大学生と偽り交際…三鷹殺害、室外機から2階へ

2013年10月11日14時32分
 
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東京都三鷹市で高校3年の女子生徒(18)が刺殺された事件で、殺人容疑などで送検された無職池永チャールストーマス容疑者(21)(京都市右京区)が大学生と偽って女子生徒と交際していたことが、捜査関係者への取材でわかった。

女子生徒は警視庁にストーカー被害を相談しているが、池永容疑者について携帯電話の番号以外はよく知らなかったという。

捜査関係者によると、池永容疑者は2011年秋、交流サイト「フェイスブック」で女子生徒と知り合った際、「関西の私大生」を名乗り、「英語が得意」と自己紹介したが、実際はアルバイトを転々とし、大学には在籍していなかった。

一方、女子生徒宅の隣家のエアコンの室外機付近から、池永容疑者の靴が見つかった。池永容疑者は路上で取り押さえられた時ははだしで、同庁は隣家の室外機を足場に女子生徒宅の2階に侵入したとみている。

参照元 : 読売新聞
三鷹刺殺:署員、上司にストーカー報告遅れ

2013年10月12日 07時19分

東京都三鷹市で私立高校3年の女子生徒(18)が殺害された事件で、事件当日の8日朝に女子生徒からストーカー被害の相談を受けた警視庁三鷹署員が、同日午後5時前の殺害時間帯まで上司に報告していなかったことが警視庁への取材で分かった。2012年に警察庁が全国の警察本部に出した通達では、ストーカー行為などの相談は速やかに署長に報告すると定めているが、事件発生まで署長が相談内容を知らなかった可能性が出てきた。警視庁は一連の経緯の確認を進める。

警視庁生活安全総務課などによると、女子生徒は8日午前9時ごろ両親と三鷹署を訪れ約1時間半、元交際相手の池永チャールストーマス容疑者(21)=殺人容疑で送検=によるストーカー行為について相談した。

応対した署員は、池永容疑者から送られたメールや手紙を確認するため翌日再び来署するよう伝え、女子生徒らは署を出た。捜査関係者によると、同署員は、別の相談を処理したり上司がイベントに出席したりしていたことなどから、女子生徒の相談内容を上司に報告していなかった。

結果的に上司に報告された時間について警視庁は、「事件発生前後」と説明し、署長への報告がいつだったかは不明だ。女子生徒は8日夕、自宅に侵入していた池永容疑者に襲われ死亡した。

同課の山口寛峰(ひろたか)課長は「通達は『何時間以内に報告すべきだ』などと具体的な時間を示したものではない。緊急性が高ければ当然即座に報告すべきだが、今回の判断が適切だったかどうかについては検証する」と話す。

◇警告電話、知人携帯に

また同庁は11日、ストーカー行為を警告しようと8日に3回電話をしたのは池永容疑者の知人の携帯だったことを明らかにした。池永容疑者は女子生徒と交際時、この携帯を知人から借りて使っていたため、女子生徒はこの番号を連絡先として三鷹署に伝えていたという。

署員は3回とも留守番電話に「三鷹署に連絡してほしい」と吹き込んだが、この携帯電話は既に知人に返却され、池永容疑者には伝わらなかった。知人は知らない番号が表示されたため電話に出なかったという。

一方、池永容疑者が「逃走中に捨てた」と供述していた凶器とされるペティナイフについて、同庁捜査1課は11日、現場から約500メートルのマンション敷地内で発見、押収した。【松本惇、林奈緒美、山崎征克、神保圭作】

参照元 : 毎日新聞




女子高生殺害 三鷹署へのストーカー相談 容疑者「知らなかった」

2013年10月12日 朝刊

東京都三鷹市で私立高校三年の女子生徒(18)が刺殺された事件で、警視庁は十一日、元交際相手の無職池永チャールストーマス容疑者(21)=京都市右京区、殺人容疑で送検=が、女子生徒が三鷹署にストーカー行為を相談していたことについて「知らなかった」と供述していると発表した。

