トランプ氏が激勝! 米国は「分断の危機」、世界経済や安全保障にも衝撃

2016.11.09

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全世界が注目した米大統領選は8日(日本時間9日)開票され、不動産王である共和党のドナルド・トランプ氏(70)が、激戦区で連勝を続け、第45代大統領に就任することが確実となった。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(69)は想定外の劣勢だった。「米国第一」を唱え、経済協定や同盟関係の見直しにも言及しているトランプ氏が勝利し、世界の経済や安全保障に超ド級の衝撃を与えそうだ。

トランプ陣営は、ニューヨークのホテルで支持者集会を開催し、大歓声の中で「勝利の瞬間」を待ち構えていた。正面玄関付近でも数十人がポスターや横断幕を掲げて「トランプ! トランプ!」と連呼するなど、熱気に包まれていた。

日本時間9日午後3時10分時点で、トランプ氏は選挙人(計538人)の過半数(270人)まで26人まで迫った。

「史上最低と史上最悪の候補の争い」といわれた選挙戦を盛り上げたのは、トランプ氏の「隠れ支持者」の存在だ。

過激な言動を繰り返すトランプ氏には、共和党支持者も「差別的思考の持ち主と思われたくない」と距離を置く傾向があり、世論調査では正確な支持がつかめず、共和党内にも亀裂を残した。

だが、「オバマ政治が米国の衰退を招き、世界を大混乱させた」「クリントン氏は既成政治家の代表」と感じる無党派層を含む有権者の間で、トランプ氏は着実に支持を広げ、最終盤で逆転した。

「隠れ支持者」は500万人どころではなかったようだ。

クリントン氏は「米国初の女性大統領」を目指して当初、選挙戦を優位に進めたが、政治の刷新を求める声の高まりや、「私用メール問題」や「財団疑惑」「健康問題」などが響いて支持を落としていた。

選挙戦で、白人中間層や非エリート層はクリントン氏を「ウォール街の手先」と批判し、女性やヒスパニック、エリート層はトランプ氏を「差別主義者」と攻撃した。背景にある「貧富の差」や「人種間の亀裂」…。激しい中傷合戦で、米国は傷つき「分断の危機」に直面している。

劇薬の「トランプ大統領」の誕生で、世界に多大な影響を与える。日本も例外ではない。

トランプ氏は選挙戦で、過激な保護主義政策を訴え、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)からの脱退を主張した。口癖が「ディール(取引)する」だけに、条件闘争との見方もあるが、公約実現に踏み出した場合、世界経済の混乱は避けられない。

日米同盟についても、トランプ氏は「われわれには日本を防衛する財政的余裕はない」「日本は、在日米軍の駐留経費の全額負担をすべきだ」「応じなければ在日米軍の撤収を検討する」と発言していた。

日本は在日米軍の駐留経費として、別枠の米軍再編関連予算などを除き、2016年度予算で約5818億円を計上している。トランプ氏は今後、金銭的な「負担増」と「役割増」を要求してくる可能性がある。

日本の安全保障の基軸は「日米安保条約」である。日本単独では、中国や北朝鮮などの脅威に対抗できないからだ。今後、日本の政界では「トランプ政権とどう向き合っていくか」という議論が起こりそうだ。

安倍晋三首相率いる自民党は「日米同盟」を堅持する方針とみられるが、蓮舫代表の民進党は、党綱領に「日米安保条約の廃棄」を掲げている共産党との選挙共闘を進めている。次期衆院選の焦点となるのか。

ちなみに、トランプ氏は「アンチ・チャイナ(反中国)」的な言動も繰り返している。

国際政治学者の藤井厳喜氏は「トランプ氏が勝てば短期的にはマーケットの混乱があるが、長期的にみれば米経済は回復するので日本経済にとってもプラスだろう。日本の外交・安全保障を立て直すチャンスだ」といい、続けた。

「トランプ氏は『在日米軍の半減』を求めてくるのではないか。日米安保条約の改定や、日本の防衛費をGDP(国内総生産)比2%まで引き上げることも必要になるかもしれない。憲法9条を改正し、緊迫する東アジア情勢に対応できるよう自衛隊を再編すべきだ。安倍首相からトランプ氏に逆提案し、日米関係を次のステージに進めるべきではないか」

参照元 : zakzak


トランプ勝利は完全に予言されていた! シンプソンズや黄金比… 米大統領選を暗示していた4つのシグナルとは!?

2016.11.09

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米大統領選の開票が始まり、重要州を次々と制する強さを見せた共和党候補のドナルド・トランプ氏の勝利がほぼ確実な情勢となっている。大方の事前予想を裏切る「トランプ大統領」誕生という結末に、現在世界中が衝撃に打ちひしがれている状況だ。“米経済の殺人者”として安倍首相を名指し、さらに在日米軍の撤退や日本の核武装容認も示唆するなどの過去の暴走発言に鑑み、「今後の日米関係、そして国際社会はどうなってしまうのか」と不安に感じている読者も多いのではないだろうか?

