【実録】「HARP計画」や「バビロン砲」で世界を脅した天才科学者・ブルとは!? 南国バルバドスで見つけた残骸、そして死の謎に迫る
2018.04.16
ドゴォォォオオーーーン!!!
耳を弄する轟音と激しい衝撃波が、小さな島全体を揺さぶった。サトウキビ畑で作業をしていた農民たちは思わず空を見上げ、粗末な家の中からも大勢が飛び出してきた。そして人々は、南東方向に立ち上る巨大な火柱を見つけた。
「またあの博士の実験か」
事態を確認した住民は、それぞれに納得して各々の仕事へと戻る。風に散らされて消えてゆく黒煙を、いつまでも飽かずに眺める子どもたちもいた。
1965年当時、カリブ海に浮かぶ島国バルバドスはイギリス支配下の自治領だった。その頃、この島の南東端パラゴン地区では、とある科学者が奇妙な実験を行っていた。
■1人の有能な科学者が大砲に魅了されるまで
科学者は名をジェラルド・ヴィンセント・ブルという。1928年、カナダのオンタリオ州ノースベイで生まれたブルは、幼少期より模型飛行機作りに熱中し、16歳でトロント大学の航空工学部に学んだ。
1949年、カナダ国防省国防研究評議会の資金提供でトロント大学に航空工学研究所が設立されると、ブルはここで超音速機用実験風洞の研究に従事。続いてカナダ国産の短距離ミサイル、「ベルベット・グローブ(Velvet Glove)」の開発にも関わっている。その傍ら、ブルは弱冠23歳にしてトロント大学から工学博士号を得ており、これは同大学の最年少記録で、現在も破られていない。
ミサイル開発に携わるブルは、開発主体であるカナダ武器研究開発機構(CARDE)に対し、新しく実験用風洞の建設を提案したが、あまりにも費用がかかりすぎるとして認められなかった。一方、CADREの砲兵たちはこう主張していた。
「風洞なんか作るより、大砲でミサイルの模型をブッ飛ばせばずっと安くデータがとれるぜ」
この言葉が、ブルの人生を大きく変えてしまう。以来、彼は大砲を用いた弾道実験に邁進するようになった。その方法は、ミサイルの模型を保護容器に入れて大砲で射出するというもので、容器は発射直後に飛散するようにできていた。標的に向かって内部の模型だけが超音速で飛んで行く仕組みだ。
■バルバドスとHARP実験
この頃、アメリカのアーサー・トルドー将軍がカナダを訪れ、ブルの実験を知って大いに関心を持った。こうしてブルは、カナダの軍部だけでなく、アメリカ軍にも人脈を広げて莫大な資金援助を得ることになった。
さらに彼は、バルバドス自治政府のエロール・バロウ首相の同意までとりつけて、1961年から同地で「高々度研究計画(High Altitude Research Program:HARP)」と呼ぶ一連の実験を開始したのだ。
HARPは、巨大な大砲を用いて宇宙空間に物体を打ち上げることを目的としていた。この計画が成功すれば、巨大な宇宙ロケットを建設するよりもずっと安価な費用で衛星を打ち上げることが可能になるはずだった。
ブルは、何度も改良を重ねながら実験を繰り返し、ついには戦艦用の41ミリ砲を継ぎ合わせて全長40メートルにも達する巨大砲を作り、何千回と発射実験を行った。ブルは後にカナダとアメリカでも同様の実験を行い、重さ180キログラムの物体を高度180キロの宇宙空間まで到達させることに成功した。しかし、衛星打ち上げという当初の目的は達することができず、HARP計画は1968年に打ち切られた。
■フセインと作った「バビロン砲」と謎の死
その後、ブルは射出兵器の専門家として、各種の新しい大砲や砲弾の設計を行った。アメリカだけでなくイスラエルや南アフリカなど、世界各国が彼の顧客となった。この成果が認められ、ブルにはアメリカ国籍が授与された。しかし1980年、当時は経済制裁下にあった南アフリカに榴弾砲を輸出したとして逮捕され、出所後はベルギーに拠点を移す。それでも彼は、世界各国を相手に武器設計の仕事を続けた。
