UMA「ヒツジ男」を追っていた女が死亡!! 鉄道高架橋下に潜む悪魔=アメリカ

2016.04.28

トカナが何度も指摘してきたように、米国にはそれぞれの州で独自のUMA(未確認動物)伝説がある。オハイオ州の「グラスマン」、ウェストバージニア州の「モスマン」、ニュージャージー州の「ジャージー・デビル」、サウスカロライナ州の「トカゲ男」、ロッキー山脈一帯の「ビッグフット」……。そして今、ケンタッキー州ではUMA「ヒツジ男」が絡むと思しき奇妙な死亡事件が発生し、住民は恐怖に怯える日々を送っているという。早速、詳細をお届けしよう。

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■あまりにも悲惨な事件の経緯

今月23日、深夜のことだった。地元放送局「KLTV」によると、ケンタッキー州の工業都市ルイビス郊外、フィッシャーヴィルを走る古い鉄道高架橋で、観光客の女性が貨物列車と激突し25〜30m落下、全身を強打して死亡した。女性はオハイオ州デイトン出身のロキ・ベインさん(26)。事故現場にボーイフレンドも居合わせたが、彼は無傷で生還している。

ボーイフレンドが明かした事件のいきさつはこうだ。事故当時、カップルはともに鉄道高架橋の線路を徒歩で渡っていたが、ちょうど真ん中に差しかかったところで、後ろから列車が迫っていることに気づいた。古い鉄道高架橋は、線路ぎりぎりの幅しかないほど細い。走って渡り切ることを断念した彼らは、高架橋の縁にぶら下がることで助かろうとした。ところがロキさんは、恐怖のあまり手間取ってしまい列車と激突。弾き飛ばされて死亡したという。

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それにしても彼らは、なぜ高架橋を渡るという愚かな行為に及んだというのか? 地元住民が恐怖に怯えているのは、まさにその理由にあった。そう、ボーイフレンドの口からケンタッキー州のUMA「ヒツジ男」の名が飛び出したのだ!

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■鉄道高架橋の下に棲むUMA!?

話を続ける前に、このUMAの概要について解説しよう。UMA「ヒツジ男(Pope Lick Monster、Goatman)」とは、ケンタッキー州の高架橋の下に棲むと考えられている、頭部がヒツジ(ヤギ)、体が人間のハイブリッドUMAである。

「ヒツジ男」は、縄張りに進入してきた人間に催眠術をかけることができる。そして高架橋を歩いて渡るように仕向け、事故死へといざなう恐ろしい存在だ。特に10代の若者やカップルが標的になることが多いとされる。

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■「ヒツジ男」に殺られてしまったのか?

そして今回、事故から生還したボーイフレンドが語った“鉄道高架橋を渡った理由”こそ、「『ヒツジ男』に会うため」。つまりカップルは、旅行中に偶然「ヒツジ男」の伝説を耳にして、このUMAを探すために高架橋を歩いたというのだ。しかし、当然ながら地元の人々は「ヒツジ男」の狡猾さを知っている。実は催眠術にかけられ、意識の朦朧とするなかで事故に遭ってしまったのではないかと囁く声も上がっているのだ。

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事故現場となった鉄道高架橋は確かに古く、一見するともう使われていないようにも見えるが、近隣住民によると今でも30分毎に列車が通過しているという。

「橋の真ん中で電車が来たら、飛び降りるか走るしかありませんね。さもなければ、激突は免れないでしょう」(近隣住民)

ちなみに、カップルの旅行の本当の目的は、ケンタッキー州の廃病院で催される心霊ツアーに参加することだったうえ超常現象探知機まで携行していたというから、相当なオカルト好きだった可能性があるだろう。なお検死官代理は、事故当時のカップルが酒を飲んでいたり、ドラッグを摂取していた可能性を否定している。



現在、ルイビル鉄道警察は事件の調査を継続中だ。列車の運行会社であるノーフォーク・サザン鉄道とともに「絶対に鉄道高架橋を渡らないように」と呼びかけている。果たしてカップルは、単にUMAに会いたい一心で危険な行為に及んだのか、それともまんまと「ヒツジ男」の魔の手にかかってしまったのか? いずれにしても、UMAの怪しい魅力によって今回の事故が起きたことだけは紛れもない事実である。

(編集部)

参考:「The Daily Mirror」、「The Daily Mail」、「courier-journal」、「KLTV」、ほか

参照元 : TOCANA


ヒツジ男

original

ヒツジ男(ヒツジおとこ、Goat man)とはUMAの一種。アメリカ合衆国で目撃されている。

訳名
ゴートマン(Goatman)を直訳すればヤギ男となる。しかし、目撃情報には「ヒツジのような角を生やしていた」というものもあり、またヤギとヒツジは混同視されがちであるため、日本ではヒツジ男と訳される傾向が強い。本項もそれに倣う。

外見
多くの目撃者によると、「ヒツジのような顔を持つ怪物」とされる。体長は2mほど、筋骨質の体格をしており、体全体は「ヒツジのようにカールした灰色の毛」で覆われているという。

ピッグマンやワニ男のように体は人間に似ているといわれており、二足歩行をすることから、一種の獣人と考えられる。モンキーマン、アスワング、ピッグマン(ブタ男)、カエル男、モスマン(蛾男)、フクロウ男(オウルマン、アウルマン)、ワニ男、トカゲ男、と同様の半獣半人タイプ。

しかし、「顔が人間で体がヒツジ」、という目撃例もある(つまり人面羊)。

概要
目撃例の多くが、カリフォルニア州のサンタ・ポーラに集中している。サンタ・ポーラには、かつてビリワック・デリー(Billiwack Dairy)という酪農工場があった。工場が倒産した後、この工場を中心に目撃が相次いだため「ビリワック・モンスター(billiwack monster)」とも呼ばれる。

軍の遺伝子実験説
倒産後、この工場は「軍の秘密工場」として使用され、そこで「極秘に行われていたの産物として、ビリワック・モンスターが誕生した」というエピソードを持つ。そのため、獣人型UMAの中でも、ピッグマンと並んで都市伝説色が特に強く、そのネーミングもあって非常にユーモア溢れる「愛すべき」存在として親しまれている。

見間違い説
黒魔術の儀式で、羊のマスクを被った人間を見て、怪物と勘違いしたのでは?という説もある。

仮説
ヒツジ男については、以下のような仮説がある。

・未発見の生物
・地球外生命
・人間(もしくは動物)の突然変異
・人間(もしくは動物)の奇形
・ピッグマンと同種、あるいは近似種
・モンキーマンと同種、あるいは近似種
・宇宙人のペット説
・体毛が濃い不審者

参照元 : wiki/ヒツジ男