当初、各国の大手メディアはトランプ大統領を単なる“泡沫候補”として扱い、彼が大統領の座に就くことなど悪いジョークとでも言わんばかりの報道を繰り広げてきた。しかしトカナは、どんなに馬鹿にされようともトランプ大統領の誕生を現実的な問題と捉え、日本社会に準備と心構えを促してきたことは熱心な読者であればご存じだろう。そして今、まさにトカナが訴えてきた“戦慄の未来”が正しかったことが証明された形だ。

■トランプ大統領誕生を示していたシグナル4選

そもそもオカルト界や陰謀論界隈では、数々の事実と予言からトランプの当選が確実視されていた経緯がある。そこで今回は、過去に紹介した事象も含め「トランプ大統領の誕生を示していたサイン」を4つ確認しておこうではないか。

1. 動物たちもトランプの勝利を感じ取っていた

地球上に暮らす動物たちには、さまざまな特殊能力が具わっている。体がちぎれても再生するもの、自ら仮死状態に突入してあらゆる環境を生き抜くもの、超音波を発してコミュニケーションするもの、(メカニズムは不明だが)地震を察知するもの……。そんな人類の想像をはるかに凌駕する特殊能力を用いて、人間社会の“風を読む”動物がいたとしても何ら不思議はないだろう。

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そして今回の米大統領選挙に至っては、その結果を嗅ぎ取っていたサルがいるようだ。今月5日にロイター通信などが報じたところによると、中国湖南省のイベントで、占いをすることで知られる5歳のサル「Geda」が次期大統領をトランプ氏であると予言していた。当選と書かれた札を持ち、トランプ氏のパネルにキスをしたという。このサルは、過去にサッカーUEFA欧州選手権の優勝チームも予言した経緯があり、その能力は折り紙付きだった。

2. 超名作映画もトランプ大統領の誕生を予言

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ3部作の第2作目として、1989年に公開された『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART 2』。実はこの映画が、未来の出来事をことごとく的中させているとしてファンの間で戦慄が走っていることはご存じだろうか。

同作において、1985年から2015年へとタイムトラベルした主人公マーティが身につけた自動で紐が締まるナイキのシューズは、昨年現実に発売されている。また、宙に浮くスケートボードこと「ホバーボード」やタブレットコンピュータも現実化。さらに驚くべきことに、マーティがやって来た2015年は「弱小チームだったシカゴ・カブスがフロリダ州マイアミの球団を下してワールドシリーズを制覇した」設定となっているが、(1年遅れとはいえ)それも今年ズバリ的中。そしてなんと、トランプ氏の台頭までもが予言されていたようだ。

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同作において、悪役のビフはカジノ経営に成功し、大富豪として世の中を牛耳る存在として描かれているが、そのモデルはトランプ氏であったことを脚本家が明かしている。たしかに、そのブロンドの髪と日に焼けた肌、さらに顔つきまでもがトランプ氏と瓜二つ。彼が未来の社会を席巻しているさまを、見事に言い当てているのだ。

3. 超人気アニメもトランプ大統領の誕生を予言

米国を代表するテレビアニメシリーズ『ザ・シンプソンズ』。今から15年前、2000年3月放送分の回で“トランプ大統領”が実名のキャラクターとして登場していたのだ。2030年の未来を覗いたという設定の物語中で、トランプ氏は最悪の前大統領として描かれている。トランプ政権時代のずさんな経済政策と犯罪の急増で、2030年のアメリカはまさに死に体というべき状況に陥っている。

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実は『ザ・シンプソンズ』が描く未来には、エボラ出血熱の拡大やヒッグス粒子の発見、シリア内戦をはじめ、ほかにも数々の“的中実績”があることはアメリカでは有名な話だ。またしても彼らは、未来をしっかりと見通していたというわけだ。

4. トランプは「黄金比」を味方につけていた

さて、以前よりオカルト界ではトランプ躍進の背後に、とある“決定的要因”があったと指摘する声が上がっていた。それは「黄金比」。人間が直感的に虜になってしまう“普遍的な美”を実現する比率(1:1.618)のことだ。この考え方は、レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめとする古今東西の芸術家によって絵画や彫刻、建築などに応用されてきたうえ、「美の女神」ことオードリー・ヘプバーンや「永遠のセックス・シンボル」ことマリリン・モンローも、黄金比に則したウエストやヒップの持ち主だった。

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そして、トランプ氏の横顔にもこの“普遍的な美”である黄金比が潜んでいることが判明している。つまりトランプ氏の支持者は、彼の政策や言動、パフォーマンスに魅了されているというよりも、その姿に黄金比を感じ取り、一瞬にして心を奪われてしまっている可能性があるのだ。この事実は、大統領選レースの初期から多方面で指摘されており、「トランプに勝つためには黄金比を取り入れるしかない」と忠告していた人々もいるだけに、民主党ヒラリー・クリントン氏の陣営としては悔やんでも悔やみきれないところだろう。

いかがだろう。これだけの事象が、選挙前にトランプ大統領の誕生を暗に示していたのだ。オカルト愛好家としては、クリントン氏の「当選後にエリア51のUFOに関する情報を開示する」という公約が果たされないことに対する失望もあるだろうが、実はトランプ次期大統領自身が、過去にUFOからの追跡を受けた経験を持つとの情報も入ってきた。本件については追ってお伝えするが、今後もトランプ大統領の言動から目が離せないことだけは間違いない。

(編集部)

参照元 : TOCANA

▼他にもイルミナティカードにトランプの顏

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アジア安定へ日米同盟強化=安倍首相、トランプ氏に祝意

2016/11/9(水) 17:31配信

安倍晋三首相は9日、米大統領選で共和党のトランプ氏が勝利したことを受け、同氏に祝意を伝えるメッセージを送った。

首相は「日米同盟の絆を一層強固にするとともに、アジア太平洋地域の平和と繁栄を確保するため、日米両国で主導的役割を果たしていくことを心から楽しみにしている」と呼び掛けた。

首相は日米同盟について「国際社会が直面する課題に互いに協力して貢献していく『希望の同盟』だ」と指摘。「トランプ次期大統領と手を携え、世界の直面する諸課題に共に取り組んでいきたい」と表明した。

参照元 : 時事通信