この頃のブルに接触したのが、かつてイラクの独裁者であったサダム・フセイン大統領である。フセインはブルのHARP計画に目をつけ、それを上回る巨大な大砲の設計を依頼した。名付けて「バビロン計画」である。かつてイスラエルを征服した新バビロニア王、ネブカドネザル2世に自らをなぞらえる、自身の野望を込めた命名だった。この計画が完了すれば、全長150メートル、口径1メートルもある超巨大砲が、イスラエルやイランはもちろん、理論的にはアメリカ本土さえ射程に収めるはずだった。
しかし、1990年3月、ブルはベルギーの事務所前で射殺死体となって発見される。バビロン計画自体はすでに動き出していたが、イギリスの税関で“石油パイプラインの一部”と称する部品が摘発されたことからフセインの野望が発覚。建設途上だった超巨大砲、通称「バビロン砲」も1991年の湾岸戦争の後処理の一環として破壊された。
バビロン砲は、フレデリック・フォーサイスのスパイ小説『神の拳』の主題ともなっているが、ブルを暗殺したのが誰かは、今もって謎に包まれたままである。イスラエルの諜報機関、モサドの仕業という説も巷間に流布しているが、そもそもモサドは民間人は殺害しない。
一方、ブルの遺産ともいえる巨大砲の残骸は、今もバルバドス南東部、パラゴン地区の海岸にある軍事基地の中に、ひっそりと眠っている。まるで悲運の天才科学者の墓標であるかのように。
羽仁礼(はに・れい)
一般社団法人潜在科学研究所主任研究員、ASIOS創設会員
参照元 : TOCANA
【衝撃映像】旅客機の乗客が不気味すぎる「シリンダー型UFO」をガチ激撮! 嵐の中で真っ赤に輝き… HAARP実験説も急浮上!
2018.04.15
眠りに落ちていた乗客が目を覚ますと、旅客機の窓の外は雷光激しい大荒れの天候。寝ぼけ眼でよく見れば、そこに真っ赤に輝く一筋の光が浮かんでいた――。
■旅客機の乗客が撮影した赤色に輝くシリンダー型UFO
米ジョージア州のアトランタ空港を飛び立ちラスベガスへ向かう旅客機がテキサス上空に差し掛かったところで、それまで眠りに落ちていた乗客のチャン氏(自称)は目を覚ました。窓の外は雷鳴が轟く大荒れの天気だったのだ。
ときおり稲光がフラッシュする窓の外をよく見ると、チャン氏は細長い赤い光の存在を認める。
見れば見るほど不気味で異様な光にチャン氏の眠気も吹き飛び、あわててスマホを取り出してカメラのレンズを窓の外へと向けた。しかしあいにく僅かなバッテリー残量を残すのみで、数十秒の動画を数回収録した後にスマホの電源が落ちてしまった。
ともあれこの動画がネットにアップされるや、多くのUFO研究家の目に留まって各種の見解が寄せられることになる。陰謀論系の筋からは、これはエイリアンの宇宙船かあるいは米軍の気象改変実験で発生した現象であると指摘している。もし後者であるとすれば、窓の外の嵐は、気象改変技術によるものであったことになる。
この話題をいち早く取り上げたYouTubeチャンネル「Secureteam10」の解説では、この映像は航空機から撮影された動画の中で最も異様なもののひとつであると説明している。また動画のコメント欄にはさまざまな見解が寄せられている。
地球由来のものではない本物のUFOであるという声はもちろん、悪天候で見えなくなっている旅客機の翼のライトなのではないかという指摘や、室内のノートPCなどの光源が窓に反射しているのではないかという現実的な見解、あるいは、雲の隙間から漏れた太陽光が反射しているのではないかという意見もある。専門家からいちげんのユーザーまでをも巻き込んで注目を浴びているこの謎の光の正体やいかに?
■HAARPの起動による嵐発生&UFO出現なのか!?
