イスラム国が犯行声明 「日本のスパイを拘束した」

2014年8月19日16:57
 
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シリアで日本人男性がイスラム過激派「イスラム国」に拘束されたとみられる事件で、「イスラム国」を名乗る犯行声明がネット上に公開されました。男性は依然として行方不明ですが、「スパイ」として敵視されている事から安否が気遣われています。

「どこから来た」(戦闘員)
「日本だ」(男性)
「うそをつくな」(戦闘員)
「日本だ」(男性)

内戦が続くシリアで日本人男性がイスラム過激派「イスラム国」に拘束されたとみられる事件。この動画がインターネット上に公開されてから丸二日が経とうとしていますが、いまだ日本人男性の行方はわかっていません。

こうした中、イスラム過激派が利用することで知られるホームページに、「イスラム国」を名乗る犯行声明が18日までに掲載されました。そこに書かれていたのは・・・

「日本人のスパイのユカワ・ハルナを拘束した」

犯行声明とともに掲載された写真などから、拘束されたのは千葉市在住の湯川遥菜さんだとみられます。

「恐らく彼も(シリアに)行くには、それなりの覚悟があったと思う。自分なりの考えもあって行ったのでしょう」(湯川遥菜さんの父親)

ホームページには、湯川さんの携帯電話の中にあったと見られるデータや写真が多数並べられており、犯行グループはこれらをもとに「湯川さんを『日本のスパイ』と判断した」としています。「敵」とみなされた湯川さんを、今後どう扱うのか、安否が気遣われます。

「シリアの第2の都市アレッポに来ています。護身用に銃を持っています」(湯川遥菜さん自身の映像より)

シリア国内とされる場所で撮影された拘束前の湯川さん自身の映像。湯川さんは銃を所持し、発砲する姿などを自ら数多く撮影、記録していましたが、今回これらが「スパイ」や軍事関係者の証拠として受け止められたと見られています。

こうした中、JNNはシリアの情報当局にインタビューし、湯川さんの情報を聞きましたが・・・。

「情報局としてイスラム国と一切連絡を取っていない状態なので、何の情報もない」(シリア情報局担当者)

「なんでここにいるんだ」(戦闘員)
「仕事だ」(男性)
「何の仕事だ?」(戦闘員)
「写真家だ」(男性)
「写真家はこんな格好をしない。なぜ銃を持っているんだ!」(戦闘員)

湯川さんはいま、どうしているのか?一刻も早い確かな情報が待たれます。

参照元 : TBSニュース


自由シリア軍がイスラム国と「解放に向け交渉も」

2014/08/19 17:09

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日本人男性が過激派組織に拘束されたとみられる事件が新展開です。

(吉田豪記者報告)
国境の町キリスへと向かう道です。こちらは、朝から人を乗せたバスや車が国境にどんどんと向かっています。また、シリアのナンバーを付けた車も多く見受けられます。このキリスを越えると、反体制派「自由シリア軍」が支配する地域です。湯川遥菜さんとみられる男性ですが、彼らと行動をともにしていたということで、反体制派側から提供された写真を見ると、日本のパスポート、日本製の歯磨き粉や衣類などがそのまま彼らのもとに残されていたことが分かります。

その後の足取りですが、自由シリア軍が、湯川さんとみられる男性の解放に向けてイスラム国側と交渉を試みていることが新たに分かりました。捕虜交換の形を模索しています。アサド政権、自由シリア軍、そして男性を拘束したイスラム国が激しい戦闘を繰り広げている都市アレッポは、ここから車で1時間とかかりません。

ただ、現在は在シリア大使館も一時的に隣の国のヨルダンに移って業務を行っている状況です。情報の確認は難航しています。解放に向けた交渉、新たな動きが出てきましたが、今も男性の安否は分かっていません。

「イスラム国の犯行声明とされる文書から」

参照元 : テレ朝ニュース


「無事帰ることを願う」シリアで“拘束”男性の父親

2014/08/19 11:46

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内戦が続くシリアで日本人男性が拘束されたとみられる問題で、男性の父親が19日朝、千葉市の自宅で取材に応じ、「無事に帰ることを願っている」と苦しい胸の内を語りました。

