窃盗で猶予中の桑名市議また万引き 2度目の辞職勧告

2018/6/19(火) 13:28配信

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窃盗罪で2016年に有罪判決を受け執行猶予中の三重県桑名市の大森啓市議(51)が今年5月、名古屋市内の書店で万引きをしたことがわかった。見つかってその場で代金を払い、店は被害届を出さなかったという。桑名市議会は19日午前、「議会の信頼を失墜させた」として辞職勧告を決議した。大森氏への辞職勧告決議は16年に続き2度目。

大森氏の説明などによると、5月下旬、名古屋市中村区の書店で雑誌と衣類を万引きした。その際、店員に見つかり、代金6千円を支払ったという。大森氏は取材に対し「精神的な障害があり、通院治療しているが、気持ちを抑えきれなかった」と説明した。今後の進退については「支援者と相談するが、まずは体調を良くしたい」と話した。

大森氏は、桑名市の衣料品店でネクタイ9本を万引きしたとして16年7月に逮捕され、同年9月、津地裁四日市支部で懲役1年執行猶予3年の有罪判決を受けた。市議会は10月、辞職勧告を決議したが、大森氏は辞職しなかった。

参照元 : 朝日新聞