【衝撃画像】NASAが「火星の雲や湖」を激写していたことが判明! もはや生物発見は秒読み段階!
2017.01.03
現在は赤茶けた荒野が広がる火星だが、かつては豊富な水が存在していた。ところが、何らかの理由で地表を流れていた水が消失してしまったといわれている。生命を育む水が存在していたということで、かつて火星に何らかの生物が存在した可能性は飛躍的に高まった。その痕跡を探るため、NASAが複数の探査機や探査車を火星に送り出していることはご存知の読者も多いことだろう。
しかし、12月20日付の英紙「EXPRESS」によると、火星には現在も水が液体の状態で存在するという! それも、少量の水ではない。湖や大地を流れる川、さらに大気には雲まで存在することを示す画像や映像があるというのだ! 地球と同じように水が循環しているならば、もはや火星生物は“過去に存在した”では済まされない。
“現在も存在し得る”条件が整っているということだ。火星生物探査史において非常に大きな意味を持つかもしれない動画は、YouTubeチャンネル「Martian Archaeology」によって編集され投稿された。それでは早速、ご覧いただこう。
火星に水や雲が存在することを示す証拠は「火星の説明不能な現象 トップ10」と題された映像で紹介されている。ちなみに使用されている画像・映像は、全てNASAによって提供されたものだ。
■風に流される“雲”がハッキリ!!
火星の地表から撮影された映像を見ると、この星には強い風が吹いていることが確認できる。そして空には、風に乗って雲が動いているではないか。その様子は地球とそっくり。火星だと言われなければ、地球の砂漠地帯を捉えた映像だと思うことだろう。「もしや、これは地球の光景なのでは」と疑うかもしれないが、火星で撮影された雲はこれだけではない。宇宙空間から撮影された画像にも、雲がハッキリと写り込んでいるのだ。
宇宙空間から見下ろした画像には、火星の表面に白い靄上の雲らしき存在を確認できる。さらに接近した画像からは、台風のように分厚い積雲の層が見て取れるのだ。火星は、これまでのイメージとは正反対に、今もダイナミックな変化に富む環境を持っているようなのだ。
■時間とともに変化する水の跡……
雲だけではない。火星の地表にも水は存在するようだ。動画には、火星表面にある水たまりのようなもの、さらに大地を水が流れていると思しき光景まで確認できるのだ。映像では、大地にできた帯状の跡が、時間とともに形を変えている様子を確認できる。川のように絶えず流れているというわけではないが、気温などの影響を受けてか、染み出した水が流れているようなのだ。こうした液体の水が蒸発して雲を形成している、つまり、火星には地球と同様、水のサイクルが存在すると動画は主張するのであるが、これらの画像や映像を提供したNASAはどう見ているのだろうか。
■「大気は地球の1%ほど」とNASAは言うが……
2015年11月、NASAは「火星には事実上、大気が存在しないだろう」という公式見解を発表した。研究者が算出した結果によると、42〜37億年前には、川や湖、海をとどめておくだけの十分な密度と暖かさを持った大気が存在したそうだ。実際、かつての火星には、1マイル(約1,600メートル)もの深さを持つ海や湖、氷山まで存在し、地球とよく似た環境を持っていたことが分かっている。
NASAの宇宙科学部門の局長を務めるジム・グリーン氏によると、かつて火星には北半球の3分の2を占めるほど巨大な海が存在したという。しかし、豊富な水資源をたたえる広大な大洋が消失してしまうほど深刻な気候変動を経た結果、火星表面から水が消えたと氏は考えている。
火星から大気が消失してしまった理由については諸説あるが、NASAは、太陽風によって少しずつ火星の大気が剥ぎ取られていったと考えている。その結果として、現在の火星の大気は地球の1%ほどになってしまったというのだ。
以上のようにNASAは考えているのだが、液体の水、そして雲の存在を示唆する画像・映像が、そのNASA自身の手によって撮影されているのだ。動画のタイトル通り、全くもって説明不能な、水の存在を示す証拠をNASAはどう判断するのか、気になるところだ。いずれにしろ、火星探査はまだまだ始まったばかり。我々に理解しがたい現象が確認されても、何ら不思議ではないのかもしれない。今後、さらに火星の実体が明らかになることを期待したい。
(坂井学)
参考:「EXPRESS」、「YouTube」、ほか
参照元 : TOCANA
