出所者雇用に年最大72万円…法務省が奨励金

2014年8月18日(月)9時13分配信
 
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法務省は、刑務所や少年院からの出所者を雇った協力雇用主に対し、1年間にわたって最大72万円(出所者1人当たり)の奨励金を支給する新たな制度を来年4月から始める方針を固めた。

来年度予算の概算要求に十数億円を計上する。同省の調査では、無職の出所者の再犯率は、仕事に就いている場合と比べて4倍に上っており、出所者の年間の新規雇用を現在の約2500人から約4000人に増やした上で、職場への定着も実現したい考えだ。

法務省の調査では、保護観察の終了時点で、仕事を持つ出所者の再犯率が7・5%なのに対し、無職だった出所者は30%が再び罪を犯しており、約4倍に上っている。2013年度には、協力雇用主に対し、出所者を1人雇うと半年間で約12万5000円の「謝金」を支払う制度が設けられた。

参照元 :
読売新聞