拉致全面的「再調査」で日朝合意 制裁一部解除へ

2014/05/30 05:50
 
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安倍総理大臣は、ストックホルムで行われた日朝協議で、北朝鮮側が日本人拉致被害者らの全面的な再調査を約束したと発表しました。

安倍総理大臣:「北朝鮮側は拉致被害者、拉致の疑いが排除されない行方不明の方々を含め、すべての日本人の包括的、全面調査を行うことを日本側に約束をしました。全面解決に向けて、第一歩となることを期待しています」

北朝鮮側は、すべての機関を対象に調査権限を持つ「特別調査委員会」を3週間後をめどに立ち上げ、生存者がいた場合には帰国させる方向で協議するとしました。これを受けて、日本政府は調査開始を確認したうえで、日本独自の制裁措置のうち、北朝鮮籍の人の入国禁止や北朝鮮船舶の入港禁止など一部を解除することにしました。

ただ、菅官房長官は、万景峰(マンギョンボン)号については解除の対象外だとしています。また、北朝鮮側が強く求めていた朝鮮総連本部ビルの競売問題については、「政府として司法に介入はしない」として、再調査の条件にはしませんでした。

参照元 : テレ朝ニュース








政府が家族会に説明へ 横田夫妻「今度こそ」

2014年5月30日11:11

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拉致被害者の家族会に対し、政府は30日夕方、今回の日朝協議の結果について直接、説明を行う予定です。横田めぐみさんの両親は講演のために出席しませんが、「今度こそは」と調査の進展に期待を寄せています。

「今度はもう(死亡か生存か)どちらかはっきりすると思います。向こう(=北朝鮮側)は『死亡』と表明しているわけだからね」(横田滋さん)

「生きているのは絶対生きていると私は思ってますけど、そんなに手放しでは喜べませんよね、はっきりするまではね」(横田早紀江さん)

参照元 :
TBSニュース