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伝説の殺人鬼が描いた絵がヤバすぎる!

【シリアルキラー展】300人以上殺害した男、カニバリスト、殺人ピエロ…伝説的殺人鬼が描いた絵がヤバすぎ、圧倒的パワー!

2016.06.07

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東京・銀座のヴァニラ画廊で、世界の猟奇犯罪者(シリアルキラー)の絵画作品、セルフポートレイト、手紙、資料など、約200点以上のコレクションを一挙公開する『シリアルキラー展』が開催される。

このコレクションは、日本在住のHN氏が長い年月をかけて蒐集してきたものという。ジョン・ウェイン・ゲイシーをはじめ、エド・ゲイン、テッド・バンディ、ヘンリー・リー・ルーカス、さらにはチャールズ・マンソンまで、歴史が生み出した怪物というべき計62人ものシリアルキラーのコレクション(200点以上)が展示されるのは、日本でも初めてのこと。目を背けたくなるような凶行を犯した彼らの心の中はどうなっているのだろうか。希有なコレクターであるHN氏と出会い、その膨大な作品群と対峙しながら、今回の展示の企画を進めてきたヴァニラ画廊のディレクター、田口葉子氏(以下、田口)に話を聞いた。

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――今回、シリアルキラー展を開催することになったきっかけはなんでしょうか

田口「以前から、シリアルキラーの絵画作品などをコレクションをされている方がいらっしゃることはお聞きしておりました。昨年、HN氏というそのコレクターの方と実際にお話をさせていただく機会があり、それをきっかけに展示企画を進めておりました。ご自宅に伺いし、初めてコレクションを拝見させていただいたときには、その充実の内容と数の多さに驚嘆するばかりでした。歴史的に有名なシリアルキラーの作品がずらりと揃い、ヤバいものを見てしまったという気持ちの高ぶりに困惑するほどの圧倒的なパワーでした。展覧会を開催するに当たっては、犯罪心理学の専門家にもご相談し、HN氏の意向も踏まえて、今回の開催に至りました」

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――犯罪心理学の専門家からはどんなお話があったのでしょうか?

田口「内容的に非常にセンセーショナルなものであったので、それぞれの作品を真面目に取り扱うこと、海外の事例の作品に限定することで、犯罪心理学からみても、貴重な資料として観てもらえるのではないかと、ご助言をいただきました」

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ゲインズビルの切り裂き魔と呼ばれたダニー・ローリング。内臓をえぐったりもしていた

――絵画作品ばかりでなく、手紙、数々の資料も展示されるとのことです。具体的にどのようなものがあるのでしょうか?

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13歳の時祖父からレイプされ… 7人の男を殺害した連続女性殺人鬼アイリーンの手紙

田口「そのような関連資料の数々も、今回の見所だと思います。本人が書いた手紙、書き込みのある書物、実際に使用していたネクタイや身に着けていたもの、その他には手形や家のドアノブなどもあります。手紙の内容は、個人間のやりとりが多いですが、今回のコレクションの所有者であるHN氏個人宛に書かれたという貴重な手紙も展示いたします」

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「IT」のモデルになった伝説の強姦道化師ジョン・ウェイン・ゲイシー。少年拷問記録もつけていた

――犯罪者の絵画や手紙など、どこかで販売あるいは取引されているものなのでしょうか?

田口「海外の刑務所では、日本に比べて、囚人たちの表現の自由や通信の自由が認められていると聞きます。実際、ジョン・ウェイン・ゲイシーは自ら注文リストまで制作して販売をしていたそうです。アーサー・ショークロスは、ネットオークションebayで自作の絵画作品を販売して多額の利益を得ていたことが問題となり、ebay側が新たな規約を作って、彼の作品販売を禁止したケースとHN氏にお聞きしました。今回展示する作品については、HN氏がコレクター同士の取引や、直接本人や親族などにコンタクトを取り、蒐集してきたものであるとのことです」

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女装好きのカニバリスト、オーティス・トゥール

――海外では、犯罪者の絵画作品についても、アール・ブリュット(あるいはアウトサイダー・アート)としての評価や解釈が行われているように思います。今回の展示作品に対する芸術的な評価についてはどうお考えですか?

