小笠原諸島・西之島付近で新しい島ができているのを確認

2013/11/20 23:43

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小笠原諸島の西之島付近で、新しい島ができているのが確認された。海上保安庁が撮影した、黒い噴煙を上げている島の最新映像が、20日夜に入ってきた。 海上保安庁が20日、「新しい島」が出現した様子をとらえた映像には、爆発とともに噴き上がる黒い噴煙や、同時に飛び出したとみられる岩石が、四方八方に飛び散る様子も確認できる。

この島の直径は、200メートル程度。 断続的に観測される、爆発にともなう黒い噴煙は、火山灰を含んでおり、島の表面から立ちのぼる噴煙は、主に湯気を含んでいるため、白く見えるという。 島が現れた場所は、東京から南におよそ1,000km、小笠原諸島の無人島・西之島の南南東500メートル付近。 午前10時20分ごろ、海上自衛隊から気象庁に「噴煙が上がっている」と通報があり、午後4時17分、海上保安庁が、新しい島が出現していることを確認した。

およそ2カ月前には、パキスタンでマグニチュード7.7の大地震が起きた直後に、突如、島が出現した。 この時は、地殻変動が原因とみられているが、海上保安庁の伊藤弘志火山調査官は「海底火山で噴火が起きますと、たまに、こういった新島ができまして。日本付近でも、戦後4〜5回くらいは、このような新島が観測されています」と話した。

映像では、海底火山の影響か、新たな島の周辺で、海水が緑がかった色に変色している様子も確認できるが、この島は、しばらくすると消えてしまう可能性もあるという。 伊藤調査官は「このままですと、波によって削られて、なくなってしまう可能性があります。ただ、溶岩流などで、上を固い溶岩で覆われたりすると、長持ちして、島として残るかもしれません」と話した。

西之島では1973〜1974年にかけても、周辺海域で噴火が発生。 この影響で、新しい島が形成されたことがあり、噴火はこれ以来、40年ぶりだという。 気象庁は、今後も噴火が発生する可能性があるとして、「火口周辺警報」を発表した。 海上保安庁も、「航行警報」を出し、付近を通過する船舶に警戒を呼びかけている。

参照元 : FNNニュース

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00258215.html




小笠原諸島・西之島付近に新島 大きな島に形成される可能性も

2013/11/21 17:16

20日、東京から南におよそ1,000kmに位置する小笠原諸島・西之島の南南東の海上に出現した新しい島について、海上保安庁では、今後、さらに大きな島に形成されていく可能性があると分析している。

海上保安庁の火山調査官によると、映像で、新しい島の中央付近で噴火による爆発が継続してみられること、また、島が出現した海域が、水深20メートルと浅瀬であることなどから、今後も噴火活動が続く場合、島の大きさが拡大していく可能性が高いとしている。

新しい島は、現在も噴煙を上げているとみられていて、海上保安庁は、21日も航空機による島の観測を行う方針。 新しい島の出現は、1986年以来という。

参照元 : FNNニュース

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00258258.html




小笠原諸島・西之島付近に新島 菅長官「領海が広がればいい」

2013/11/21 23:54

小笠原諸島の西之島近くに突如現れた島は、21日も噴火を続け、島自体も大きくなっている。 今後、さらに大きくなり、島として正式に認められるのか、それとも波に削られて、なくなってしまうのか。 海面から立ち上る白い噴煙の下にあるのが、20日に姿を現した新しい島。

1分ほどの間隔で起こっているという激しい爆発は、数メートルとみられる大きさの岩石を吹き上げていた。 東京から南におよそ1,000km、小笠原諸島の西之島の南南東500メートル付近に現れた島。 21日は、南北に400メートルほど、東西200メートルほどの大きさになっていた。

20日と比べても、大きく、島らしくなり、はっきりとした円形の火口が見て取れる。 島の観測を行った、東京工業大学の野上健治教授は、21日午後4時半すぎ、「島ができて、噴火をして、24時間たってみて、あのサイズまで成長していますので、それなりのものが、ずっと断続的に出続けないと、ああいうふうにはならないだろうと。終わりではなくて、あれが始まりなので。

だから、今後どうなるかっていうのは、注視する必要があると思います」と語った。 新しい島の誕生に、菅官房長官は期待を表した。 21日午前11時すぎ、菅官房長官は「領海が広がればいいなと思いますよ。この島が、きちっとした島になってもらえればね、これが、わが国の領海が広がるわけですから」と述べた。

国連の条約の中で、島の定義は、自然に形成された陸地であること、水に囲まれていること、高潮時において水面上にあることの3つと定められている。

今回のケースは、どうなのか。海洋問題にくわしい、東海大学海洋学部の山田吉彦教授は「(島が成立する可能性は)今の段階では、5分5分でしょうか。火山灰と火山弾ですので、要は石と砂でできている島ですので、波によって削られてしまう可能性が高い」と語った。

山田教授によると、西之島の海中は、富士山と同じくらいの4,000メートル級の海底火山になっている。 その頂上付近では、爆発を繰り返していて、火山灰と火山弾が蓄積し、それが20日になって、海面に出てきたという。 島の所有権について、山田教授は「日本の領海内に新しくできましたから、全く問題なく、日本の領土に組み入れられます。

ただし、これが公海、公の海で同じことが起こった場合には、まず先に発見した国、先に占有の意思を示した国の権利が発生する可能性があります。国際紛争を招く可能性があります」と語った。島の命名については、内閣府が関係省庁と相談し、決めるということだが、小笠原村に所属することになるとみられることから、地元の声があれば募集し、優先するという。

参照元 : FNNニュース

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00258281.html

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