閣僚がサインし、衆議院解散が決定 最重要法案は?

2014/11/21 10:32
 
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安倍総理大臣は21日午後、衆議院を解散します。これに先立って、21日午前、今の国会の最重要法案と位置付けていた地方創生関連法が成立しました。

安倍総理大臣:「(Q.衆院解散に臨むお気持ちは?)おはようございます」

21日朝の閣議では、閣議書に閣僚がサインし、衆議院の解散が正式に決定しました。午後1時の衆議院本会議で伊吹議長が解散詔書を読み上げ、衆議院が解散されます。これに先立って、21日午前に開かれた参議院本会議では、民主党や維新の党などが欠席するなか、地方創生関連法が成立しました。

一方で、女性活躍関連法案は廃案になりました。解散後には、臨時閣議で衆議院選挙を来月2日公示、14日投開票の日程で行うことが決まります。また、夕方には、安倍総理が記者会見を行うことにしています。

参照元 : テレ朝ニュース




衆院解散を閣議決定、12月14日選挙でアベノミクス問う

2014年11月21日(金)10時15分配信
 
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[東京 21日 ロイター] - 安倍晋三内閣は21日午前の閣議で衆院解散を決定した。衆議院は午後1時からの本会議で解散し、その後の臨時閣議で「12月2日公示、12月14日投開票」の選挙日程が決定。アベノミクスの信認を問う選挙戦が事実上スタートする。衆院選は2012年12月以来、2年ぶり。

デフレ脱却のため消費増税を先送り、政権の経済政策と成長戦略を今後も進めるべきか、国民の信を問うとする安倍首相に対し、野党からは「大義名分のない総選挙」(海江田万里民主党代表)など批判が出ている。共同通信が行った衆院選トレンド調査でも、首相の解散表明について「理解できない」との回答が63%に達するなど、解散が国民の理解を十分得ているとは必ずしもいえない状況だ。

菅義偉官房長官は21日の会見で「解散されたら、そこはしっかりと、国民もなるほどなと思うようなかたちになると思う」と述べ、解散直後の安倍首相の会見や選挙戦を通じて、国民の理解は深まるとの見方を示した。

政府はデフレ脱却へ向け「この道しかない」としてアベノミクスの継続を問う選挙と位置づけるが、エネルギー政策や原発問題、安全保障といった争点も問われることになる。

<勝敗ライン、実際は絶対安定多数の266>

首相は18日の会見で勝敗ラインについて「自公の連立与党で過半数を割れたら退陣する」と表明。過半数を目標とする考えを示したが、与党幹部らは「270議席くらいが妥当」(漆原良夫・公明党中央幹事会会長)とし、与党がすべての常任委員会で委員長を独占し、全委員会で委員の過半数を占める議席数である絶対安定多数の266議席を確保したい考え。

衆議院の定数は今回から5議席減り、475。過半数は238議席。解散前の勢力は自民294、民主54、維新42、公明31、次世代19、みんな8、共産8、生活7、社民2、無所属14、欠員1。自民、公明の与党で325議席(衆院議長を除く)を保有している。

<補正予算編成へ、来年度予算「年度内成立」に努力>

12月の解散・総選挙で、最も影響を受けるのが来年度の予算編成だ。景気への影響を最小限にするために、景気対策の財源の裏付けとなる14年度補正予算編成を先行。来年度予算編成は越年となる見通しで、来年1月下旬を目指す。

政権交代となった2年前は、予算編成のずれ込みで50日の暫定予算を組んだが、今回は年度内成立を目指す。

麻生財務相は18日の会見で「景気対策を考えて、補正予算が本予算より先になる確率が高い」と指摘。来年度予算編成は「年内編成はまず難しい」とする一方、「予算の成立が遅れると景気の足を引っ張る」と述べ、なるべく年度内に成立させたいとの考えを示している。

来年度予算編成の焦点のひとつが、消費税率引き上げの先送りで財源が宙に浮いた社会保障充実策の扱いだ。政府は、来年度から実施が決まっている待機児童セロ対策など子ども子育て支援は実施する方向だが財源のめどはまだたっていない。

概算要求段階で過去最大の101.6兆円まで膨らんだ一般会計予算規模を切り込み、15年度の基礎的財政赤字の対GDP比半減目標達成を満たすことができるかが課題だ。

与党税調関係者によると、来年度税制改正大綱とりまとめは来年1月初旬となる見通し。

来年度改正は消費税率引き上げと連動する項目が多かったため、再増税延期で見直しが迫られている。争点のひとつで、再増税と同時に廃止する予定だった自動車取得税は継続することになりそうだ。

一方、来年度からの法人実効税率引き下げの具体化と与党間で既に基本合意した軽減税率導入の時期や対象範囲、安定財源などの具体化が焦点になる。

*内容を追加して再送します。

(石田仁志)

参照元 : 
ロイター


ツイッターでも「なぜ解散」 首相会見でつぶやき2万件

2014/11/20 10:10

衆院解散を表明した18日の安倍晋三首相の会見について、短文投稿サイト「ツイッター」の関連するつぶやき件数を調べたところ、19日までの半日間で約2万件に上り「何のために解散するのか」「民意を無視」など批判的な内容が多かった。

18日午後7時すぎから19日午前7時すぎまで、「安倍」と「会見」を含むつぶやきを、ネット情報分析会社「ホットリンク」(東京)のシステムで分析した。

批判的なつぶやきは「やっぱりなんで解散するのかよく分からない」「庶民のことなんか何も考えちゃいない」と解散に疑問を呈する内容が目立った。【共同通信】

参照元 : 47NEWS