拘束されたとみられる男性の父親:「親としての教育が不十分だと痛感しております。いくら軍事会社といっても、信用の部分では欠けるのでは。自分は向こうに行って、肌で感じてくると強く思っていたように思う。それでシリアに行ったのだと思う。無事に帰って来ることが私の一番の願いでございます」

参照元 : テレ朝ニュース


自由シリア軍メンバー「ハルナはけがをした後に拘束」

2014年8月19日23:00

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シリアで拘束されたとみられる日本人男性の湯川遥菜さん。国境近くのトルコ側にいるJNNの記者の取材に対して、反体制派、自由シリア軍のメンバーが湯川さんの詳しい足どりを明かしました。

「ハルナはトルコにいたが、7月29日にシリアに入った。私たちはこの場所で彼を迎えました」(反体制派「自由シリア軍」メンバー)

先月29日、湯川さんはこの人物にシリアとトルコの国境で出迎えられ、この検問所から一緒に入国したといいます。その後、彼がシリア国内から得た情報によりますと、湯川さんはアレッポ郊外で戦闘に巻き込まれ負傷、今はシリア北部で拘束されていると話します。

「(シリアに入って)アレッポ郊外で戦闘があり、ハルナは写真を撮りにそこへ向かった。そのとき(湯川遥菜さんは)けがをして、(過激派の)イスラム国に拘束された」(反体制派「自由シリア軍」メンバー)

湯川さんは民間軍事会社の代表ですが、彼ら自由シリア軍のメンバーには「写真家」または「ジャーナリスト」と、別の職業を語っていたといいます。湯川さんは、なぜシリアと関係を持ったのでしょうか。

「シリアに以前知り合った仲間がいるということで、それで行くんだという話だった」(湯川遥菜氏の父親)

「護身用に銃を持ってます」(湯川遥菜氏〔YouTubeより〕)

今回の拘束は、銃の所持などからスパイや軍事関係者の証拠と受け止められた可能性が高いのです。「お盆休みには帰る」とシリアから実家に電話をしていたという湯川さん。父親は無事の帰りを願っています。

参照元 : TBSニュース


安否への懸念強まる=過激派の敵に同行―反体制派幹部「生存確信」・シリア邦人拘束

2014年8月19日(火)2時31分配信

【アンマン、カイロ時事】内戦が続くシリアの北部アレッポでイスラム教スンニ派の過激組織「イスラム国」に拘束された湯川遥菜さんとみられる男性の安否や所在をめぐり、在シリア日本大使館(内戦激化のため隣国ヨルダンで業務中)に設けられた現地対策本部は18日、引き続き情報収集を進めた。インターネット上では、男性が「神の判断で処刑された」との書き込みも出ており、身の安全が懸念されている。 男性をめぐっては、イスラム国の構成員らしき人物が拘束した際、組織への忠誠を強要する動画がネット上に投稿されている。

イスラム国と敵対する反体制武装組織「自由シリア軍」幹部は18日、時事通信の電話取材に対し、シリア北部アレッポでイスラム国に拘束された湯川遥菜さんとみられる男性が部隊に同行していたことを明らかにした上で、安否について「生存をほぼ確信している」と語った。現在、自由シリア軍が拘束しているイスラム国の捕虜との交換に向け、接触を試みているという。

湯川さんは、これまで繰り返しシリアや隣国イラクを訪問。5月上旬、フェイスブックに自由シリア軍に厚遇されたと記載する一方、7月下旬にはツイッターで「イスラム国は一応僕から見ると敵ですね。仲間たちが戦っている」と書き込んでいた。 在シリア日本大使館の馬越正之・臨時代理大使は18日、「戦闘が激しい地域の一つなので情報収集に苦労している」と明かした。

本人の安否や所在に関する有力な手掛かりは得られておらず、拘束に関する犯行声明や身代金要求も届いていないという。現地対策本部は、馬越氏以下大使館職員5人に加え、在ヨルダン日本大使館職員も合わせて約20人態勢で事実確認を急いでいる。

参照元 : 時事通信








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