ) (@garirou) August 1, 2013
児童ポルノ法の問題点をTPPとも絡めて整理しました。 #TWD #OpQA ■ 児童ポルノ法の9つの問題点 http://t.co/oyRlN5cGmC
— SeriousTom (@SeriousTom1) July 27, 2013
児童ポルノ法まとめ http://t.co/GwfYn2srl9 児童ポルノ法の制定は国家権力が逮捕したい相手に対して粗を探すきっかけを作る事だと思っています。昔は逮捕したい人の鞄に麻薬を忍ばせてましたが、これからは家宅捜査をし幼稚園や小学校のアルバムを探せば逮捕できる時代に
— 井村屋肉まんあんまん 止めよう #TPP (@chikazou) July 19, 2013
TPPと児童ポルノ法で日本のマンガとアニメは死に絶える
文化が廃れ、監視社会となり、農業が壊され、食の安全も奪われ、外国人だらけになって仕事を奪い合い、格差と貧困が広がり、生き馬の目を抜くような治安の悪化した弱肉強食のぎすぎすした世界を生きていかなければならない。私たちの日本をこんな国にしてしまって言い訳がないじゃないですか。
こんなひどい政権を支持している人たちは、99%を食い物にしたい1%の強者か、日本と日本人に悪意を抱く反日カルトの信者以外に考えられません。そうではない人たちは、早く目を覚ましましょう。
参照元 : WJFプロジェクト