北海道各地で大雨被害 広範囲で冠水 死傷者も

2015/10/09 05:51
 
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台風23号から変わった温帯低気圧の影響で、北海道の広い範囲で建物の浸水などの被害や死傷者が出ています。避難指示が出されている北海道美幌町から報告です。

(吉田麗人記者報告)
美幌町日の出地区では、雨や風の勢いは8日夜よりは弱まっているように感じられます。ただ、時折、強い風が吹いて体温を奪っていきます。しかし、大雨の影響で、この辺り一帯で発生した浸水被害を受け、水をポンプでくみ上げて川の方へと戻す作業が夜通しで行われています。浸水被害は8日午後に発生し、美幌町全体で約500世帯、1000人以上に避難指示が出されました。なかには家に取り残された人もいて、道から要請を受けた自衛隊が救出作業を行ったということです。

救助された人:「助かったよ、こんなになってると思わなかった。1人だったからどうしようと思っていた」

道内では、これまでに2市6町で438人が避難しています。また、低気圧の影響とみられる事故で、別海町では76歳の女性が死亡しました。また、7人がけがをしています。道内は、オホーツク海側でこれまでの大雨で洪水の危険度が高くなっています。引き続き、9日昼すぎまで河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。また、海はおおしけの状態が続きます。昼前まで高波にも警戒が必要です。

参照元 : テレ朝ニュース



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