安倍首相、クルーグマン氏と会談 再増税の是非判断に影響か

2014.11.06
 
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安倍晋三首相は6日午前、来年10月の消費税率引き上げに懸念を示す、ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン米プリンストン大教授と官邸で会談した。再増税先送りを唱える浜田宏一、本田悦朗両内閣官房参与も同席した。再引き上げの是非判断(12月)を目前に控えた時期だけに、永田町内外で憶測を呼びそうだ。

クルーグマン氏は先月末の都内での講演で、アベノミクスについては「革新的で、政策のイノベーションとして成功例だ」と支持を表明しながら、「増税延期を願っていたが、(4月に)消費税を上げたことで経済の回復は大きな打撃を受けた」「政府は型破りな考えをとるべきだ」などと、消費税増税が日本経済に与える影響について強い懸念を示していた。

官邸周辺によると、クルーグマン氏は会談で、安倍首相に再増税反対を進言したという。

安倍首相は12月に示す判断について「(経済指標をみながら)総合的に判断する」としており、クルーグマン氏の提言が首相の判断材料の1つとなる可能性もある。

参照元 :
ZAKZAK

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