茅ケ崎市立病院の薬剤師を逮捕 54万円相当の薬品盗んだ疑い

2017/4/15(土) 13:33配信

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勤務する茅ケ崎市立病院から薬剤を盗んだとして、茅ケ崎署は15日、窃盗の疑いで、同病院薬剤師の男(32)=海老名市河原口3丁目=を逮捕した。

逮捕容疑は、14日午後1時20分から同30分ごろまでの間、茅ケ崎市本村5丁目の同病院地下1階の薬品倉庫で、薬品7箱(時価計54万円相当)を盗んだ、としている。

同署によると、薬品は同容疑者のバッグの中から発見されたが、「薬品を持ち出したことは間違いないが、盗んでいない。バッグに入っている薬品のことは知らない」と供述、容疑を否認しているという。同容疑者が服のポケットからバッグに薬品を移し替えるのを同僚が目撃した。

同病院によると、盗まれた薬品3種類はいずれも抗がん剤で、通常は倉庫で保管。14日にそのうちの一つ、エルプラットを治療で使用する旨が医師から伝えられたため、同容疑者が倉庫から取り出したが、最終的に医師の判断で投与は中止。その後、薬品は倉庫に返品されていなかった。

同病院では3月下旬、白血病治療などに使用する薬品7箱(時価計34万5千円相当)がなくなっていることが判明。同署に盗難の被害届を提出していた。同署が関連を調べている。

服部信明市長は「市民の信頼を著しく損なうもので誠に遺憾。深くおわび申し上げる」と謝罪。仙賀裕病院長は「二度とこのようなことが起きないよう管理体制を徹底する」とコメントした。

参照元 : カナロコ by 神奈川新聞