伝説のUMA「ジャージー・デビル」出現!! 200年間追い求めてきた衝撃の姿がそこに!

2015.10.20

米国では、各地に未確認動物「UMA」の目撃情報が存在する。ビッグフット(ロッキー山脈一帯)、リザードマン(サウスカロライナ州)、チュパカブラ(テキサス州など南部諸州)が特に有名だが、それらと並び忘れてはならない存在が「ジャージー・デビル」だ。

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ニュージャージー州で、実に200年以上前から存在が囁かれているUMA、ジャージー・デビル。胴体は馬や鹿にソックリだが、目は赤く、背中にコウモリのような巨大な翼を持つとされる。1735年、同州南部のパインバレンズに住んでいたリーズ家で、嵐の夜に誕生した13番目の子どもが母親に抱かれながら突然バケモノに姿を変えたという伝説が最もポピュラーだが、ほかにもリーズ家の子どもたちが森で見つけた不思議な卵が孵化したもの、などさまざまなストーリーが今に伝わっている。

そして今回、ついに空を飛ぶジャージー・デビルの姿を捉えたと思しき写真が公開され、「FOXニュース」をはじめとする全米のメディアが大いに沸き立っているようだ。早速問題の写真をご覧いただこう。

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茶色の毛皮に包まれた胴体と短いツノ、そして大きな翼とヒズメ――あらゆる特徴が伝説と一致する! これはまさに、ジャージー・デビルが空へと飛び去る決定的瞬間ではないか!! 撮影に成功したのは、ニュージャージー州リトル・エッグ・ハーバー・タウンシップに暮らすデイブ・ブラックさんだ。

今月6日、同州アトランティックシティで警備員として働くブラックさんは、仕事を終えて自宅へと車を走らせていた。するとゴルフ場近くに差し掛かった時、並木道を走る不思議な動物の姿が目に飛び込んできたのだという。

「何度も振り返って確かめたのですが、最初はラマのようにしか見えませんでした」(ブラックさん)

しかし次の瞬間、彼のド肝を抜く事態が発生する。なんと、そのラマと思しき動物が、翼を広げて空へと飛び去ったのだ。気が動転しながらも、ブラックさんはとっさに携帯電話を取り出し、その驚くべき瞬間を写真に収めることに成功した。

「それはまるで皮のような翼を広げて、ゴルフ場の向こうに飛んで行ってしまったのです」(ブラックさん)

帰宅後、何度写真を見直してみても、ブラックさんには動物の正体がさっぱりわからない。困り果てた彼は、地元ニュースサイトの「NJ.com」に相談し、読者から意見を求めることに決めたのだった。

「みんながフォトショップで加工した写真ではないかと疑いますが、誓ってそのようなことはありません」
「(吊るし上げるための)ワイヤーのようなものも見えませんでした」
「何らかの動物が、フクロウに捕まっただけではないかと言う友人もいますが……誰かにハッキリとさせて欲しい、ただそれだけなのです」

記者からの質問に、このように答えたブラックさん。しかし、話はこれで終わらなかった。なんとブラックさんと時を同じくして、同州のエミリー・マーティンという女性が、夜空を飛ぶジャージー・デビルの映像を撮影していたことが判明したのだ。彼女は撮影時の状況について詳しく明かしていないが、出現場所は、あのリーズ家が暮らしていたとされる地点から、そう遠くないという。



果たして、ついに伝説のUMAがカメラの前に姿を現したのか? ジャージー・デビルを200年間追いかけてきた地元の人々にとって、これほど心躍るニュースはほかにないだろう。今後さらに目撃談が続くことになるのか、期待しつつ事の成り行きを見守ろう。

(編集部)

参考:「NJ.com」、「FOX News」、ほか

参照元 : TOCANA


ジャージー・デビル

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ジャージー・デビル(英語:Jersey Devil)は、米国ニュージャージー州一帯で古くから報告されているUMA。リーズ・ポイントの悪魔またはリーズ家の悪魔とも呼ばれる。

概要
体長1 - 1.8mほど、馬、羊または鹿に似た顔で、真っ赤な目を持つ。胴体は黒っぽい毛で覆われており、背中にはコウモリを思わせる翼が生えており、空を飛ぶ。尻には細長い尾がある。路上や建物の屋根に馬のひづめのような足跡を残す。

伝説によれば、1735年、同州南部のパインバレンズ(松類荒原)に住んでいたリーズ家の母親が13番目の子を出産する際に大変な難産であったため、「こんなに苦しませる子なら悪魔が生まれてくればいい」と冗談で言った所、ようやく生まれた13番目の子供は母親の腕の中で、突如怪物へと変身し、そのまま天井を突き破り飛び去ったという。これ以外にも、多くの異説が存在する。この「リーズ家の母親」はジャネット・リーズという実在の人物で、少なくとも12人の子供がいた記録が残っている。

目撃情報
1778年、スティーヴン・ディケーター海軍代将が砲弾テストを行うためハノーバー鉄工所を訪問している際遭遇。発砲したところ、弾は翼膜を貫通したがそのままどこかへ消えたという。

1820年代に元スペイン国王ジョゼフ・ボナパルトがニュージャージーの地所で目撃した。

1909年1月16日から1月23日の8日間には目撃事件が集中発生し、出没地域は30以上にも上った。このときは都市部でも目撃され、フィラデルフィアなどでも大騒ぎになった。21日には、市街電車が襲撃されたため武装した警備員が出動する事態となった。また、この騒動に際して目撃証言が西海岸側のカリフォルニア州にまで及んだり、カンガルーに細工を施し見世物として公表した例もある。

1980年ニュージャージー州南部に現れ、家畜を襲い、この際にも馬のひづめに似た足跡を残した。

1993年12月にはニュージャージー州の自然公園管理者ジョン・アーウィンが、森のパトロール中に二本足で立つ怪物に遭遇した。

最近では2007年、2008年にも目撃情報がある。

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伝説に関して
「リーズ家の母親」の伝説には後世脚色が加えられたと思われる。すなわち、当時12人の兄弟のうち下から3番目の子供が森で奇妙な卵を見つけ、家に持ち帰った。子供達は卵を孵化させようと家の暖炉で暖め始めたが、数ヵ月後卵から孵化したのは見たことが無い動物だった。

親はすぐ、森に雛を捨てるよう子供に命じるが、情が移ったのか子供達は地下室で密かに育てることにした。しかし、ある日とうとう親に見つかってしまう。兄弟の内、一番下の妹が動物にかまれたのだ。既にこの頃には雛も子犬ぐらいの大きさになり、凶暴化していた。子供達も手に負えなくなり、親や近所の住民がその夜、その動物を処分しようとしたところ、突如その動物は奇声を発しながら飛び上がり、夜の闇へと消えてしまったという。

もう一つの伝説は、ある日、ジャージー家に奇怪な子供が産まれた。その子供は馬のような頭、コウモリのような翼、蛇のしっぽのついた子供だったという。その子供は産まれてすぐに家を飛び出して行方不明になったという。その子供は時々子供を食べるとされ、「ジャージー家の悪魔」、「リーズ家の悪魔」とも言われている。 この一件が、大袈裟に伝えられている内に、上記のような悪魔誕生話へと成長したのが真相ではないかと言われている。

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正体
その正体としては、

・中生代に棲息した翼竜の生き残り説。
・アフリカに生息するウマヅラコウモリ説。
・ミミズク(アメリカワシミミズク)やクマの誤認説。

などが挙げられている。

参照元 : wiki/ジャージー・デビル