シリア内戦、子供の難民100万人超える ユニセフ

2013年08月23日 17:30 発信地:ジュネーブ/スイス

d5176-70-756271-1

【8月23日 AFP】母国での戦闘を逃れシリアから国境を越えて避難した子供たちの数が23日、100万人に達した。国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)のアンソニー・レイク(Anthony Lake)事務局長が明らかにした。

内戦におけるシリア難民の約半数を子供たちが占めているという。直近の国連(UN)統計によれば、シリア難民のうち約74万人は11歳未満だ。

一方、シリア国内にも激化する内戦で住む場を追われた子供たち200万人が取り残されている。

国連によると、2011年3月にバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領に抗議するデモ隊の鎮圧から始まった戦闘による死者は10万人を超え、うち7000人あまりが未成年の子供たちだという。(c)AFP

参照元 : AFP BBNEWS


子供の難民が100万人超える シリア

539734_336719116440125_1120660564_n

内戦が続くシリアから周辺の国々に逃れた子供の難民が100万人を超えたと国連の機関が発表した。 UNHCR(=国連難民高等弁務官事務所)とユニセフ(=国連児童基金)は23日、シリアからレバノンなど周辺国に逃れた18歳以下の子供の難民が100万人を超えたとの声明を発表した。

これは難民全体のほぼ半数にあたる。また、このうちの74万人が11歳以下で、親を失った子供も多いことから、人身売買の恐れもあると指摘している。声明では「国際社会が子供を守る責任を果たせなかったということ。

恥ずべき状況だ」として、各国に児童難民への支援を呼びかけた。UNHCRとユニセフでは、約5000億円が必要だとしているが、これまでに集まったのはその半分以下にとどまっているという。