【衝撃】グーグルムーンで月面を移動する宇宙人基地が発見される! やはりUFOは月から地球にやって来ている可能性

2017.04.08

「みんなに伝えてくれ。月にはサンタクロースがいる」

人類初の月軌道周回ミッションを成功させたアポロ8号に乗る3人の飛行士は、地球へ帰還するためのエンジン噴射作業を、ヒューストンとの通信が途絶える月の裏側を周回中に行わなければならなかった。うまくいった。アポロ8号が月の裏側から抜け、通信が回復した時、ジム・ラヴェル司令船操縦士がヒューストンに伝えたのが冒頭の一言だ。1968年12月25日のことだった。

2017-04-11_154309

■月探査ミッションとUFOの深い関係

その後、無事に地球へと帰還したアポロ8号であったが、この意味深な発言に疑問を感じる人は少なくなかったようだ。エンジンの点火に失敗すれば、アポロ8号は月周回軌道に取り残されることになる。飛行士たちの命運を左右する、かなりの緊張感を伴う作業だったはずだ。その作業に成功した者が、開口一番こんな言い方をするだろうか? 第一、手に汗握りながら成功の知らせを待っているヒューストンに対して不親切ではないのか――? これは、果たして“おシャレな言い回し”の範疇に収まるのだろうか……。

2017-04-11_154342

アポロ8号に乗った3人の宇宙飛行士たちは、人類史上初めて月の裏側を見た。冒頭の発言は、月の裏側の様子を伝えるための一種の暗号であり、“サンタクロース”とはUFO、或いは宇宙人の基地を指し示していたのではないか。一部の人たちの間ではこのような解釈が広まり、NASAは月の実態を隠蔽していると囁かれた。突飛な考えのように思われるかもしれないが、当時はまだ未知の世界だった月の裏側には、誰もが大きな関心を寄せていたのだ。

2017-04-11_154411

二次大戦中から目撃が報告されるようになったUFOは、終戦以降はアメリカ各地で目撃されるようになっていた。1952年には、首都ワシントンD.C.の上空を68機もの「オレンジ色に輝く巨大な球体」が飛び回るという事態が発生しており、かねてよりUFOは月の裏側にある前線基地から地球へとやって来るのではないか、と噂されていたのだ。そのような時期に飛び出した“サンタクロース”発言が、再び脚光を浴びたのは1987年。かつてアポロ15号に搭乗した宇宙飛行士ジム・アーウィン氏が、「サンタクロースはUFOを指す暗号だ」と暴露したのだ。

アポロ8号の月軌道周回ミッションから半世紀近く経過した今、事態は変わっていない。疑惑は疑惑のまま、月にまとわりついている。誰もが家にいながらにして、月面を調査することができるアプリ「グーグルムーン」も登場したことによって、月面に存在する不可解な物体も多数報告されるようになり、謎はより深まった感すらある。

■月面をエイリアン基地が移動している!?

英紙「Daily Mail」、「THE Sun」など複数の海外メディアが伝えるところによると、先月、そんな月面でまたしても不可解な物体が見つかり物議を醸しているという。そして、第一発見者である陰謀論YouTubeチャンネル「secureteam10」は、投稿した動画内で“新たな説”を提唱している。なんと、「月にあるエイリアンの基地は移動している可能性がある」というのだ……!

「secureteam10」にとっては、もはや月に“サンタクロース”がいることなど自明の事実ということのようだ。では早速、問題の動画をご覧いただこう。



2017-04-11_154528

アメリカの月周回衛星「ルナー・リコネサンス・オービター」が撮影した画像には、宇宙空間に小さく光る物体が写り込んでいる。「secureteam10」は、このいびつな物体に見覚えがあった。昨年9月、月面上で発見された謎の構造物と同じ物体ではないか、というのだ。

2017-04-11_154548

2017-04-11_154559

月面で発見された構造物は丸く、宇宙空間で撮影された物体は、角ばった形状をしている。しかし、どちらの中心部にも突起のような部分がある。撮影された角度がそれぞれ違うため、形状が違って見えるということのようだ。「月に存在するエイリアンの基地は、そのまま飛行する能力を持っている」という「secureteam10」の主張は多少強引な気もするが、他の根拠も示されている。

2017-04-11_154623

■移動式基地は過去にも撮影されていた!

