岩手・北上の観光地、県外客の流入防止策へ 苦渋の決断

2020/4/21 12:16 (JST)

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岩手県北上市内の観光地が、新型コロナウイルスの感染防止のため、県外客の流入防止策を講じ始めた。岩手県では感染者が確認されておらず、全面的な閉鎖はしづらい。感染者が増え続ける県外からの来訪に苦慮しつつ、「安全第一」と口をそろえて理解を求める。

本州有数の豊富な雪で知られる夏油高原スキー場は、18日、県外客を断る措置を始めた。駐車場の入り口でスタッフが車のナンバーを確認。県外ナンバーの客には県内に居住する証明書の提示を求める。

17日に達増拓也知事が都道府県をまたいだ移動を避けるよう要請したことで決めた。元々、県内客が約8割を占める。宮城や秋田などから訪れる車を毎日約10台ずつ断っているが、「仕方ない」と納得してもらっている。

スキー場に対しては会員制交流サイト(SNS)で「閉鎖的」との批判も出ている。村松麻人支配人は「今は世界中で新型コロナ対策の正解、不正解が分からない状況。お客さまや従業員の安全第一のため、毅然(きぜん)と線引きすることが大事だと思う」と苦渋の表情を浮かべる。

さくらまつりの中止を既に決めている展勝地は、桜の開花に合わせて首都圏などの車が増えたことを受け、17日から駐車場を全面閉鎖。徒歩や自転車で訪れる市民以外、実質的に入場できない措置を取った。

見頃を迎えた18、19日の週末、来園者はまばらで周辺も県外ナンバーの車は少なかった。今後、市内や周辺市町で感染者が出た場合は園内のトイレを閉鎖し、市民も長時間の滞在ができない状態にする。

市商業観光課の高橋雄一郎課長は「市民が楽しみにしている桜の名所である一方、観光地でもある。県外の方をお断りするのは心苦しいが、安全第一を考えて決めた」と話す。

参照元 : 河北新聞






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