ウイルス作成容疑で高校生逮捕

2018/1/31(水) 11:24配信

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仮想通貨「モナコイン」を不正に入手するため、コンピューターウイルスを作成するなどした疑いで、17歳の男子高校生が愛知県警に逮捕された。

大阪府内の高校に通う17歳の少年は、2017年10月、仮想通貨「モナコイン」の口座に不正にアクセスできるウイルスを仕込んだソフトを作成、URLをインターネット上の掲示板に投稿した疑いが持たれている。

2017年10月、「掲示板に投稿された内容が犯罪ではないか」と警察に相談があり、発覚した。

「モナコイン」は、2013年に日本で始まった仮想通貨で、現在では、総額704億円分が流通しているという。

少年は、「意図してやっていない」と容疑を一部否認しているが、警察は、少年が別の男性からも「モナコイン」を不正に入手していたとみて調べている。

参照元 : ホウドウキョク

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高3男子逮捕!仮想通貨不正入手ウイルス作成 標的モナコイン

2018/1/31(水) 6:01配信

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約580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した衝撃の冷めやらぬ中、高校生が仮想通貨に不正アクセスする事件が発覚した。愛知県警は30日、仮想通貨「モナコイン」を不正入手するためのコンピューターウイルスを作成したとして、大阪府貝塚市の高校3年の男子生徒(17)を不正指令電磁的記録作成・同供用の疑いで逮捕した。

逮捕容疑は昨年10月10日ごろ、モナコインを引き出すのに必要なキー(パスワード)を不正入手できるウイルスを自宅で作成。モナコイン利用者向けの掲示板に投稿し、不特定多数の人がダウンロードできる状態にした疑い。

昨年10月中旬にウイルスをダウンロードした東京都江戸川区の男性会社員(31)の口座から、当時のレートで約1万5000円相当のモナコインが勝手に引き出されており、県警が関連を調べている。男子生徒は「意図してやったわけではない」と容疑を一部否認している。

男子生徒の作ったウイルスに感染すると、モナコインをパソコン端末やインターネットサーバー上に保管する「ウォレット」と呼ばれる口座から引き出す際に必要なキーが閲覧されてしまう。モナコインのレートを確認できるプログラムに仕込んであり、男子生徒はこのプログラムをダウンロードさせるために、掲示板に投稿したとみられる。

ITジャーナリストの井上トシユキ氏によると「今回のようなウイルスは、少し勉強すれば専門学生レベルでも作成は可能」という。仮想通貨はプログラムが公開されており、ウイルスを作るのは比較的容易。ネット上に流布する簡単なプログラムを流用した可能性もあるという。

ただ、仮想通貨自体の安全性が低いのではなく、井上氏は「信頼できる取引所や、公式サイト以外の掲示板などからプログラムを入手するのは避けるべき」と注意を促した。

▽モナコイン 日本でつくられた仮想通貨で、2013年末に公開。ネット掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)から誕生。同掲示板で多用されたネコのアスキーアート「モナー」がモチーフ。掲示板コミュニティー内のサービスに使用できるほか、インターネット上での買い物などに使うことができる。会員制サイト(SNS)などで、気に入った投稿にチップのように贈る“投げ銭”サービスも人気。30日午前0時現在で時価総額は約704億円。

参照元 : スポニチアネックス