司令官殺害の報復は「相応」の規模で…米政府が要請とイラン主張

2020/1/5(日) 21:59配信


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【AFP=時事】イラン革命防衛隊(IRGC)の副司令官は3日、IRGCの精鋭部隊である「コッズ部隊(Quds Force)」のガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官を米軍が殺害した後、米政府がイラン政府に対し、「相応」の規模での対応を要請してきたと主張した。

対外工作を担うコッズ部隊のソレイマニ司令官は、イラクの首都バグダッドで3日未明、米軍による無人機攻撃で殺害された。これに対しイラン政府は報復を誓っている。

そうした中、IRGC海軍の将官であるアリ・ファダビ(Ali Fadavi)氏は3日夜に国営テレビで、ソレイマニ司令官殺害から数時間後の同日朝、米国側が「外交手段に訴えてきた」と話した。

国営テレビのウェブサイトが同氏の発言として伝えたところによると、米国側は「イランが報復に出たければ、われわれがやったのと相応の規模で報復してくれ、とさえ言ってきた」という。

イランと米国の外交関係は40年にわたって断絶しており、宿敵である米国からイランがどうやってメッセージを受け取ったのかについて、ファダビ氏は明確な説明をしなかった。

だがファダビ氏は、米国がイランの対応を「決定する」立場にないとし、「米国民は重大な報復を待たねばならない」と述べた。

その一方、イランのモハンマドジャバド・ザリフ(Mohammad Javad Zarif)外相は同日夜、別のテレビによるインタビューで、「スイス大使がけさ、米国からのばかげたメッセージを伝えてきた」と説明。

同日夕方、スイス当局者が「呼び出され、米国の厚かましい書簡に対する断固とした返答を記した書簡を受け取った」と話した。

スイス外務省は4日、同国の代理公使が3日朝にイラン外務省に召喚された際、米政府からイランに宛てた書簡を手渡したと認めた。米国とイランが国交断絶した1980年以降、在イランのスイス大使館が米国の利益代表部を担っている。【翻訳編集】 AFPBB News

参照元 : AFP=時事



トランプ氏、米国人攻撃なら「52カ所に報復」 イラン司令官殺害で懸念広がる

2020年01月05日23時10分


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【ワシントン時事】トランプ米大統領は4日、イランが米国の国民や財産に攻撃を仕掛けた場合、反撃として「われわれはイランの52カ所を標的にする」とツイッターに投稿した。米軍の空爆によるイラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官殺害を受け、イランで報復の声が上がっていることに強い警告を発した。

トランプ氏は標的の52カ所について、1979年にイランで起きた米大使館占拠事件で人質になった米国人の数で「イランおよびイラン文化にとって極めて重要なもの」が含まれると主張した。また、ソレイマニ司令官が「米国人を殺し、他の多くの人をひどく傷つけたテロリストの指導者」だと断罪し、殺害を正当化した。

これに対し、イランのザリフ外相は5日、ツイッターで「文化遺産への攻撃は戦争犯罪だ」とけん制。AFP通信によると、イラン軍のムサビ総司令官は「米国には(戦争を)始める勇気はないだろう」と挑発した。また、最高指導者ハメネイ師の軍事顧問はCNNテレビのインタビューで、「(ソレイマニ司令官殺害への)報復は軍事施設への軍事的な対応になるだろう」と語った。

米国土安全保障省は4日付でテロ警戒情報を出し、現時点で「米国内で特定かつ信頼に足るテロの脅威を示すものはない」としながらも、イランや親イラン組織が米国内で活動する意欲と能力を誇示していると指摘。米国の関連組織を狙ったサイバー攻撃や、反米思想に感化された者が起こす「ホームグロウン(国産)テロ」を警戒するよう呼び掛けた。

一方、ホワイトハウスは4日、ソレイマニ司令官殺害作戦について、正式に米議会へ通告した。軍事行動から48時間以内の議会通告を定めた戦争権限法に基づくもので、同司令官が米国人らを標的に「差し迫った攻撃を企てていた」などと説明したとみられる。

野党民主党のペロシ下院議長は声明で、通告文書が「イランと対決するという米国の決定に関し、そのタイミングや方法、正当性をめぐる緊急で深刻な疑念を生じさせた」と指摘。「トランプ政権による挑発的な軍事行動が、米国や同盟国の軍人、外交官、民間人を危険にさらす」ことに強い懸念を示した。

参照元 : 時事通信


イラクの米大使館付近にロケット弾 親イラン組織が報復警告

2020年01月05日10時41分

【ワシントン時事】米軍主体の対テロ有志連合は4日、イラクの首都バグダッドの米大使館がある制限区域「グリーンゾーン」など駐屯地付近2カ所に現地時間同日夜、ロケット弾が撃ち込まれたと発表した。イラクでは、イラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官らを殺害した米軍の空爆で緊張が高まっており、親イラン勢力による報復の可能性がある。

有志連合によると、標的となったのはグリーンゾーンと首都北方のバラド空軍基地付近。犯行声明などはなく、いずれも有志連合側に死者はいなかったが、グリーンゾーンへの攻撃で民間人にけが人が出た可能性がある。有志連合は「イラク国内にある駐屯施設の安全対策を強化している」と説明した。

また、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに近いテレビ局の報道としてロイター通信が伝えたところでは、イラクの親イラン・シーア派組織「カタイブ・ヒズボラ(KH)」は4日、イラクの治安組織に対し、米軍が駐留するイラク国内の基地から5日夕以降は1000メートル以上離れるよう警告した。

イラク首相府によると、ソレイマニ司令官ら殺害を受け、アブドルマハディ首相は4日、同日から3日間を国民服喪の日とすると宣言した。アブドルマハディ氏は、バグダッドで催されたソレイマニ司令官らの追悼行事にも参加している。

参照元 : 時事通信






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