統合失調症遺伝子108個を特定

2014/7月22日 21時18分

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詳しい原因が分かっていない統合失調症の発症に関連する108個の遺伝子を特定したと、日本を含む国際的な研究グループが発表し、統合失調症の新たな治療薬の開発につながるものとして注目されています。

統合失調症は、幻覚や妄想、それに意欲が無くなるなどの症状が出て、およそ100人に1人が発症するとされますが、詳しい原因は分かっていません。

統合失調症の発症に関連する遺伝子の特定を進めてきた日本やアメリカなどの世界30か国以上、300人以上の研究者で作るグループは、これまで関連が指摘されていた遺伝子25個と、新たな遺伝子83個の合わせて108個の遺伝子が、発症に関連すると特定されたと発表しました。

研究グループに日本から唯一参加している、愛知県豊明市にある藤田保健衛生大学医学部の岩田仲生教授によりますと、今回の研究は、いずれも日本人500人余りを含む統合失調症の患者3万6000人と、統合失調症ではない人11万3000人の遺伝子を解析した結果を基にしたものです。

108個の遺伝子の配列の一部が違っている人では、統合失調症を発症するリスクが1.1倍から1.2倍高かったということで、この解析結果が遺伝子の特定につながったということです。 統合失調症の治療薬は、これまで108個の遺伝子のうち1個に働きかける薬しか実用化されておらず、今回の研究成果は新たな治療薬の開発につながるものとして注目されています。

岩田教授は「国内だけでも20万人が入院している統合失調症について、実態の解明が進み、新たな治療薬の開発の足がかりになることが期待できる」と話しています。 今回の研究成果は、イギリスの科学誌「Nature」の電子版に掲載されています。

参照元 : NHKニュース


心に働きかける精神汚染効果が有るのはそれっぽい。 オカルト的な魔術的思考ってのも、スキゾイドというより統合失調型パーソナリティ障害だろ。

統合失調型パーソナリティ障害 - Wikipedia

・基準1は、関係念慮を持ち偶然の出来事に特別な意味づけをするが、確信を持っている関係妄想はではない。

・基準2は、文化規範から離れた奇妙なあるいは魔術的な信念があり、テレパシーや予知などで、簡単な儀式を伴うこともある。

・基準3は、無いものがあるように感じるというように、知覚の変容がある場合がある。

・基準4は、奇異な話し方は、過剰に具体的であったり抽象的であったり、普通とは違った形で言葉を用いたりする。

・基準5は、妄想様観念を持ち、疑い深く、自分を陥れようとしているのではないかなどと考える。

・基準6、不適切または限定された感情は、良好な対人関係を保つのに必要なことをうまく扱えない。

・基準7は、奇妙な癖や外観は、視線を合わせなかったり、だらしのないあるいは汚れた服装などの特徴を持つことがある。

・基準8は、親族以外にまったく友人がいない。

・基準9は、過剰な社会不安は、慣れによって減じることはなく、妄想的な恐怖によってである。


アメリカの診断基準(DSM4)に従えば、幻覚、妄想、解体会話、緊張行動、陰性症状のいずれか2つ以上を1ヶ月以上に渡り呈することが最低必要条 件になっている。

この診断基準によれば 類似した疾患に、統合失調症様障害、短期精神病障害、失調感情障害、妄想性障害、双極性障害 などがあり、病態の期 間、感情障害の有無などで区別されている。

これらの診断は精神・心理症候で医師が問診を通して判断するものであって、決して生物学的、 遺伝学的な根拠があ るものではない。このように、統合失調症は、病態に不連続性のある特異な 疾患であるというよりは、おおきな精神病症候群のひとつの区分であると考えたほう が妥当かもしれない。

実は二分心仮説ではまだ足りなくて(詳しく読んでないが)声のような音声だけじゃない 他の人に聞こえない声のような本人だけが認知することもあれば、稀に第三者も同時に確認できる特殊な物理現象が発生することもある。 (発生するものによっては日常の出来事と違いがわからないこともあるし日常から逸脱している出来事もある。)

霊が見える江原は霊能者だが、霊が見える人で病院にいる人もいる。霊能者や霊を信じる人は、それを霊と言って病院や医学では幻覚と言ったりする。医者は全て内的な現象とするが、稀に外部に現れる現象もあるので、医学の理解は不十分のまま起きていることは特殊だが、精神的困難には理解者が居た方が良く、それがこういった療法に反映されている。

「開かれた対話」 フィンランドにおける精神病治療への代替アプローチの (Open Dialogue, Japanese subtitles)



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