三鷹ストーカー殺人裁判、池永被告に無期懲役求刑

2014年7月29日17:33
 
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東京・三鷹市で起きたストーカー殺人事件の裁判で殺人などの罪に問われた男に対し、検察側は「殺害の動機は身勝手極まりなく、被害者の名誉や尊厳も傷付けた」として無期懲役を求刑しました。

去年、元交際相手の女子高校生(当時18)を殺害したとして、殺人などの罪に問われた池永チャールストーマス被告(22)。29日の被告人質問で池永被告は、事件前に被害者を待ち伏せした際の心境について、「最後に会った時よりもすごくキレイになっていたので、誰かに奪われたくないと思った」と話し、「大きな動脈がある首や肝臓を狙って刺した」などと犯行の状況を詳細に説明しました。

さらに、被害者の写真をネット上に流出させたことについては・・・。
「自分の存在の証明、および被害者の尊厳を傷つけたかった」(池永チャールストーマス被告)

その後、行われた論告で、検察側は「強固な殺意に基づく犯行で動機は身勝手極まりない」「殺害だけでは飽き足らず被害者の名誉や尊厳も傷付けた」と指摘し、「無期懲役」を求刑しました。被害者や遺族への明確な謝罪が無いまま、裁判は結審しました。

裁判の後、遺族は弁護士を通じ「ストーカー殺人の連鎖を絶つためにも、勇気をもって死刑の判決を出してほしい」とコメント。判決は来月1日に言い渡されます。

参照元 :
TBSニュース




「きれいで誰かに奪われたくないと」三鷹ストーカー

2014/07/29 11:55

東京・三鷹市の女子高校生ストーカー殺人事件の裁判で、元交際相手の男が「被害者がきれいになっていたので、他の誰かに奪われたくないと思った」と話しました。

池永チャールストーマス被告(22)は、元交際相手の女子高校生(当時18)を殺害した罪などに問われています。先週に続いて行われた被告人質問で、池永被告は去年9月、自宅周辺で待ち伏せした際に、女子高校生を見て「自分が最後に会った時よりきれいになっていたので、他の誰かに奪われたくないと思った」と語りました。

また、「ナイフで首元や肝臓を狙った。決心に揺らぎはなかった」と表情を変えることなく、淡々と語りました。29日午後には検察側の求刑があり、判決は来月1日に言い渡されます。

参照元 :
テレ朝ニュース