たばこ会社に懲罰的賠償2兆円超 米陪審評決

2014.7.20 18:09
 
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米フロリダ州の陪審は、夫が肺がんで死亡したのは長年の喫煙が原因だと主張する女性の訴えを認め、米たばこ大手RJレイノルズ・タバコに懲罰的賠償約236億ドル(約2兆3900億円)の支払いを命じる評決を出した。米主要メディアが19日報じた。

キャメルなどの製品で知られるレイノルズ側は「合理性を欠いた評決だ」と反論し、異議を申し立てる方針。原告の女性はシンシア・ロビンソンさんで懲罰的賠償のほか、遺族側に約1680万ドルの損害賠償も認められた。

ロビンソンさんは夫が1996年に36歳で死亡したのは、13歳から毎日1〜3箱のたばこを吸い続けた結果だと指摘。メーカーが健康への悪影響や中毒性を隠蔽したのが原因だと主張した。(共同)

参照元 : 産経新聞


タバコ会社、肺がん死亡男性に2兆円賠償 天文学的金額で遺族が勝訴

2014.07.21 月

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今月19日(現地時間)、アメリカ・ナンバー2のタバコ会社「R.J.レイノルズ」が、肺がんで死亡した男性に236億ドル(約2兆3600円)もの賠償することが決定した。

フロリダ州ペンサコラの連邦裁判所の陪審員は、レイノルズに対して原告のシンシア・ロビンソンに対して、この懲罰的損害賠償金を命じる判決を下した。これは民事訴訟では過去最大の賠償額となる。

原告のシンシアさんの夫、マイケル・ジョンソンは20年以上にわたり喫煙し、肺がんに罹り、1996年36歳で死亡。2008年にレイノルズ社を相手に訴訟を起こし、同社が喫煙の危険性を知らせることを怠ったためだと訴えた。

一方、ジェフリー・レイバーン同社副会長は、今回の評決に「公正な範囲を超えている」とし、直ちに控訴するという立場を明らかにした。

文/原田大

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