秘密保護法案、医師や歯科医師らのグループが廃案求める
2013年12月05日18:29
特定秘密保護法案について、全国の医師や歯科医師らのグループが会見し、患者のプライバシーを守れなくなる恐れがあるとして廃案とするよう求めました。
「どれが秘密なのか分からないのは、我々にとっても非常に困る」(杉山正隆 歯科医師)
「何が秘密なのかということが秘密だと。国民のあらゆる場面で恣意的に拡大解釈される。そういう危険は必至です」(住江憲勇 医師)
会見を開いたのは北海道から沖縄まで、全国で350人あまりの医師や歯科医師らで作るグループです。医師らのグループは、特定秘密保護法案について「何を特定秘密とするのか範囲が明確でなく、十分な審議も尽くされていない」として、法案への反対を表明しました。
その上で、患者の中に特定秘密を扱う公務員などがいた場合、その病歴や服用している薬などプライバシーに関わる情報について、行政機関から提供を強要される恐れがあり、深刻な人権侵害に繋がりかねないとして廃案とするように求めました。
「(特定秘密の管理者に)医師、歯科医院に通院歴があれば、カルテを全部出しなさいと強権発動がなされる。こんな法律が通ってしまう世の中がおかしいと思います」(青木正美 医師)
医師らのグループは廃案を求める署名を衆参両院の議長に提出する予定です。
参照元:TBSニュース
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