山本太郎氏の軽い処分に納得いかず?自民に飛び火 

2013/11/15
 
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事務所に刃物入りの封筒を送りつけられた山本太郎参院議員(38)が14日、外国特派員協会で会見を行い、福島みずほ参院議員(57)らとともに「特定秘密保護法案」に対する反対を表明した。 

山本氏は「既にある法律で間に合っているのに、どうしてこんな解釈の幅の広い法案が必要なのか。警察や公安の権力を拡大するためのものだ」と同法案を批判。13日に届いた刃物の件については触れなかった。 

差出人は「日本民族独立解放戦線」だった。公安関係者は「ネットで調べても出てこない。活動の実態はないでしょう。 『解放戦線』というのは極左団体にありがちなネーミングで、右翼団体にしては違和感がある。本物の右翼ではなく、ネットウヨクのいたずらではないか」と指摘する。 

とはいえ、山本氏が脅迫されているのは事実。予告なしに襲撃の危険性も高い。宮内庁によると、新聞記事を読んだ天皇陛下は、この件について心配されているという。 

山本バッシングは自民党にも飛び火している。この日、自民・鴻池祥肇元防災担当相(72)は「切腹用の刀が送られたそうだ」と言い、さらに「犯人は私ではない。私は近くに寄って、スパッといくから。間接的な殺人はしない」と物騒な発言。過激発言の裏には、山本バッシングが自民党にも向けられているいら立ちもある。 

直訴騒動で山本氏は厳重注意と皇室行事への出席禁止が処分として下された。決めたのは参院議院運営委員会で、自民の岩城光英氏(63)が委員長を務めている。この処分に納得いかない保守団体が数回、自民党本部前で「岩城も山本と同罪だ!」とシュプレヒコールを上げていたのだ。 

「理想は今後、山本氏が何をやっても『誰も反応しない』という状況になることです」と、自民党関係者は嵐がやむのを待っている。


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