福島第一原発で配管外すミス、作業員が汚染水かぶったか

2013年10月09日13:43
 
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福島第一原発の汚染水を処理する設備で、作業員が誤って配管を外し、高濃度の汚染水が漏れました。施設の外には漏れていませんが、近くにいた作業員6人が汚染水をかぶったとみられます。

汚染水漏れがあったのは、福島第一原発で原子炉を冷却したあとの水を集めて、塩分を除去する淡水化装置です。

9日午前10時すぎ、作業員が、この装置の配管を誤って外し、高濃度の汚染水が漏れました。漏れたのは放射性セシウムなどを取り除いたあとの水ですが、取り除けない放射性物質が1リットルあたり、およそ3700万ベクレル含まれているとみられます。

施設内の外には流出していないということですが、原子力規制庁によりますと、装置の周辺にいた作業員6人が汚染水をかぶったとみられ、現在、東京電力が被ばく線量などを調べています。

福島第一原発では、今月7日も作業員のミスで原子炉に冷却水を注ぐポンプが一時停止するなど、人為的なミスが相次いでいます。




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