カタコトで「韓国からキタ」→実は日本人だった 兵庫県警が誤認逮捕

2014.10.25 19:36
 
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兵庫県警尼崎北署は25日、韓国から不法入国したとして入管難民法違反(旅券不携帯)容疑で同日逮捕した県内の男性(25)が韓国人ではなく日本人だったことがわかり、即日釈放したと発表した。男性は約2時間拘束された。男性の身元が当初不明で、片言の日本語で「コンテナに入って韓国から来た」と供述したため逮捕したという。

同署によると、25日午前2時50分ごろ、尼崎市内のスナックから「無銭飲食の男性客がいる」と110番があった。駆けつけた署員が3人連れの客に事情を聴くと、1人が身分を証明できるものを持っていなかった。この男性は「父は日本人、母は韓国人。韓国からフェリーのコンテナに入って日本に来た」などと片言の日本語で話したという。

署員は不法入国の疑いがあると判断。午前7時半ごろから男性に任意同行を求めて事情聴取したが、身元を特定できないまま、同8時20分に逮捕。直後に男性が「実は日本人です。嘘をついてすみません」と名前などを話し始め、母親に連絡して日本人と確認され同10時25分に釈放した。男性は嘘をついた理由を話していないという。

同署幹部は25日午前、市内の母親宅を訪れて謝罪した。西村章雄副署長は「今後、このような事案がないよう適正な手続きを徹底したい」とコメント。署の幹部は「韓国人と判断できる直接証拠もなく、供述と片言の日本語という間接証拠だけで逮捕したことは甘かった」と述べた。

参照元 : 産経新聞




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