【速報】小保方晴子が告白本を出版「何者かがES細胞を混入して私はハメられた」

2016年1月27日

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STAP細胞捏造疑惑で世間を騒がせ、結局その存在を証明することができないまま理研を退職した小保方晴子さんが本を出版することが分かった。現在amazonで予約受付中になっているのは「あの日」という本。執筆者は「小保方晴子」となっている。

書籍は講談社より発売で、電子書籍として読めるKindle本となっている。長さは紙の本に換算すると258ページで量は少なめ。気になる内容はというと、研究者を志すところからSTAP細胞騒動について小保方さんの視点で綴られた貴重な一冊となっている。本は現在予約受付中で中身は見られないが、紹介文を見ると、「罠にはめられた」という前提で書かれているようだ。

STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、業火に焼かれる人間の内面を綴った衝撃の手記。
1研究者への夢 2ボストンのポプラ並木 3スフェア細胞 4アニ マル カルス 5思いとかけ離れていく研究 6論文著者間の衝突 7想像をはるかに超える反響 8ハシゴは外された 9私の心は正しくなかったのか 10 メディアスクラム 11論文撤回 12仕組まれたES細胞混入ストーリー 13業火etc.



注目すべきは12章の「仕組まれたES細胞混入ストーリー」だ。研究者の間ではその後の調査で小保方晴子さんがSTAP細胞と名付けたものはES細胞であることが明らかになった。12章はその事実を踏まえて、改めて誰がES細胞を混入させたのか犯人を推察するものであろう。

なおnetgeekでは以前、「同じ研究室のA子が手違いからES細胞を混入させてしまい、怒られるのが怖くて黙っていた。そして、その後はほくそ笑みながら勘違いした小保方さんを嘲笑っていた」というストーリーで論を展開していた。これはあながち間違いではない見立てだったのではないだろうか。

参考:小保方晴子を陥れたA子の裏ストーリー〜STAP細胞は私のミスから生まれた幻想なんです〜

小保方晴子さんは最後までSTAP細胞はあると言い続けてきた。しかし、今回の書籍ではES細胞だったということを認めている。

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監視カメラを設置したうえでの最後の再現実験が失敗に終わっても小保方晴子さんは「それでもSTAP細胞はある。私の生き別れた息子のような存在なのでいつか必ず見つけてみせる」と主張していた。STAP細胞の実験に何度も成功したという証言も撤回しなかった。にもかかわらず、ここにきて「ハメられた」と言い出したのは何か心当たりがあるからなのだろう。

人は時間が経つと様々な感情が薄れ、客観的に自分をみることができるようになるという。

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出版にあたって小保方さんはまずはじめに世間に迷惑をかけたことを謝罪した。世界中を騒がせた偉業の正体は何だったのか。本の帯には「真実を歪めたのは誰だ?」という文字が大きな文字で載せられている。

参照元 : netgeek


小保方さん手記出版 STAP騒動「真実を書こうと決めた」

2016年1月28日 05:30

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STAP細胞論文の著者だった理化学研究所の元研究員、小保方晴子氏(32)の手記が28日、講談社から出版される。小保方氏が退職後、まとまった主張をするのは初めて。「あの日」と題した同書で、一連の騒動について「真実を書こうと決めた」と執筆の動機を説明。理研によって存在が否定されたSTAP細胞が、本当に実在するかどうかについては触れていない。

小保方氏らが理研で会見し「STAP細胞」を発表したのが14年1月28日。「リケジョの星」として一躍時の人になった日からちょうど2年の節目に合わせ、ついに沈黙を破った。

前書きでは執筆の動機を「このまま口をつぐみ、世間が忘れていくのを待つことは、さらなるひきょうな逃げと思い、真実を書こうと決めました」と説明。講談社によれば、昨夏、小保方氏へ手記を提案。同社広報室は「当事者の見解を公表することは、STAP細胞をめぐる混乱の原因究明の上で意義があると考えています」とした。

担当者によれば、メールや電話、面談で打ち合わせを重ねて約4カ月かけて昨年末に書き上げた。小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士は「本人が体調が悪い中で、あった事実を書いた本です」とコメントした。

手記はSTAP細胞問題について「不勉強であったことを、心から反省し恥じています」と謝罪。小保方氏が研究者を志したころから始まり、一連の騒動を全253ページ、15章構成でつづっている。

12章「仕組まれたES細胞混入ストーリー」は、14年6月に「私を混入犯に仕立てる」動きがあったと指摘。共著者で元理研の若山照彦山梨大教授や、理研統合生命医科学研究センターが相次いで会見を開き、小保方氏がES細胞を使ってSTAP細胞を捏造(ねつぞう)したように画策したと主張している。

騒動の渦中にあった14年8月に自殺した上司の笹井芳樹氏については、13章「業火」で「笹井先生がお隠れになった。金星が消えた。私は業火に焼かれ続ける無機物になった」とショックの大きさを表現。検証実験中には、体重が30キロ台まで落ちこんだことを明かした。

「STAP細胞はあります」と断言した同年4月9日の会見の裏側も告白。会見3日前に体調不良で入院。会見に備えて、病院の美容院で髪を切ってもらっている最中、美容師が気遣いから週刊誌を渡してくれたが、精神的にも衰弱していた小保方氏は自身の写真が載った表紙を見て気絶したという。

同書ではSTAP細胞が本当にあるのかどうかという核心には触れていない。9000万円が投じられた理研の調査でSTAP細胞の存在は否定されたが、著書の反響次第では問題が再燃する可能性もある。

≪出版記念会見開かず≫講談社によると、「あの日」は初版5万部で1部1400円(税別)。出版に関して小保方氏が記者会見を開く予定はないという。一般的に著者への印税は約10%とみられ、それで計算した場合、小保方氏の手元に入るのは約700万円になる。

参照元 : スポニチ