神戸殺傷、母屋で祖父襲撃か 土間に大量の血痕

2017/7/21(金) 15:57配信

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神戸市北区の5人殺傷事件で、祖父の南部達夫さん(83)への殺人容疑で逮捕された無職竹島叶実(かなみ)容疑者(26)の自宅母屋の土間に大量の血痕があったことが21日、捜査関係者への取材で分かった。事件発生の16日早朝、土間付近で南部さんを金属バットで殴る同容疑者の姿が目撃されており、兵庫県警有馬署捜査本部は南部さんを殴った直後、土間の調理場にあった包丁で切り付けた可能性があるとみて調べている。

捜査関係者らによると、16日午前6時19分に「助けに来てくれ」と南部さん本人が110番。竹島容疑者の母(52)はその前後に金属バットで南部さんを殴る同容疑者を母屋の土間で見たと証言している。南部さんは母屋の玄関先で死亡しているのを有馬署員に発見され、死亡推定時刻は同6時25分ごろだった。

同本部は竹島容疑者が母屋とは別の棟で生活していたことを既に把握。同容疑者が母屋にいた南部さんをバットで襲い、土間で殴る中、近くの包丁で殺害したとみて土間の血液をDNA型鑑定して調べる。

一方、同本部は21日、司法解剖の結果、南部さんの妻で、母屋とは別棟で死亡していた観雪(みゆき)さん(83)の死因を頭から背中付近を刃物で複数回刺されたことによる失血死と発表。肺まで達する刺し傷があり、頭部には殴られたような痕もあった。死亡推定時刻は16日午前6時25分ごろで、同本部は南部さんと前後して襲われたとみている。

参照元 : 神戸新聞NEXT

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