クフ王の埋葬室か…ピラミッド内に巨大空間発見

2017/11/2(木) 21:07配信

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名古屋大などの国際研究チームは2日、エジプト・ギザにあるクフ王のピラミッド内部に巨大な空間があるとの調査結果を、英科学誌ネイチャーで発表した。

研究チームは、宇宙から飛来するミュー粒子を使ってピラミッドを透視。巨大通路「大回廊」(全長約50メートル)の約20〜30メートル上に未知の空間があるのを発見した。詳しく分析したところ、全長が約30メートルもあることがわかった。チームの森島邦博・名大特任助教は「大回廊に匹敵する規模の可能性がある」と話す。

名大の河江肖剰(ゆきのり)共同研究員(エジプト考古学)は「王の埋葬室の可能性もある」とみる。従来は「王の間」が埋葬室と考えられてきた。しかし、河江さんによると、王の間の天井には古いひび割れがあり、崩れる危険がある場所に埋葬するとは考えにくいことから、本当の埋葬室は別の場所だという説もあった。河江さんは「今回見つかった空間に本当の埋葬室があるかもしれない」と話している。

参照元 : 読売新聞


1922年に考古学者、及び写真家によって撮影された、エジプトの都市テーベ、王家の谷にあるツタンカーメン王の墓の内部。

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