田口「芸術的な評価については、はっきりいって、稚拙な表現が多いと思われるかもしれません。しかし、それを上回る負の力には圧倒されます。私たちの日常とは全く異なる次元、何か違う世界を見てしまった人間の凄みといえばいいでしょうか。とにかく、作品の持つ凄まじい熱量はぜひ体感してみてくださいとしかいいようがありません」

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300人以上を殺害!? アメリカ史上最悪の連続大量殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカス

――ヴァニラ画廊は、フェティシズムやエロティシズムに特化したギャラリーとして知られています。今回、新たに何かをアピールしていきたいということはあるのでしょうか?

田口「画廊として、単に犯罪者への憧れを増長するような展覧会にするつもりはありません。シリアルキラーとして刑務所に収監されている彼らもまた人間であり、その心の内側を絵画を通して感じてもらうことにより、個々人それぞれ自らの内面も見つめてもらうような展示にしようと企画しています。また、今回はフェティシズムやエロティシズムという視点はまったく意識していません。それでも、かなりの作品数がありますので、その中には、フェティシズムやエロティシズムに通じるものが描かれているものもあります。とにかく、企画自体として、他ではできないものをやっていこうという意気込みで挑んでいます」

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ロンドンの伝説的なギャングスター、クレイ兄弟の手紙。

――シリアルキラーの作品を通じて、気づかされること、発見すること、びっくりすることなど、いろいろとあると思います。特に観賞のポイントとしてはどこでしょうか?

田口「今回、HN氏が好んで蒐集していた彼らのセルフポートレイトも多数展示いたします。それらを観ていると、じっとこちらを見られているような錯覚に襲われ、まるで本人と対面しているような緊張感があり、彼らの心の内側をより強く感じることができます。もちろん、自分自身をキャラクター化しているユーモラスな作品もあります。作品と通じて、彼らの人となりがリアルにみえてくるところが非常に興味深く思います」

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チャールズ・マンソン

――展示の入場の際(入場料あり)にいただける特別パンフレットはどのような内容でしょうか?

田口「今回の展示について、より詳しく知っていただくために、展示作品の多くを豊富な図版でお見せするとともに、HN氏自身のコレクションのきっかけや何名か選出したシリアルキラーについての解説、東洋大学社会学部社会心理学科教授の桐生正幸さんの寄稿文、柳下毅一郎さんのコラムなどを掲載しております。HN氏の解説文では、チャールズ・マンソン、ヘンリー・リー・ルーカス、エド・ゲインらが取り上げられており、また、柳下さんは、ジェラルド・シェイファーとダニー・ローリングという2人のシリアルキラーと、収監後の彼らに多数の手紙や絵を描かせたソンドラ・ロンドンという女性の関係から、作品の価値について、鋭く切り込んでいます。パンフレットも、展示と合わせて、ぜひ読んでいただきたいです」

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ジョン・ゲイシー

――作品をみて、気分が悪くなることはあるものでしょうか?

田口「作品の表現そのものは、猟奇的なものではないので、気分が悪くなるということはないと思います。ただ、これが本物のシリアルキラーが描いたものであるということを実感できた瞬間に、背筋がゾクゾクして、何かが入ってきてしまうような気分になります。センシティブな人はヤラレてしうかもしれません」

今回の展示はかなりの混雑が予想されます。来場時の注意などをお願いします。

田口「展示数が非常に多いので、時間に余裕を持っていらしていただけると幸いです。土日はたいへん混雑する可能性がございますので、平日のご来場をおすすめいたします。日本では初公開となる海外のシリアルキラーの貴重なコレクションになります。ぜひこの機会にご覧いただければと思います」

(聞き手=ケロッピー前田)

