北朝鮮、弾道ミサイル2発発射=ノドン、射程650キロか

2014/03/26-07:20

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【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部は26日、北朝鮮が同日未明、中距離弾道ミサイル「ノドン」と推定される2発を日本海側に発射したと明らかにした。

合同参謀本部によると、午前2時半すぎに2発発射され、射程は650キロ程度と推定される。発射地点は平壌北方の平安南道肅川とみられる。韓国と日本の間の公海上に落下したとみている。事前に航行禁止区域の指定は行っていなかった。韓国軍はさらなる発射の可能性に備え、監視を強化している。

ノドンはスカッドを基に開発された弾道ミサイルで、最大射程は1300キロに及ぶ。北朝鮮は2月下旬以降、米韓合同軍事演習に対抗し、短距離ミサイルやロケット弾を相次いで発射。3月3日には射程500キロ以上とみられるスカッドCを発射していた。今回も一連の発射実験の一環とみられる。

オランダ・ハーグで行われた日米韓首脳会談をけん制するとともに、26日は北朝鮮が犯行を認めていない韓国哨戒艦沈没事件から丸4年に当たることも意識した可能性がある。一方、北朝鮮の祖国平和統一委員会は25日、韓国が黄海の北方限界線(NLL)付近で北朝鮮を中傷するビラを散布したと反発していた。ただ、日本などへの刺激を避けるために、飛距離を抑えたもようだ。

参照元 : 時事通信

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