かつて英国防省でUFOや未解決事件を担当したUFO研究家のニック・ポープ氏は、この時に気象が操作された可能性を指摘している。具体的にはアラスカにある地球の電離層と地球近傍の宇宙環境で発生する自然現象を探求する施設・HAARP(High Frequency Active Auroral Research Program)の起動である。それによってこの動画が撮影された日の嵐のような気象の変化が引き起こされると考えられているのだ。
「これは興味深いビデオです。HAARPが暴風雨に関連した気象現象を引き起こしているのかもしれませんが、多分それ以上のことがあります。HAARPと気象コントロールについては“臆測”とされていますが、気象改変技術が存在するという事実を否定することはできません。たとえば、人工降雨(cloud seeding)などはかなり前から指摘されています」(ニック・ポープ氏)
▼アラスカにあるHAARPの施設
米軍の気象改変計画としては、ベトナム戦争で行われたポパイ作戦(Operation Popeye)などが有名だが、昨年にアメリカ本土を襲った相次ぐ大型ハリケーンもまた気象改変技術によるものではないかと一部の専門家から強い疑惑が投げかけられている。
一方、『UFO調査マニュアル』の著者であるUFO研究家のナイジェル・ワトソン氏が英紙「Daily Mail」オンライン版に語ったところによれば、アラスカ州のHAARP施設は、気象を操作し人心までをもコントロールできると考えている陰謀理論家の格好の標的になっていると指摘している。つまり、こうした現象を安易にHAARPに結び付けることに異議を唱えているのだ。
「ビデオクリップからは、何がこの光を発生させているのかはわかりませんが、それはHAARPが作動したことによるUFO的存在の幻影、またはHAARP起動によって誘導されたエイリアン宇宙船の地球接近ではないと思います。全体的な印象としては、陰謀理論家たちがエイリアンと接触している米国政府がHAARPという超極秘のスーパーテクノロジーを活用している証拠が持ち上がったとして喜んでいると思います」(ナイジェル・ワトソン氏)
陰謀論的な言説を展開するUFO情報ウォッチャーにとって今回の動画は心を躍らせるものであったようだが、ワトソン氏の言及はそうした流れに待ったをかけるものになった。ともあれ、昨年アメリカを襲ったハリケーンは一部から大きな疑惑の目を向けられている。
決してUFO研究家ではなくメインストリームに立つ理論物理学者のミチオ・カク教授も昨年、多発する米本土のハリケーンについて気象改変技術の関与を示唆しているのだ。はたして今回の動画はUFOと気象改変技術の存在の有力な証拠となるのか、関連する続報を注視したい。
(文=仲田しんじ)
参考:「Daily Mail」、「Mirror」、ほか
参照元 : TOCANA
2018.04.16
ドゴォォォオオーーーン!!!
耳を弄する轟音と激しい衝撃波が、小さな島全体を揺さぶった。サトウキビ畑で作業をしていた農民たちは思わず空を見上げ、粗末な家の中からも大勢が飛び出してきた。そして人々は、南東方向に立ち上る巨大な火柱を見つけた。
「またあの博士の実験か」
事態を確認した住民は、それぞれに納得して各々の仕事へと戻る。風に散らされて消えてゆく黒煙を、いつまでも飽かずに眺める子どもたちもいた。
1965年当時、カリブ海に浮かぶ島国バルバドスはイギリス支配下の自治領だった。その頃、この島の南東端パラゴン地区では、とある科学者が奇妙な実験を行っていた。
■1人の有能な科学者が大砲に魅了されるまで
科学者は名をジェラルド・ヴィンセント・ブルという。1928年、カナダのオンタリオ州ノースベイで生まれたブルは、幼少期より模型飛行機作りに熱中し、16歳でトロント大学の航空工学部に学んだ。
1949年、カナダ国防省国防研究評議会の資金提供でトロント大学に航空工学研究所が設立されると、ブルはここで超音速機用実験風洞の研究に従事。続いてカナダ国産の短距離ミサイル、「ベルベット・グローブ(Velvet Glove)」の開発にも関わっている。その傍ら、ブルは弱冠23歳にしてトロント大学から工学博士号を得ており、これは同大学の最年少記録で、現在も破られていない。
