<欧州中央銀>「独裁やめろ」…会見に活動家乱入、ビラまく

2015年4月16日(木)10時32分配信
 
CCtPb3zUMAAIpSW

【ブリュッセル斎藤義彦】15日に独フランクフルトで開かれた欧州中央銀行(ECB)理事会後の記者会見で、ハンブルクを拠点とするウクライナ系の女性活動家(21)が、ドラギ総裁の机に飛び乗り、ビラと金色の紙吹雪を浴びせた。女性は拘束されたが、総裁が負傷してもおかしくない事態で、警備当局には大失態となった。

ECBを巡っては、先月18日に新ビルの落成式を行った際、1万人以上の反対デモが起き、警備当局を狙った投石や放火で80人以上の警官が負傷したばかり。

女性は、記者と名乗って会見場に入り、総裁に紙吹雪をかけ「ECBは独裁をやめろ」と叫んだ。すぐに警備員などに拘束された。総裁は手を上げて防御したが、あまりにも驚いたため椅子から立ち上がれなかった。別室に一時避難したが、会見を続行した。

活動家のグループは、女性の権利擁護や反ロシアを訴え、裸で有名政治家などに近付く示威活動を行っている。警備当局は記者の身元を十分チェックせず、活動家だと見抜けなかったうえ、会見場でのテロ対策も十分講じていなかった模様だ。

参照元 : 毎日新聞



CCtPZxCVIAIlSfL

CCtPc_7VEAEVBeI