一方で警視庁は事件前に、女子生徒や高校から相談を受けながら事件を防ぐことができなかったことから、山口寛峰(ひろたか)生活安全総務課長は「警告のタイミングや方法を検討する必要がある」などと話し、警察の対応については検証する考えを示した。

警視庁によると、女子生徒は八日、「付きまとわれている」と三鷹署に相談。署は、女子生徒から伝えられた池永容疑者の携帯電話に事件前の午前十時半、午後一時と事件後の午後五時前に警告のために連絡を入れた。電話に出なかったため、留守電に署へ電話するように伝言を残した。

しかし、逮捕後の調べで、この携帯電話は池永容疑者の友人の所有だったことが判明。以前に池永容疑者が友人から借りて女子生徒と連絡を取っていたが、事件当時は友人に返却していた。友人は署からの電話について「知らない番号だったので取らなかった」と話しているという。

事件直前には三鷹署が女子生徒に安否確認の電話を入れた際、池永容疑者は女子生徒方のクロゼットに潜んでいた。しかし池永容疑者は「電話をしていた声は聞いたが、内容や相手先は分からなかった」と供述しているという。

一方、池永容疑者が大学へ行っていないのに、私立大生と偽って女子生徒と交際していたことが、三鷹署捜査本部への取材で分かった。また犯行に使ったとみられるペティナイフを現場から六百メートル離れた三鷹市内の地中から押収した。ナイフは先月二十八日、JR吉祥寺駅近くの量販店で購入していたという。

参照元 : 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013101202000119.html




ストーカー鈍い対応、警察連携怠る…三鷹殺害

2013年10月11日10時30分

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東京都三鷹市で私立高校3年の女子生徒(18)が元交際相手の男に刺殺された事件で、女子生徒はストーカー被害を警察に相談していながら命を奪われた。

長崎県西海市の殺人事件などをきっかけにストーカー規制法が改正され、今月3日に全面施行されたばかり。警察は積極的に動くよう求められたが、警視庁の対応は適切だったのか。警察庁は10日、警視庁に事件の徹底検証を求めた。

◆記録も取らず

「ストーカー被害に遭っている生徒がいる。どこに相談すればいいか」。事件4日前の4日午後、女子生徒が通う杉並区の高校の担任が杉並署に電話をかけた。

応対した生活安全課員は「(相手が)自宅に来ているなら、早急に三鷹署に行くのがいい」と回答。杉並署は「問い合わせ」と扱い、被害者の名前や被害状況などを詳しく聞かず、記録も取っていなかった。

被害者が「たらい回し」にされた2011年12月の西海市の事件を契機に、警察はストーカー被害の相談を別の警察に引き継ぐ場合、担当者を決めて記録に残すことにした。今回、杉並署は三鷹署に連絡していなかった。ストーカー問題に詳しい番敦子弁護士は「深刻な被害が続く中、『ストーカー』と聞いたなら問い合わせの段階でも三鷹署に伝えるべきだった」と指摘する。

◆1人で判断

女子生徒と両親が三鷹署を訪れたのは事件当日の8日朝。生活安全課の担当者は、京都市在住の池永チャールストーマス容疑者(21)(殺人容疑などで送検)が、女子生徒宅の周辺で1日と4日に目撃されたことを聞いた。だが、別の相談が相次いだことや防犯関連のイベントで署員の多くが出払っていたこともあり、担当者は相談内容を上司に報告していなかったという。

西海事件後、警察庁は、暴力事件に発展する恐れのある男女のトラブルに関する相談や通報は、警察本部と警察署長が把握して対処するよう通達を出している。

常磐大の諸沢英道教授(被害者学)は「ストーカー被害は重大事件に発展する恐れがあるので、組織的に漏れなく対応すべきだ。容疑者が遠方から来ていることを考えれば、危険が高まっていることは容易に判断できるはず」と批判する。




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