北朝鮮の砲撃受け 米韓合同軍事演習が一時中断

2015/08/22 22:18

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アメリカ国防総省は、南北軍事境界線付近で北朝鮮が韓国側に砲撃したことを受けて、17日から実施していた米韓合同軍事演習を一時中断していたことを明らかにしました。

米韓合同軍事演習の一時中断は、在韓国アメリカ軍の司令官と韓国側が決めたもので、「北朝鮮による砲撃の状況を把握するためだった」ということで、現在は再開されています。演習は17日から始まりましたが、北朝鮮は「強行されれば我々の軍事的対応も激しくなる」と反発していました。

シアー国防次官補:「朝鮮半島での適切な抑止力を保証するため、アメリカ軍は警戒態勢を維持している」

アメリカ国防総省のアジア太平洋地域担当、シアー次官補は「北朝鮮の挑発行為は緊張を高めるだけだ」と北朝鮮を非難し、自制を呼び掛けました。

参照元 : テレ朝ニュース


北朝鮮「全面戦争も辞さない」対決姿勢鮮明に

2015年8月22日 11時46分

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北朝鮮は、韓国が11年ぶりに再開した北朝鮮に対する非難放送をやめなければ「軍事的行動を開始する」とした22日夕方の期限が迫るなか、「全面戦争も辞さない」などと威嚇する声明を発表し、対決姿勢を鮮明にして緊張を高めています。

北朝鮮軍は20日、軍事境界線近くの韓国軍の部隊に向けて砲弾などを撃ち込んだうえで、韓国軍が11年ぶりに再開した北朝鮮に対する非難放送を、日本時間の22日午後5時半までにやめなければ、「軍事的行動を開始する」と通告し、21日夕方からは前線地帯で「準戦時状態」に入りました。

こうしたなか、北朝鮮の国営テレビは22日、北朝鮮外務省の声明を読み上げ、「わが軍と人民は体制を命懸けで守るため、全面戦争も辞さない」などと威嚇し、対決姿勢を鮮明にしました。

また、国営通信によりますと、対韓国工作の総責任者とされるキム・ヨンチョル副総参謀長は21日、ピョンヤンに駐在する各国の外交官や外国メディアを集めた席で、「わが軍と人民の軍事的対応措置は、輝かしい勝利をもたらすだろう」と述べたということです。

さらに国営テレビでは22日も、キム・ジョンウン(金正恩)第1書記が20日招集して「準戦時状態」に入ることを決めた朝鮮労働党中央軍事委員会の緊急会議の様子を伝えていて、北朝鮮は、みずからが通告した22日夕方の期限が迫るなかで、国営メディアを通じて緊張を高めています。

一方、韓国国防省によりますと、これまでのところ、北朝鮮軍の前線部隊に特異な動きは見られないということですが、引き続き、在韓アメリカ軍と連携して、非難放送に使っているスピーカーを狙った砲撃などを警戒しています。

このほか、ソウルにある日本大使館は南北間の緊張が高まっていることを受けて、ホームページなどを通じて、韓国に滞在している日本人に対し、軍事境界線に近い地域への不必要な訪問は控えるよう呼びかけています。

参照元 : NHKニュース




【北朝鮮】宣戦布告の砲弾が南から飛んできた以上、われわれの無慈悲な戦争行動が開始されるであろう

2015/08/22

【平壌8月22日発朝鮮中央通信】今日のこの重大な事態は、自分らが瀕した破局的危機から逃れ、われわれの社会主義制度をどうしてでも圧殺するために南朝鮮のかいらい逆賊一味が米帝のそそのかしの下で執着してきた同族対決と戦争挑発策動の必然的所産である。

朝鮮半島の現戦争の局面に関連して、社会科学院社会政治学研究所のソ・ソンイル所長は上記のように述べている。ソ所長は、20日に発表された朝鮮人民軍最高司令部緊急報道について想起させ、次のように語った。

われわれは、最近だけでも祖国解放70周年を迎えて北南関係を改善するために画期的な提案と重大措置を打ち出した。

しかし、南朝鮮のかいらい一味はわれわれのこのような誠意に米帝との「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」 合同軍事演習といわゆる「地雷爆発」事件という謀略劇のつくり上げ、反共和国ビラ散布劇と心理・謀略放送で応えた。

世界のどこにもない暴虐非道なファッショ統治で民主主義を余地もなく抹殺し、外部勢力に対する屈辱的な事大行為によって人民から見捨てられた朴槿恵一味は今、収拾しがたい統治危機に瀕している。

それゆえ、かいらい逆賊はその活路を反共和国軍事的挑発策動を本格化して、それから生じる戦争の危機に対する責任をわれわれに転嫁させる常套的手口から見い出しているのである。

歴代、彼らはいわゆる「安保危機」を口実にして自分らに注がれる内外の非難をよそにそらそうとする汚らわしい癖を直したことがない。

生きつくしていく汚らわしい余命を維持するために、われわれの神聖な領土に不作法な発砲をし、ついに戦争の道を選んだ者はこれ以上許しを望んではいけない。

宣戦布告の砲弾が南から飛んできた以上、われわれの無慈悲な戦争行動が開始されるであろうし、挑発者は破滅の運命に従順であらなければならないであろう。

参照元 : kcna


米韓両軍、厳戒態勢=「全面戦辞さず」と北朝鮮

2015/08/22-09:19

【ソウル時事】北朝鮮が韓国に対し、22日夕までに政治宣伝放送を中止しなければ軍事行動に出ると警告する中、米韓両軍は厳戒態勢を敷いている。米高官によれば、米軍は17日に始まった韓国との合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」を一時中断し、韓国側と調整を行った。

朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は21日声明を出し、北朝鮮軍総参謀部が平壌時間20日午後5時(日本時間同5時半)、韓国国防省に対し「48時間以内に放送を中止し、すべての心理戦の手段を撤去しなければ、軍事行動に出る」と「最後通告」を行ったと重ねて強調した。22日午後5時(日本時間同5時半)に48時間の期限を迎えることになる。

北朝鮮外務省声明は「わが軍と人民は単純な対応や報復ではなく、人民が選択した制度を命懸けで守るため、全面戦も辞さない」と宣言した。

一方、韓国の韓民求国防相は21日夜、国民向け談話を発表。政治宣伝放送について、北朝鮮が非武装地帯(DMZ)に埋設した地雷の爆発事件を受けた「適切な措置」だと説明し、継続する考えを示した。

韓国防相は「万一、これを口実に新たな挑発を仕掛けてきた場合、容赦なく断固たる対応を取る」と強調。「韓米同盟は緊密に協調し、北朝鮮の挑発を抑止していく」と訴え、韓国国民に、軍を信頼して冷静に対応するよう呼び掛けた。

参照元 : 時事通信


北朝鮮、国連でも軍事的措置警告 安保理会合を要求

2015/08/22 09:02

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【ニューヨーク共同】北朝鮮のアン・ミョンフン国連次席大使は21日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、北朝鮮が設定した期限までに韓国が北朝鮮向けの宣伝放送を中止しなければ「強力な軍事的対抗措置」を取ると重ねて警告した。

北朝鮮の慈成男国連大使は21日、安全保障理事会の議長国ナイジェリアに書簡を提出し、緊急会合を開いて北朝鮮代表に演説させるよう求めた。北朝鮮は、北京とモスクワの大使館でも21日、大使が同様の会見を行っており、韓国側への圧力を強める狙いがありそうだ。【共同通信】

参照元 : 47NEWS