【緊急警告】北朝鮮が水爆実験すると10日後に“日本終了”が判明! 出血、がん、脱毛、嘔吐…「核の雲」はこうして拡大する!

2017.10.04

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先月22日、北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は太平洋上での水爆実験の可能性に言及。それを受け、「包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)」が、太平洋上で核兵器が使用された場合の放射性物質の拡散を予想したシミュレーションを発表した。

■2週間で北半球が放射性物質の雲に包まれる

英紙「The Telegraph」(29日付)などによると、CTBTOのラッシーナ・ゼルボ準備委員会事務局長が、自身のTwitter上に「同位体元素を潜在的に含む雲のラフなシミュレーション」を投稿。核爆発から2週間内の放射性物質の拡散状況が予想されている


シミュレーションを見てみると、放射性物質を含んだ雲はゆっくりと米国に拡散、日本に到着するのは爆発からおよそ10日後のようだ。この頃には放射性物質は北半球を一周し、広範囲にわたって汚染が広がっている。CTBTOは放射性物質の拡散による被害には言及していないが、米「CNN」のニュースに出演した、世界的な理論物理学者であり未来学者のミチオ・カク氏の発言が1つのヒントになるだろう。

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カク氏は、1954年にアメリカ軍が太平洋上のビキニ環礁で行った水素爆弾実験に巻き込まれ被曝したマグロ漁船「第五福竜丸」に言及。同船員が急性放射線症を発症し、歯茎からの出血、脱毛、嘔吐感、皮膚損傷など「恐ろしい結果を招いた」ことを伝え、もし北朝鮮が太平洋上で核実験を行えば、民間人に同様の被害が出る恐れがあると警告している。

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「この漁船(第五福竜丸)がクルーズ船、あるいは海軍の軍艦だったらどうでしょう。国際的事件に発展する要素はいくらでもあるのです。それと、マーシャル諸島の人々のことも忘れてはいけません。米国の水爆実験に伴い島民は非難し、汚染された島に戻りました。そして2度目の避難時には、出生異常、がん、甲状腺異常の割合が顕著に上昇していたのです」(ミチオ・カク氏)

■北朝鮮は本当に水爆を保有しているのか?

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米ジョンズ・ホプキンス大学が運営する北朝鮮分析が専門のウェブサイト「38 North」によると、北朝鮮が23日に行った7回目の核実験で使用された爆薬量は、広島型原爆の16倍以上、250キロトンに相当すると見積もられているが、北朝鮮は本当に水爆を保有しているのだろうか? カク氏の意見を見てみよう。

「現在、北朝鮮が本物の水爆を持っているとは思いませんが、いずれ持つようになることは疑いありません。同じことは60年代の中国にも言えます。人々は『中国が水爆を持つなんてありえない』と言っていましたが、今や中国は水爆を保有しています。ですから、北朝鮮が水爆を今持っていないとしても、いずれ持つものだと考えて対応しなければならないのです」(ミチオ・カク氏)

10月10日の「朝鮮労働党創建記念日」の前には、新たな弾道ミサイルが発射される可能性もあるといわれているが、もし北朝鮮が核実験を行った場合、米朝が戦争に突入する可能性もあり、もちろん我が国にとっても他人事ではない。果たして、北朝鮮に水爆実験をする意思があるかどうかは計りかねるが、カク氏が言うように“いずれその時が来る”ことはゆめゆめ忘れないでおきたい。

(編集部)

参考:「The Telegraph」、「Daily Mail」、ほか

参照元 : TOCANA