宅見組組長射殺、指揮役の元山口組系組長を逮捕

2013年6月6日01時12分

神戸市中央区のホテルで1997年8月、暴力団山口組最高幹部の宅見勝・宅見組組長(当時61歳)が射殺され、流れ弾による巻き添えで歯科医師の男性(同69歳)が死亡した事件で、兵庫県警は5日、殺人と銃刀法違反の両容疑で指名手配していた元中野会(解散)系組長で無職の財津晴敏容疑者(56)を潜伏先の埼玉県狭山市のアパートで発見、逮捕した。

兵庫県警は財津容疑者が実行グループの現場指揮役と判断、16年の足取りや逃走を助けた人物がいなかったかどうかを調べる。発表によると、財津容疑者は他の組員ら5人(うち2人は死亡)と共謀。97年8月28日午後3時35分頃、神戸市中央区のホテルの喫茶店で、宅見組長を射殺し、隣のテーブルに居合わせた男性を流れ弾で殺害するなどした疑い。

調べに「間違いありません。犯行の見届け役として現場に行きました」などと容疑を認めているという。  宅見組長は当時、山口組のナンバー2の若頭。県警は事件の背景に、96年に起きた中野会会長に対する銃撃事件を巡り、抗争組織と和解を進めていた宅見組長への不満があったとみている。

ソース :
読売新聞





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