ミサイル開発に携わるブルは、開発主体であるカナダ武器研究開発機構(CARDE)に対し、新しく実験用風洞の建設を提案したが、あまりにも費用がかかりすぎるとして認められなかった。一方、CADREの砲兵たちはこう主張していた。
「風洞なんか作るより、大砲でミサイルの模型をブッ飛ばせばずっと安くデータがとれるぜ」
この言葉が、ブルの人生を大きく変えてしまう。以来、彼は大砲を用いた弾道実験に邁進するようになった。その方法は、ミサイルの模型を保護容器に入れて大砲で射出するというもので、容器は発射直後に飛散するようにできていた。標的に向かって内部の模型だけが超音速で飛んで行く仕組みだ。
■バルバドスとHARP実験
この頃、アメリカのアーサー・トルドー将軍がカナダを訪れ、ブルの実験を知って大いに関心を持った。こうしてブルは、カナダの軍部だけでなく、アメリカ軍にも人脈を広げて莫大な資金援助を得ることになった。
さらに彼は、バルバドス自治政府のエロール・バロウ首相の同意までとりつけて、1961年から同地で「高々度研究計画(High Altitude Research Program:HARP)」と呼ぶ一連の実験を開始したのだ。
HARPは、巨大な大砲を用いて宇宙空間に物体を打ち上げることを目的としていた。この計画が成功すれば、巨大な宇宙ロケットを建設するよりもずっと安価な費用で衛星を打ち上げることが可能になるはずだった。
ブルは、何度も改良を重ねながら実験を繰り返し、ついには戦艦用の41ミリ砲を継ぎ合わせて全長40メートルにも達する巨大砲を作り、何千回と発射実験を行った。ブルは後にカナダとアメリカでも同様の実験を行い、重さ180キログラムの物体を高度180キロの宇宙空間まで到達させることに成功した。しかし、衛星打ち上げという当初の目的は達することができず、HARP計画は1968年に打ち切られた。
■フセインと作った「バビロン砲」と謎の死
その後、ブルは射出兵器の専門家として、各種の新しい大砲や砲弾の設計を行った。アメリカだけでなくイスラエルや南アフリカなど、世界各国が彼の顧客となった。この成果が認められ、ブルにはアメリカ国籍が授与された。しかし1980年、当時は経済制裁下にあった南アフリカに榴弾砲を輸出したとして逮捕され、出所後はベルギーに拠点を移す。それでも彼は、世界各国を相手に武器設計の仕事を続けた。
この頃のブルに接触したのが、かつてイラクの独裁者であったサダム・フセイン大統領である。フセインはブルのHARP計画に目をつけ、それを上回る巨大な大砲の設計を依頼した。名付けて「バビロン計画」である。かつてイスラエルを征服した新バビロニア王、ネブカドネザル2世に自らをなぞらえる、自身の野望を込めた命名だった。この計画が完了すれば、全長150メートル、口径1メートルもある超巨大砲が、イスラエルやイランはもちろん、理論的にはアメリカ本土さえ射程に収めるはずだった。
しかし、1990年3月、ブルはベルギーの事務所前で射殺死体となって発見される。バビロン計画自体はすでに動き出していたが、イギリスの税関で“石油パイプラインの一部”と称する部品が摘発されたことからフセインの野望が発覚。建設途上だった超巨大砲、通称「バビロン砲」も1991年の湾岸戦争の後処理の一環として破壊された。
バビロン砲は、フレデリック・フォーサイスのスパイ小説『神の拳』の主題ともなっているが、ブルを暗殺したのが誰かは、今もって謎に包まれたままである。イスラエルの諜報機関、モサドの仕業という説も巷間に流布しているが、そもそもモサドは民間人は殺害しない。
一方、ブルの遺産ともいえる巨大砲の残骸は、今もバルバドス南東部、パラゴン地区の海岸にある軍事基地の中に、ひっそりと眠っている。まるで悲運の天才科学者の墓標であるかのように。
羽仁礼(はに・れい)
一般社団法人潜在科学研究所主任研究員、ASIOS創設会員
参照元 : TOCANA
【衝撃映像】旅客機の乗客が不気味すぎる「シリンダー型UFO」をガチ激撮! 嵐の中で真っ赤に輝き… HAARP実験説も急浮上!
