8本足で生まれた「スパイダー犬」 が誕生 ー 非常に稀な犬の奇形=トンガ

2015.06.12
 
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トカナでは「人面ヒツジ」「8本足のヤギ」「2つの顔を持つ猫」など、奇形動物の話題をお届けしてきた。

そして、今回はトンガで産まれた「スパイダー犬=8本足の子犬」についてお伝えしたい。この8本足の子犬は、元々は2匹の子犬になるはずの身体が胸のあたりで癒着しておりその結果、足が8本、尾が2本ある。残念ながらこの子犬は生後数時間で死んでしまった。

■犬では稀なタイプの奇形

この写真を撮ったマローニさんは、「Daily Mail」紙に「こんな姿の生き物を見たのは初めてです。この子犬は一緒に生まれてきたほかの子犬のように、這いまわることができませんでした。また顔に裂け目があって、青く、酸素不足のようにも見えました」と語った。

オーストラリアで動物看護師をしているエリカ・フェアレイさんによれば、重度の奇形で生まれた動物は通常、生後数時間しか生きられないという。そして「多分、これは不良遺伝子と妊娠期間中の栄養不良などの多くの要因の結果と思われます」と結論づけた。

ちなみに、オーストラリアの動物学者も、この写真を見て「この写真の子犬の奇形は本物だと思います。なぜなら鼻の部分に割れ目があり、それは胎児の時に何か問題が起こったことを示しているからです」と述べている。また、羊や牛では外見上の奇形は珍しくないが、この種の奇形の犬は稀だとも話している。

どんな動物でも卵子が何かの理由で通常の分裂をせずに、身体が癒着して生まれることはあるという。この子犬は、身体が癒着しているほかは目立った奇形は外見上はみられなかったが、もし、「2つの顔を持つ猫」のように獣医がすぐ近くにいる環境だったらもう少し生きられたのかもしれないが……。
(文=美加リッター)

参考:「Daily Mail」「Banoosh TV」ほか

参照元 : TOCANA



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