アマゾン、一部従業員が顧客データ横流しか 規則違反で内部調査

2018年9月17日 9:45

2018-09-20_151653

【9月17日 AFP】米アマゾン・ドットコム(Amazon.com)が、自社の一部従業員が秘密の顧客データをサードパーティーの企業に売り渡している疑惑について、社内で調査を進めていることが16日分かった。同社の規則に違反する行為で、特に中国で横行しているという。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の報道によると、アマゾンの一部従業員は内部情報など社外秘の情報を、同社のウェブサイトを通じて商品を販売している業者に売っている。大抵の場合は仲介者を使っているという。同紙は関与した従業員らの数は伝えていない。

アマゾンはAFPの取材に、疑惑について「徹底的な調査」を行っていると認め、「当社のシステムを悪用する者には微塵も容赦せず、迅速な行動を取る」としている。

WSJは、秘密データの販売はとりわけ中国で顕著だと伝え、広東省深セン(Shenzhen)では仲介者を通じてアマゾンの販売高に関するデータが80ドル(約9000円)から2000ドル(約22万円)以上で売り渡されている例を挙げている。

WSJによれば、アマゾンはこの問題について何か月も調査を続けている。

アマゾンの従業員は世界全体でおよそ56万人に上る。(c)AFP

参照元 : afpbbニュース


アマゾン従業員、賄賂受け内部情報を流出か

2018/9/17(月) 10:22配信

アマゾンの従業員が、主に仲介業者を通じて機密情報を外部に提供していることが分かった。これらの情報はアマゾンで製品を販売する独立業者にとって強みになる。データの売り込みを受けて購入した販売業者やデータを提供する仲介業者、内部調査に詳しい関係者の話で明らかになった。

こうした関係者の一部によると、社内の規則に違反するこうした行為は中国で特に目立つ。中国で業者の数が急増していることが理由だという。また中国国内のアマゾン従業員の給料は比較的が安く、それがリスクを冒す原因になった可能性がある。

深セン市でアマゾンの社員の仲介をしている業者は販売に関する内部の数字やレビュアーのメールアドレス、さらに、否定的なレビューを削除し、禁止されたアマゾンのアカウントを復活させるサービスを提供していた。報酬は80ドル(約9000円)程度から2000ドルを超える場合もあるという。

事情に詳しい関係者によると、アマゾンは賄賂を受け取った疑いのある従業員が関わった多くの事例を調査している。その中には米国内の事例も含まれている。世界のマーケットプレイスを監督する副社長のエリック・ブルサード氏が中国国内での不正について情報を得て、5月に調査が始まった。関係者の一人は、アマゾンが収賄を根絶するため中国の主要幹部の役割を入れ替えたと話した。

アマゾンの元幹部やアマゾンの方針に詳しい関係者によると、同社は販売業者にシステムを悪用させないように対策を進めていたが、詐欺の手法が巧妙になり、もぐらたたきのような状況になることもある。

アマゾンの広報担当者は、同社には厳格な方針と業務遂行と倫理に関する規範があると述べ、従業員がアクセスできる情報を制限・検査するシステムを導入したことを明らかにした。

アマゾンは内部情報流出の疑いを調査していることを認めた。広報担当者は書面で「当社は従業員に高い倫理基準を順守するよう求めており、社内規則に違反した人間は誰であれ、処分される。処分には解雇や法律上および刑事上の罰の可能性も含まれる」と述べた。

販売業者も処分される。広報担当者によると、「当社のシステムの悪用は一切容赦しない。こうした行為に関わった業者を見つければ、迅速に対処する」

アマゾンでは製品に関する偽のレビューや偽物の製品が問題となっており、同社はプラットフォームの健全性の維持に取り組むにあたって、内部の腐敗という新たな課題を抱えることになった。

参照元 : ウォール・ストリート・ジャーナル日本版