2017-04-11_154652

この月面写真は、アポロ計画の時に撮影された。丸い大小のクレーターの中に、ただ一つ、三角形の黒い影がはっきりと写っているのだ。月に空いた穴なのだろうか。それとも、三角形の物体が存在しているのか――? いずれにせよ、自然に形成されたとは思えない完璧な直線に囲まれているではないか。

「secureteam10」がグーグルムーンを使って、問題の物体が撮影された地点を確認しようとしたところ、すでに三角形の影は消えていたという。指摘するまでもなく、クレーターが跡形もなく消えるはずはない。「secureteam10」は、先の物体と同じく、この三角形の物体も移動式の基地だったのではないか、と主張しているのだ。

今回の話をどう解釈するかは読者一人ひとりに委ねられているというほかないが、少なくともこれだけの“証拠”が揃っている今、地球にとってもっとも身近な天体である月でさえも、まだまだ数多くの謎に満ちていることだけはおわかりいただけるだろう。

(坂井学)

参考:「Daily Mail」、「THE Sun」、「UFO Sightings Daily」、ほか

参照元 : TOCANA


月面基地

2017-04-11_202747

月面基地(げつめんきち、moon base、またはlunar base)は、月(地球の衛星)の表面に建設される、人間の居住空間を伴ってある程度恒久的な基地のこと。各国の計画やSFを含むフィクション作品に出現する。アポロ計画が成し遂げた月面着陸時から、にわかに現実味を帯びてきたが、その後の宇宙開発計画の縮小・凍結により実現は遠くなった。しかし2000年代に入り再び、世界各国で建設に向けた計画が提案されている。

各国の月面基地計画
各国の宇宙機関・企業により、次のような月面基地の構想・計画が発表されている。しかし、2014年現在実際の建設に向けた道筋は立っていない。

アメリカ合衆国
アメリカ航空宇宙局 (NASA) は2006年12月、月面基地の建設構想を発表した。この発表では、2020年までに建設を開始し、2024年頃には長期滞在を可能とするとしていた。また、各国の宇宙機関や民間企業にも参加を呼びかけており、ISS同様の国際基地となる見込みであった。建設地としては、月の南極に存在するシャクルトンクレーター付近が最有力地として挙げられていた。前段階として2009年、新型ロケットや月面着陸船を開発するコンステレーション計画を本格的にスタートさせたが、2010年にバラク・オバマ大統領により計画が中止されたため月面基地構想は白紙化された。

ロシア連邦
ロシア連邦宇宙局は2007年8月、2025年までの有人月面着陸と、2028年〜2032年の月面基地建設を柱とした、長期計画を発表した。長期計画では、2015年までに新型の宇宙船を開発するともしていた。しかし、2014年の報道では、2040年までの基地建設を目指すとされており、計画時期が大幅に後退している。

日本
日本の宇宙航空研究開発機構 (JAXA) も2006年7月31日の月周回衛星 (SELENE)シンポジウムにて、2020年前後の有人月面着陸と、2030年前後の月面基地建設構想を明らかにしている。この月面基地は定員が2,3人で、居住棟、発電・蓄電システム、研究施設などから構成されるとしている。しかし2014年現在までに、有人宇宙飛行に向けた具体的な発表はなく、長期目標の域を出てはいない。

その他の国々
中国国家航天局やインド宇宙研究機関なども有人月着陸、月面基地を構想し、調査計画を進めている。

月面基地の構造
月面基地の形状・材質については様々なアイデアが考えられている。以下に、代表的な月面基地の構造を記述する。(月の植民#構造物の項目も参照)

円筒型モジュール構造
宇宙ステーションのモジュールのような、円筒形のモジュールをつなぎ合わせる構造。使用済みのロケットを再利用することも考えられている。

インフレータブル構造
空気圧で膨らませるドーム状の構造。地球からの運搬コストを削減でき、また容易に大空間を確保することができる。

コンクリート構造
月の土から作成したコンクリートによる構造。コンクリートに必要な材料のうち、水以外は容易に月で入手できるため、同様に運搬コストを削減することができる。その他、月の地下に存在すると予想される溶岩洞を利用すること等も考えられている。

月面基地建設の有効性
現在、有人宇宙飛行で月に到達するには莫大な費用がかかり、それに対する成果も少ないとして、月探査や惑星探査の場合は無人探査機を用いることが主流となっているが、やはり有人探査の方が成果は高いと考えられている。

月面基地は有人探査を阻む、費用対効果(費用に見合う成果が出せない)問題を解決する為に作られる。月面に有人の基地があれば、月に関する詳細なデータを収集することが出来、さらに他の惑星への有人探査の基地となるため、各国において現在計画されている。

さらに、月面基地が完成し本格的な稼働を始めれば、月への人類の移住が始まり、それに伴う新たな資源採掘が進めば人類のエネルギー問題にも明るい兆しが見える可能性もある。また、月の重力は地球の約6分の1であるため、宇宙ステーションなどの無重量状態とはまた違った実験が出来る可能性がある。

参照元 : wiki/月面基地