マイナンバーで100万円…厚労省職員が“ワイロ”

2015/10/13 17:53

2015-10-14_033202

マイナンバー制度に関連する入札を巡り、厚生労働省の職員の男が便宜を図った見返りに現金100万円を受け取ったとして逮捕されました。警視庁クラブから報告です。

(社会部・門秀一記者報告)
すでに時効になっていますが、賄賂を贈ったとされる東京・千代田区のコンサルティング会社への捜索が終わり、段ボール5箱ほどの資料を押収したということです。収賄の疑いで逮捕された厚生労働省情報政策担当室の室長補佐・中安一幸容疑者(45)は2011年10月に、厚労省が公示したマイナンバーに関連する規格競争入札の業者選定を巡り、コンサルティング会社が落札できるよう便宜を図った見返りに現金100万円を受け取った疑いが持たれています。

中安容疑者は、警視庁の取り調べに対し、「自分から100万円を要求した」と供述しているということです。また、中安容疑者は受注の5年ほど前から、コンサルティング会社の代表と付き合いがあったということです。このコンサルティング会社は2011年以降に少なくとも5件、総額約12億円の業務を厚労省から受注をしていることも分かりました。警視庁は詳しい経緯と癒着の実態などを調べることにしています。

参照元 : テレ朝ニュース



DSCF0218