2017.01.03
現在は赤茶けた荒野が広がる火星だが、かつては豊富な水が存在していた。ところが、何らかの理由で地表を流れていた水が消失してしまったといわれている。生命を育む水が存在していたということで、かつて火星に何らかの生物が存在した可能性は飛躍的に高まった。その痕跡を探るため、NASAが複数の探査機や探査車を火星に送り出していることはご存知の読者も多いことだろう。
しかし、12月20日付の英紙「EXPRESS」によると、火星には現在も水が液体の状態で存在するという! それも、少量の水ではない。湖や大地を流れる川、さらに大気には雲まで存在することを示す画像や映像があるというのだ! 地球と同じように水が循環しているならば、もはや火星生物は“過去に存在した”では済まされない。
“現在も存在し得る”条件が整っているということだ。火星生物探査史において非常に大きな意味を持つかもしれない動画は、YouTubeチャンネル「Martian Archaeology」によって編集され投稿された。それでは早速、ご覧いただこう。
火星に水や雲が存在することを示す証拠は「火星の説明不能な現象 トップ10」と題された映像で紹介されている。ちなみに使用されている画像・映像は、全てNASAによって提供されたものだ。
■風に流される“雲”がハッキリ!!
火星の地表から撮影された映像を見ると、この星には強い風が吹いていることが確認できる。そして空には、風に乗って雲が動いているではないか。その様子は地球とそっくり。火星だと言われなければ、地球の砂漠地帯を捉えた映像だと思うことだろう。「もしや、これは地球の光景なのでは」と疑うかもしれないが、火星で撮影された雲はこれだけではない。宇宙空間から撮影された画像にも、雲がハッキリと写り込んでいるのだ。
宇宙空間から見下ろした画像には、火星の表面に白い靄上の雲らしき存在を確認できる。さらに接近した画像からは、台風のように分厚い積雲の層が見て取れるのだ。火星は、これまでのイメージとは正反対に、今もダイナミックな変化に富む環境を持っているようなのだ。
■時間とともに変化する水の跡……
雲だけではない。火星の地表にも水は存在するようだ。動画には、火星表面にある水たまりのようなもの、さらに大地を水が流れていると思しき光景まで確認できるのだ。映像では、大地にできた帯状の跡が、時間とともに形を変えている様子を確認できる。川のように絶えず流れているというわけではないが、気温などの影響を受けてか、染み出した水が流れているようなのだ。こうした液体の水が蒸発して雲を形成している、つまり、火星には地球と同様、水のサイクルが存在すると動画は主張するのであるが、これらの画像や映像を提供したNASAはどう見ているのだろうか。
■「大気は地球の1%ほど」とNASAは言うが……
2015年11月、NASAは「火星には事実上、大気が存在しないだろう」という公式見解を発表した。研究者が算出した結果によると、42〜37億年前には、川や湖、海をとどめておくだけの十分な密度と暖かさを持った大気が存在したそうだ。実際、かつての火星には、1マイル(約1,600メートル)もの深さを持つ海や湖、氷山まで存在し、地球とよく似た環境を持っていたことが分かっている。
NASAの宇宙科学部門の局長を務めるジム・グリーン氏によると、かつて火星には北半球の3分の2を占めるほど巨大な海が存在したという。しかし、豊富な水資源をたたえる広大な大洋が消失してしまうほど深刻な気候変動を経た結果、火星表面から水が消えたと氏は考えている。
火星から大気が消失してしまった理由については諸説あるが、NASAは、太陽風によって少しずつ火星の大気が剥ぎ取られていったと考えている。その結果として、現在の火星の大気は地球の1%ほどになってしまったというのだ。
以上のようにNASAは考えているのだが、液体の水、そして雲の存在を示唆する画像・映像が、そのNASA自身の手によって撮影されているのだ。動画のタイトル通り、全くもって説明不能な、水の存在を示す証拠をNASAはどう判断するのか、気になるところだ。いずれにしろ、火星探査はまだまだ始まったばかり。我々に理解しがたい現象が確認されても、何ら不思議ではないのかもしれない。今後、さらに火星の実体が明らかになることを期待したい。
(坂井学)
参考:「EXPRESS」、「YouTube」、ほか
参照元 : TOCANA
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