ロシア「2035年までに“200兆円”つぎ込んでテレポーテーションを実現する」→国営メディアが急遽全否定する異常事態に発展!

2016.06.26

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環境汚染や資源の枯渇が危惧される現代において、国家が未来に向かって持続的発展を遂げるためには「科学・技術立国」以外の選択肢はありえない。世界中の国々が、科学技術の振興を競争力向上の決定的要素と位置づけており、その成否によって将来の明暗がわかれることは間違いないだろう。

そのような中、ロシアが世界を仰天させるプランを打ち出した。なんと、「今後20年以内にテレポーテーション技術を確立する」というのだ。早速詳細についてお伝えしよう。

■テレポーテーション技術は夢物語ではない

今月22日、英紙「The Telegraph」が報じたところによると、“テレポーテーション計画”はロシアの国立科学研究機関が打ち出した科学・技術立国プラン「国家技術イニシアティブ」に含まれているという。
 
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空間を物理的に動くことなく、一点から一点へと瞬時に移動するテレポーテーション技術など、SF作品だけの夢物語だと考えている読者がいるかもしれない。しかし、これまでトカナが何度も報じているように、世界中の研究機関が“本気で”テレポーテーションの実験を行っている。

2014年5月には、デルフト工科大学(オランダ)の研究チームが「量子もつれ」を利用して“100%の精度で”瞬時に情報を転送することに成功した。さらに米中の共同チームは、この「量子テレポーテーション」の技術を応用して微生物を瞬間移動させることを試みている。まだまだ物質を転送することの課題は山積みだが、テレポーテーションは決して夢物語などではなく、実現すべき目標として日夜研究が行われているのだ。

そして、クレムリン肝いりの「国家技術イニシアティブ」では、2035年までにテレポーテーション技術を確立するため、総額200兆円もの予算がつぎ込まれる予定だ。計画の責任者であるアレクサンダー・ガレツキー博士は、ビジネス紙「Kommersant」(22日付)のインタビューに次のように答えている。
 
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「現代の私たちを取り巻くテクノロジーのほとんどは、20年前のSF映画からの引用のようなものですよ。テレポーテーションだって、今後20年で達成される」

近年、ロシアの科学技術は国家による戦略的支援のもと目覚ましい向上を遂げており、今後数十年のうちに量子コンピュータや神経インターフェイス(人体とコンピュータを直接繋ぐ技術)の分野において、同国がトッププレイヤーの地位に上り詰めることも十分に考えられるとのことだ。

■ロシア国営メディアが即座に否定!

もしも人類がテレポーテーション技術を手にしたら、日常生活が一変するのみならず、安全保障の分野にも相当なインパクトがもたらされることになるだろう。そして、まるでそれを物語るような事態が進行中だ。今回の「国家技術イニシアティブ」が西側メディアによって報道されると、その直後に、ロシア側がテレポーテーション計画を否定しはじめたのだ。

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ロシアメディア「スプートニク」(旧:「ロシアの声」)は、英紙「Telegraph」の記事が配信されると、計画筋の話として「それは量子情報通信の話であって、量子テレポーテーションのことを指しているわけではない」と報じている。

まさに、テレポーテーション技術の開発競争に拍車がかかることを防ごうとしているような印象を受けないだろうか? 実質的なロシア国営メディアが、これほど早いタイミングで否定記事を配信すること自体、裏で何らかの意図が働いている可能性が高い。

数十年前、世界各国が他国より1日でも早く原子爆弾完成を完成させようと水面下でしのぎを削っていた構図が、再現されることになるのか? テレポーテーション技術をめぐる各国の“駆け引き”からも目が離せない。

(編集部)

参考:「The Telegraph」、「The Daily Mail」、「Sputnik」、ほか

参照元 : TOCANA