2018.04.15
眠りに落ちていた乗客が目を覚ますと、旅客機の窓の外は雷光激しい大荒れの天候。寝ぼけ眼でよく見れば、そこに真っ赤に輝く一筋の光が浮かんでいた――。
■旅客機の乗客が撮影した赤色に輝くシリンダー型UFO
米ジョージア州のアトランタ空港を飛び立ちラスベガスへ向かう旅客機がテキサス上空に差し掛かったところで、それまで眠りに落ちていた乗客のチャン氏(自称)は目を覚ました。窓の外は雷鳴が轟く大荒れの天気だったのだ。
ときおり稲光がフラッシュする窓の外をよく見ると、チャン氏は細長い赤い光の存在を認める。
見れば見るほど不気味で異様な光にチャン氏の眠気も吹き飛び、あわててスマホを取り出してカメラのレンズを窓の外へと向けた。しかしあいにく僅かなバッテリー残量を残すのみで、数十秒の動画を数回収録した後にスマホの電源が落ちてしまった。
ともあれこの動画がネットにアップされるや、多くのUFO研究家の目に留まって各種の見解が寄せられることになる。陰謀論系の筋からは、これはエイリアンの宇宙船かあるいは米軍の気象改変実験で発生した現象であると指摘している。もし後者であるとすれば、窓の外の嵐は、気象改変技術によるものであったことになる。
この話題をいち早く取り上げたYouTubeチャンネル「Secureteam10」の解説では、この映像は航空機から撮影された動画の中で最も異様なもののひとつであると説明している。また動画のコメント欄にはさまざまな見解が寄せられている。
地球由来のものではない本物のUFOであるという声はもちろん、悪天候で見えなくなっている旅客機の翼のライトなのではないかという指摘や、室内のノートPCなどの光源が窓に反射しているのではないかという現実的な見解、あるいは、雲の隙間から漏れた太陽光が反射しているのではないかという意見もある。専門家からいちげんのユーザーまでをも巻き込んで注目を浴びているこの謎の光の正体やいかに?
■HAARPの起動による嵐発生&UFO出現なのか!?
かつて英国防省でUFOや未解決事件を担当したUFO研究家のニック・ポープ氏は、この時に気象が操作された可能性を指摘している。具体的にはアラスカにある地球の電離層と地球近傍の宇宙環境で発生する自然現象を探求する施設・HAARP(High Frequency Active Auroral Research Program)の起動である。それによってこの動画が撮影された日の嵐のような気象の変化が引き起こされると考えられているのだ。
「これは興味深いビデオです。HAARPが暴風雨に関連した気象現象を引き起こしているのかもしれませんが、多分それ以上のことがあります。HAARPと気象コントロールについては“臆測”とされていますが、気象改変技術が存在するという事実を否定することはできません。たとえば、人工降雨(cloud seeding)などはかなり前から指摘されています」(ニック・ポープ氏)
▼アラスカにあるHAARPの施設
米軍の気象改変計画としては、ベトナム戦争で行われたポパイ作戦(Operation Popeye)などが有名だが、昨年にアメリカ本土を襲った相次ぐ大型ハリケーンもまた気象改変技術によるものではないかと一部の専門家から強い疑惑が投げかけられている。
一方、『UFO調査マニュアル』の著者であるUFO研究家のナイジェル・ワトソン氏が英紙「Daily Mail」オンライン版に語ったところによれば、アラスカ州のHAARP施設は、気象を操作し人心までをもコントロールできると考えている陰謀理論家の格好の標的になっていると指摘している。つまり、こうした現象を安易にHAARPに結び付けることに異議を唱えているのだ。
「ビデオクリップからは、何がこの光を発生させているのかはわかりませんが、それはHAARPが作動したことによるUFO的存在の幻影、またはHAARP起動によって誘導されたエイリアン宇宙船の地球接近ではないと思います。全体的な印象としては、陰謀理論家たちがエイリアンと接触している米国政府がHAARPという超極秘のスーパーテクノロジーを活用している証拠が持ち上がったとして喜んでいると思います」(ナイジェル・ワトソン氏)
陰謀論的な言説を展開するUFO情報ウォッチャーにとって今回の動画は心を躍らせるものであったようだが、ワトソン氏の言及はそうした流れに待ったをかけるものになった。ともあれ、昨年アメリカを襲ったハリケーンは一部から大きな疑惑の目を向けられている。
決してUFO研究家ではなくメインストリームに立つ理論物理学者のミチオ・カク教授も昨年、多発する米本土のハリケーンについて気象改変技術の関与を示唆しているのだ。はたして今回の動画はUFOと気象改変技術の存在の有力な証拠となるのか、関連する続報を注視したい。
(文=仲田しんじ)
参考:「Daily Mail」、「Mirror」、ほか
参照元 : TOCANA
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