生徒に木くず食べさせる 授業中かつお節に混ぜ、神戸の中学教諭

2015年5月23日(土)8時31分配信
 
kiato

神戸市須磨区の市立中学校で、技術の授業中、30代の男性教諭がかつお節に木くずを混ぜ、複数の生徒に食べさせていたことが22日、同校への取材で分かった。教諭は「木くずの薄さを体感させたかった」と説明。同校は該当する生徒と保護者に謝罪するという。

同校によると、教諭は昨年末〜今年3月、当時の1〜2年生に授業で木工を教えた。教諭はカンナで木を削る実演をした後、持参したかつお節に木くずを混ぜ、「見分けつかんやろ。いっぺん食べてみるか」などと生徒に勧めたという。

神戸市教育委員会などによると、希望した生徒十数人が口に含み、一部は木くずをはき出さず、そのままのみ込んだという。体調不良の訴えはないという。

同市教委は詳細な調査を同校に指示しており、木くずを口にした正確な生徒数や状況を確認し、教諭の処分も検討する。

同校の校長は「指導方法として不適切で、教諭には厳重に注意した。二度とこのような指導はさせない」と話した。(上田勇紀)

参照元 : 神戸新聞NEXT