■シリアルキラー展情報
Special exhibition HN collection Serial Killer Artwork
会期=2016年6月9日(木)〜 2016年7月10日(日)
営業時間=月〜土12:00~19:00 日12:00~17:00
(会期中無休/入場は閉館の30分前まで)
会場=ヴァニラ画廊/東京都中央区銀座
入場料=1,900円展示室AB(展覧会特別パンフレット付)
vanilla gallery
'16/6/9 〜 7/10特別展示 HNコレクション「シリアルキラー展」

(展示予定)ジョン・ウェイン・ゲイシー/ヘンリー・リー・ルーカス/ピーター・サトクリフ/ダニー・ローリング/キース・ジャスパーソン/ジェームズ・アール・レイ/トーマス・ピテラ/ヘンリー・ヒル/ニコラス・クロウ/ドロシア・プエンテ/ハドン・クラーク/ジェラルド・シェイファー/アンソニー・ショア/ジェームズ・ムンロ/ゲイリー・レイ・ボールズ/ハドソン・グラハム/キャロル・バンディ/オーティス・トゥール/チャールズ・ワトソン/ローレンス・ビッテイカ―/ハーバート・マリン/アーサー・ショークロス/ロッド・フェレル/テッド・バンディ/ジム・ジョーンズ/クリスタ・パイク/ハーバード・バウメイスター/デビッド・バーコウィッツ/リチャード・ラミレス/ロニー・クレイ/アイリーン・ウォーノス/ウェィン・ロー/ダナ・スー・グレイ/ロイ・ノリス/ケネス・ビアンキ/マイケル・アリグ/ヴェロニカ・コンプトン/ジョー・ロイ・メセニー/ゲイリー・ヘイドニク/チャールズ・マンソン/ジェレミー・ジョーンズ/ジャック・トラウィック/カール・ドリュー/ウェイン・ハートン/ローズマリー・ウエスト/セオドア・カジンスキー/トーマス・ハイヤー/エド・ゲイン/フェレル・マイカース/ダグラス・クラーク/リチャード・クラーレイ/イアン・ブレディ/ジャック・ケヴォーキアン/ボニー&クライド/フィリップ・ジャコビンスキー/ダニエル・シーバート/トミー・リン・セルズ

●ケロッピー前田
1965年東京生まれ、千葉大学工学部卒後、白夜書房(コアマガジン)を経てフリーランスに。世界のアンダーグラウンドカルチャーを現場レポート、若者向けカルチャー誌『ブブカ』『バースト』『タトゥー・バースト』(ともに白夜書房/コアマガジン)などで活躍し、海外の身体改造の最前線を日本に紹介してきた。近年は、ハッカー、現代アート、陰謀論などのジャンルにおいても海外情報収集能力を駆使した執筆を展開している。新刊、前田亮一『今を生き抜くための70年代オカルト』(光文社新書)が絶賛発売中!!

参照元 : TOCANA





【アート】鉛筆だけで描かれた3Dにしか見えない絵画が凄い

二次元なのに三次元! 鉛筆で描かれた飛び出す絵画がスゴイ

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3Dブーム真っ只中の昨今。本日ご紹介するアート作品も一見3Dなのですが……。

海外サイト『My Modern Metropolis』に掲載されていた、どこからどう見ても三次元の立体物としか思えない、とある作品群。こちらなんと、二次元、つまり鉛筆で描かれただけの絵なのですっ。

イタリア人アーティスト・Alessandro Diddiさんによって描かれた絵画はすべて、平面に描かれたデッサンにすぎません。しかし何度見ても、いくら考えても、3Dにしか見えないから不思議。

作者自ら、作品に手や鉛筆などのアイテムを介入し連動させているとはいえ、それでもこの絵が平面であることが、やっぱりどうしても信じられない。そんな人はきっと、少なくないはずです。

描きこまれた陰影と、計算されつくした構図、そして三次元の介入。これらがすべて揃っているからこそ成り立つDiddiさんの作品は、いくら見ていても飽きるということがありません。

機会があればぜひとも生で見てみたい。そう強く思わずにはいられない、大変魅力的な作品ですね。

参照元:My Modern Metropolis(英文)
ソース : ロケットニュース24
http://rocketnews24.com/2013/09/04/364814/

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